「花よりも花の如く」19巻ネタバレ感想〜西門が青森に帰る!?
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ってかもう19巻も続いてるんですね…どこまで続くんだろう…
花よりも花の如く 19 (花とゆめCOMICS)
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ここ数冊は、前半は前の巻のお話の続き、後半は次のお話の前編、にあたる構成になっていて、1冊でスッキリとエピソードが終わりません。
能の役者のお話だから、コレという終わりがあるわけでもなく、成田美名子さんが気になった最近の社会現象と、能の物語を混ぜ込んで続けていってるのかな?という印象。
能のお話もそんなに丁寧に説明する段階は過ぎていて、あとはライフワーク的に描いてるのかしら?
なので、ここまで読み続けている読者がどのくらいいるのか、私には分かりません。
面白いんだけど、ゆったりペースで出る新刊が出てたら買って…読むのを止めることはないけど、続きをワクワク待つでもない感じに私はなってきてます。
とはいえ19巻は、メインのエピソードに加えて
西門が年内に青森に帰り、向こうで美容師として働く
という話が出てきていて、あと2ヶ月もしないで西門がいなくなる、ということに憲人が動揺しています。
メインのエピソードは、前半は「魂柱」、後半は「Entre chien et loup 犬と狼の間に」。
「魂柱」はタイムカプセル探しのお話の続きです。
引きこもりになっていた同級生の涼太は、実は部屋でカブトムシやクワガタを育てていて、気象予報士の資格を持っていることも分かりました。
顔を隠している理由は、人前に立つと顔の痙攣が起こったから。
憲人も芳年も、緊張やストレスで瞼がピクピクしたことはあり、
「本人が思うほど、周囲は気にしていない」
ということについて憲人は考えます。
ただ酷い場合はこの痙攣、手術が必要になるのだとか。
そんな話をしながら、憲人は涼太を少しずつ外に連れ出すことに成功しました。
同じく同級生の女性・葵の様子もおかしいことに気づき、憲人と星野くんは葵に会いに行きます。
実は葵は母親を憎んでいて、未来の自分に向けて「もうあの女を殺しましたか?」というメッセージを書いていたため、それを同級生たちに読まれたくなくて、以前1人でタイムカプセルを掘り起こしていたのです。
その時、今は亡き原先生もその場に現れていました。
病気で自分はもう長くないとわかっていた先生は、生徒に向けたメッセージを加えようと思って学校に来て、葵と再会していたのです。
母親を憎むことに罪悪感を抱いていた葵に、「いいんじゃない?親でも好きになれないことはあるよ」と同意を示す憲人。
憲人の中で、そんな風に人の感情を受け止めようという気持ちが出てきていたのです。
その後憲人は星野くんと先生の家に行き、奥さんからタイムカプセルを受け取り、それを同級生たちに渡しました。
そこには涼太も来て、これから秋田の母親の実家で農業をやることを伝えます。
虫好きで気象予報士の資格のある涼太に向いた仕事があった。
他の就活中の同級生も、「じゃあ私の会社に来ない?」と同級生同士で話し合ったりしていて、和気あいあい。
最後は公園で憲人と星野が遊んで、終了。
このニュースが書かれた新聞の日付は2002年。
それだけこの物語がゆっくりしたスピードで進行しているってことですね…
憲人は「安達原」の17日前。
「道成寺」もチラシ作成が進んでいて、色々と慌ただしいのですが、望のコンクール等の動きは麻生の発案で、それを葉月も知っているとわかり、憲人は嫉妬心でモヤモヤ。
そんな中、先生と松島に行き、また能のお話への理解を深めます。
帰宅してポストを見ると、騒音への苦情の手紙だと分かりました。
母親にそれを慌てて告げると
「気にしなくていい。お前のことでも、家族全員に向けたものでもなく、1人に向けたものだから」
と言われますが、それが何のことか、誰のことか分からず憲人は困惑。
以降は待て次巻。
うーん、ゴミ屋敷問題や、顔の痙攣や、騒音、と、それぞれ気になるエピソードではあるのですが、私は一体何の漫画を読み続けているのか…?
憲人にとって、「道成寺」が大きなポイントなのは分かります。
それが始まるまでの間が長いな〜。
西門がいなくなるのは寂しいし、葉月との進展も気になりますが、色々詰め込まれてきていて何だか方向性が分からなくなりそうにもなってます。
実家暮らしの憲人と葉月は、お泊りデートはどうしてるんだろう…?
家柄も釣り合うので結婚するんだろうけど、そこで物語が終わるのかしら?
さすがに2020年の現在、物語の中は2002年ですと言われても、ピンとこなくなってきてます。
まだ憲人はガラケーだけど、サザエさん方式でもなくゆったり時が流れるこの漫画、ちょっと異色なものかもですね。
さて、次巻が出るのは来年かな〜。
中途半端に15巻からネタバレ感想を書いていますが、その前の巻を埋めるべきか、ちょっと悩んでおります。
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