都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

人気若手俳優を映画声優にするのは、もう止めて欲しい

最近映画館に行くと、予告でアニメ映画が流れます。

そして、声優がほぼ人気俳優・女優なことにドン引きしています…

天気の子



森嶋帆高(醍醐虎汰朗)、天野陽菜(森七菜)、須賀圭介(小栗旬)、夏美(本田翼)、冨美(倍賞千恵子)、天野凪(吉柳咲良)、安井(平泉成)、高井(梶裕貴)

きみと、波にのれたら



雛罌粟港(片寄涼太)、向水ひな子(川栄李奈)

二ノ国



ユウ(山崎賢人)、ハル(新田真剣佑)、コトナ(永野芽郁)

ハローワールド



堅書 直実(北村匠海)、一行 瑠璃(浜辺美波)、カタガキ ナオミ(松坂桃李)

空の青さを知る人よ



金室慎之介(吉沢亮)、相生あかね(吉岡里帆)

…こんなに人気の俳優使うなら、実写化しろよ…

そして申し訳程度に梶裕貴を入れて

「人気声優入れましたから!」

ってしてるのも、なんだかなぁって感じ。

いや、もう私もあまりアニメ観なくなっていて、少年少女のファンタジーとか恋愛モノとか

「はぁ、そっすか」

って感じで観る気ない、ターゲット外だから良いっちゃ良いのですが。

最後にハマったアニメは、今のところ「ユーリ!!! on ICE」だなぁ。

その前が「進撃の巨人」の1期。

昔は俳優使うと言えばジブリで、ハウルの時はキムタクが叩かれたものでした。



それまでは、まだ「この人なら役に合ってそう」って人を起用していたのに、キムタク人気に縋ったみたいでねぇ。

ジブリは元々「声優の巧さより、キャラクターを重視してキャスティングしている」と言ってますが、未だにハウルはキムタクと合っていたのか謎。

ちなみに、「風立ちぬ」の庵野秀明は、私は結構良かったと思っています。



俳優女優モノでも「この世界の片隅に」の、のんは良かったですねー。



あ、あと「るろうに剣心」の涼風真世も、発表時には騒ついたけど、あれはあれで浸透して良かった例かも。



人気かどうか、じゃなく、キャラクターに合ってるかどうかで選ばれているなら、全然良いんです。

「声優の仕事はプロに任せろよ!」

と言うほど、私は声優詳しくないし、思い入れないし。

速水奨全盛期で知識止まってますから…


しかし、ジャパニメーションが世界で賞賛されて以降、低品質なアニメ映画が増え、それを人気俳優女優で補うビジネスには、本当に心底嫌気がさします。

私は特に「きみと、波にのれたら」は予告観てるだけでウンザリ。

絵が下手だし、ストーリーもベタだし。

試写会で観た人が「予告のまま、捻りのない薄っぺらいお話」と感想書いてるけど、でしょうねぇ。

死んだ恋人を忘れられないお話なら、おかざき真里の短編マンガで「ワンピース」という良いお話ありますよ。



なんでこんな変な流れになったの?

「声優オタクより、若手俳優オタクの方が多い」

ってことですか?

「若手俳優オタクは根がオタクだからアニメも喜ぶ」

ってことですか?

ちなみに過去にはやたらと宮崎あおいが声優起用された時代もありました。(おおかみこどもの雨と雪、バケモノの子)

当時は今ほど、若手人気俳優ならなんでもぶち込め!って感じではなかった気がするなぁ。
なんかね、私ももうアニメとか漫画とかそんなに語れないんですけど、名作は観てきているわけで。

そして好きな俳優がキャスティングされて、SNSでアンチが湧くのを見るのも辛いのよ…

「アラジン」の中村倫也は、公開前は「イベント登場時の歌が下手、ミュージカル俳優にやらせろ」ってアンチが多かったですねー。

単に人気俳優だから起用された、と思った方が多かったみたい。

ですが、いざ公開されたら

「観にいったら、すごく良かった!

皆んなが中村倫也を演技派と言う意味が分かった。

よく知らずに叩いてごめんなさい」


と謝る方が続々と出てきて驚きました。

わざわざ謝るってあまりSNSでは無いことだと思っていたので、それだけ気持ちを動かせたことにも驚きますね。

でも、あちらはディズニーだからさ、童心を忘れない素敵な方が観ている率も高いと思うけど、日本のアニメ映画だとまた客層違いますしね…。

「アラジン」ならぬ中村倫也の「トモジン」吹き替えネタバレ感想

金曜から公開されている映画「アラジン」吹き替え版を観ました。コレは感想、人によってかなり違うでしょうねー。私は「中村倫也が声優やっていなかったら、観なかった。でも、極彩色の衣装美術が華やかで、歌とダンスも楽しめた」というタイプです。結構SNSでは、ジャパンプレミアの時の生歌で「中村倫也は歌が下手。カラオケ上手い人レベル」と叩かれていて、ディズニーに思い入れの無い、声優にも思い入れの無い私は「何でもか...




