「ウォールフラワー」と並んで賞賛されていたエズラ・ミラー出演作「少年は残酷な弓を射る」をアクトビラで観ました。


少年は残酷な弓を射る(字幕版)



…この美少年を演じた子が、あの「ウォールフラワー」の演技して、更にコミコンであんなに弾けてたの?



●エズラ・ミラー可愛いすぎ!真剣佑オススメの映画「ウォールフラワー」ネタバレ感想

日本のカメレオン俳優って言葉が薄っぺらく思えるよ…。


このイギリス映画の原題は「We Need to Talk About Kevin」

直訳すると「私たちはケヴィンのことを話さなければならない」でしょうか。

主人公はケヴィンの母親で、彼女がケヴィンに振り回されるお話なのですが…

めちゃくちゃ怖いです。

エズラ・ミラーは、それはそれは美しいお顔立ちなので、それがまた恐怖心を煽ります。

以下はネタバレで簡潔に内容を書きます。


世界中を旅していた美しい女性作家エヴァは、熱烈に愛し合った男性と危険日に関係を持って妊娠。

望んだ妊娠では無く、妊婦である自分にも戸惑っていたけれど、夫となったフランクリンは大喜び。

可愛い男の子の誕生も夫は喜びましたが、エヴァは呆然とした顔をしていました。

子供が産まれても嬉しくない。

それでも、彼女なりに息子に母親らしく接しようと努力するのですが、幼い頃から息子のケヴィンは反抗的な態度を取り続けていました。


幼い息子にボールを投げても無視。

「ママって呼んでごらん」

と言っても無視。

自閉症を疑ったけれど、医師の診断は問題なし。

しかしいつまでもオムツが取れず、本当は分かっている算数の問題もワザと間違えてみたり、食事を投げつけたりして、その都度呆然とするエヴァに不敵な笑いを投げかけてきました。

そのくせ、父親には子供らしく甘える。

ずる賢く、ワザと母親に反抗的なケヴィン。


しかし妹が産まれると、嫉妬心からエヴァに甘えるようにもなりました。

父親からは弓と的のセットを買ってもらい、庭で親子で弓の練習を楽しそうにするケヴィン。

やっと、息子と親子らしく過ごせる。

それから時は流れ、美しい少年に成長したケヴィンは、間も無く16歳。

妹を召使いのように扱ったり意地悪をしまくりますが、それでもエヴァは息子とそれなりにうまくやっていく努力をしていました。


素直で可愛い妹はケヴィンに懐いていて、両親にも懐く普通の女の子。

クリスマスにはケヴィンは本格的な弓を、妹は可愛いハムスターをプレゼントしてもらいました。

しかしケヴィンは妹のハムスターを排水溝に捨て、その上パイプ掃除の薬剤が鍵付きの棚に置かれているのを見て、その薬剤で妹が義眼になるほどの怪我を負わせます。

本人は故意ではないフリをしているけれど、ワザとだとしか思えないエヴァ。

それまでエヴァがケヴィンに悩んでいるのを軽く流していた夫も、エヴァに離婚を切り出します。

「とにかく夏休みまでは今のまま過ごそう」と夫から言われていたある日、ケヴィン宛に荷物が届きました。

中には自転車にかけるような鍵がたくさん入っています。

「安くネットで買ったから、学校で売ろうと思って」

そうケヴィンは話していましたが、仕事中のエヴァの元に「ケヴィンの高校で大事件が起きた」と連絡が入りました。

慌ててエヴァが高校に着くと…

ドアにはあのケヴィンの買っていた鍵がかけられていて、警察がそれをチェーンソーで壊して開けたドアから、ケヴィンが出てきました。

彼は鍵をかけた学校で、同級生達を無差別に弓で射る、という大事件を起こたのです。
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警察に連行される息子を見て茫然自失となったエヴァが自宅に戻ると、家の電気は消えたまま。