しかし、声優と俳優のコラボみたいなのも本当に増えましたね。

菅田将暉が「シャザム」の吹き替えした時は、ラジオゲストに緒方恵美とか来てて、

「おぉー蔵馬だ」

となりました。

俳優の自然体風な演技が合う作品もあれば、声優ならではのしっかりとした演技が合う作品もあるので、

「この配役なら儲かる」

ではなく

「この配役なら、ターゲット層以外からも評価される」

という、愛のある作品作りをして頂きたいです。

いや、制作陣としては

「アニメ声ではなく、キャラクターを人間として感じられる演技が出来る人にやって欲しい」

って意図がある作品も、もちろんあると思います。

でもさーこんなに立て続けに若手俳優するの?

って言うかアニメ映画作り過ぎじゃない?

と思ってググったら、アニメ業界は本数多いから業績が伸びていて、東映アニメーション、創通、トムス・エンタテインメント、サンライズ、ぴえろの5社が売上の6割を占めているそうです。

でも現場はブラックなままだと…

アニメ業界は二極化が加速 市場活況も「現場」はブラック 進まぬ利益還元

とにかくどんどん上映して円盤化してお金を作りたい、

その為には子供やアニメ好きだけじゃなく、若手俳優好きも取り込みたい

という意図が丸見え過ぎて、観客が萎えるって…どうなの?


「名探偵ピカチュウ」のように、ピカチュウ観ていても西島秀俊の顔がチラついてしまうこともあります。

そういう意味では、まだ声に印象が無い若手を使いたいのかな?

でも、どう見ても人気ありきでキャスティングしてるよなぁ。

なんかこう、円盤を売る時代はもう終わってきていると思うし、オンデマンド配信で永続的に儲かる仕組みは出来ないんですかね?

オンデマンド配信も月額見放題が多いから、単価安いんだろうけど…

私の友人はアニメ好き何人かいますが、そういう人達は若手俳優使ってるようなアニメは、馬鹿にしていて観ません。

今のこの流行りは、そう長くは続かない気がするなぁ。


結局、アニメを観る側がどこでお金を落とすのが良いことなのか、難しいですね。

私も進撃の巨人やユーリ好きだけど、オンデマンド配信で観たりしたし。

コラボグッズ買っても、アニメ会社にはあまりお金は落ちないそうですが…でも円盤は要らないの…タイアップのお菓子や飲み物は買ったけど…

ま、グダグダ書いててアレですけど、私、「君の名は。」観てません。

「馬鹿にしてたけど、観たら良かった」

って人の話たくさん聞いたんですけどね…

友人が「意地でも観ない」と言っていたので、賛同してしまいました。

でも30日にテレビ放送されるようなので、そこで観るかどうか、かなぁ。


なんかもう、絵の綺麗な少年少女の恋愛とかファンタジーとか、面倒なのよ…

そういう私みたいなのも、好きな俳優を声優にしたら観るだろ?

と言われてるみたいな空気も嫌なのよ…

なんて愚痴っているのは、「二ノ国」の声優が新田真剣佑だと公表され、早速叩かれているからです。

しかもあの映画、元のゲームから設定変えてオリジナルストーリーにすると共に、恋愛要素ぶっこんでるところが萎えるわ。


なんかなー、映画の宣伝も、テレビ離れが進んでいて、うまくいかなくなってる気がしますよね。

で、ネットニュースに載せるために、話題の俳優起用しないと、映画の存在自体が周知しなくなってるのかなぁ。

あ、あと最近の映画業界の

「情報解禁までに出演者予想させて焦らす」

というやり口も、イヤらしいなぁ、と思って大嫌い。

拡散してもらうのをニヤニヤしながら待ってる感じがする。

いや、予告映像で興味惹かせてよ。

その予告映像自体、全然観る機会がないけどさ。

「二ノ国」なんて、キャストが山崎賢人ってニュースと、後出しキャスト解禁ニュースでしか見てないし。

スマホならほとんどの人が毎日見るから、バナー広告とネットニュースで告知しないといけないのは分かるんですけどね。

もちろんビジネスだから儲けは大事だと思いますが、アレやコレや色々混ぜてぶっ込んで何とかしようってことより、丁寧に長期スパンで戦略を考えて良作を作って頂きたいものです。

勝手な意見なのですけど…もう若手俳優女優の声優ネタはお腹いっぱいよ…
関連記事