夫と娘の名前を呼んでも返事がなく、家中を探し回りながら二階に行くと、開いた窓のカーテンが揺れていました。

恐る恐るその窓から出たエヴァは、ケヴィンに弓に射られ、庭で絶命している夫と娘の姿を発見します。

ケヴィンは学校で事件を起こす前に、父と妹まで手にかけていたのでした。

ここで回想は終わります。

回想の間に何度か、エヴァが少年院にいるケヴィンと面会し、しかし会話も無く虚ろな表情を浮かべるシーンがありました。

これだけのことをした息子に、エヴァはどう接して良いか分からないながらも会いに行っていたのです。

エヴァは事件後に小さな家に引っ越した後も、ケヴィンの部屋は前のまま用意し、シーツや物もキレイに元通りに整えていました。

映画最後に面会に行った時、エヴァは

「もうすぐ少年院じゃなく刑務所に行くことになるけど、怖い?」

と息子に聞きました。

ケヴィンは鼻で笑いながら

「どんな所か知ってるわけ?」

と返しますが、

「あの頃は未成年だったし、抗鬱剤の副作用もあったから…あと2年くらいで出て来られるわよ」

と慰めの言葉をかけます。

そしてジッと息子と対峙して

「あれから2年経ったから、そろそろ分かるでしょ?

なんであんなことをしたの?」

と聞きました。


冷笑のような、虚ろなような顔をしたケヴィンは

「…全部理解しているつもりだった。

…でも今はもう…分からない」


と答え、更に何か言おうとした時に監視委から面会終了を告げられてしまいました。

立ち去ろうとする息子に向かって手を広げ、愛おしそうに息子を抱きしめるエヴァ。

ここで物語は終わります。


エヴァが息子を心から愛していなかったから、ケヴィンはあんな事件を起こした。

というのは極論過ぎるでしょう。

幼少期からケヴィンは反抗的で、生まれつき脳の構造上冷酷な感情の欠如があったとしか思えません。

専門家ではないから分かりませんが、神戸の児童連続の犯人だって、他の無差別な犯人だって、親の教育だけでそこまで道徳心が欠如したのでしょうか?

ましてやエヴァは不器用なりにも、息子とそれなりに接しようとはしていました。

しかし、エヴァはよく生きて生活を続けていられるな、と驚きますね。

息子が同級生だけでなく夫も娘も…なんて、耐え難いことだと思います。

でもエヴァは薄々、ケヴィンの冷淡さは自分に似たことも分かっているんですよね。

あり得ないと思うほど残酷で身勝手な息子は、出産を望まなかった自分とも似ている。

それでも母親として、やはり息子を愛する気持ちがあり、帰りを待ち望み、迎え入れる準備をする。


私は子供も夫もいないから分からないけれど、エヴァの立場ならもうケヴィンとは暮らせません。

もうケヴィンを外に出すべきではないと思うし、また同じことを繰り返させない自信も無いし、彼がまともな社会生活を送っていけると思えない。

幼少期から16歳までの間、ケヴィンはずっと残忍で普通ではなかった。

それは薬などで止められるものでは無い気がします。

ドラマ「それでも、生きてゆく」の少年のように、道徳心が欠如している脳の問題だと思ってしまうから。


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だからケヴィンの為に、もう無理やり外に出て周囲に合わせて暮らさせない方が、彼と世間の為に思えてしまいます。

でもエヴァは違うのかな…。


主演の女優さんはもちろん、エズラはとても美しくて怖く、幼少期を演じた子役の男の子もそれはそれは憎たらしく可愛い顔をしていました。

しかしこの映画の邦題「少年は残酷な弓を射る」って、そのまんま過ぎですね…

イメージじゃなくまさに残酷な弓を射ってたし。

最近久々に洋画を観ているわけですが、今までハリウッド映画ってつまらないのが多いなぁと思ってたけど、エズラの演技力には本当にゾクゾクしています。

このレベルの演技が出来る役者、日本の若手にはいないのでは?

当時エズラは18歳でこの演技…

日本の役者なら胸キュン学園モノ映画でキャーキャーJKに言われてるだろうルックスで、あの演技は凄いわ。

ストーリーは大変怖いし暗いのでオススメとは言いづらいですが、オシャレな映像だし、こういうお話が大丈夫な方にはオススメです!
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