とても腹立たしいことがあり、それを人に話したら

「その場を見てないから分からないけど、あなたにも理由があったかよく考えて」

と言われ、

「踏んだり蹴ったりだな!」

と大層腹立たしい気持ちになりました。

いや、100%自分に非が無い、私は完璧な人間!とは言いませんが、

「歩道でいきなり後方から来た自転車に跳ね飛ばされた」

と言う気持ちの時に、怪我してる人に向かって

「全方向注意してなかったのか、自分でもよく考えて」

って言うようなもんだなー、と思ったのです。

でも、こういうことって、よくある。

痴漢に遭った子に「夜中に露出多い格好で歩いてたんじゃないの?」と言ったり、

泥棒に入られた人に「ちゃんと対策して無かったんじゃないの?」と言ったり、

被災地で困っている人に「何で事前に対策しておかなかったの?」と言ったり。


私が多く経験しているのは、理不尽な物言いをされて腹立たしい時に

「そうさせた原因は自分にもあるんじゃない?」

と言われること。

いや、どんな理由があっても、他人にそういう態度取るのダメじゃない?ってことをされていても、

「私はどちらの味方でもなく、公平な大人の立場ですー」

ってフリして被害者を責めるヤツ、いるいる。


で、理由を検索してみたら、面白いサイトを見つけました。

日本心理学会が作っているサイトの中にあるスライドショーで、

「被害者を責めるのは、世界は公平であって欲しいという理想があるから。

その理想を壊す悪いことがあった時には、被害者側の責任とすれば、世界は公平のまま保たれると考えるのが原因。

悪いことが起こるのは、悪い人だからだ、という鬼退治される鬼に被害者を当てはめようとしている」

という内容でした。

一枚だけご紹介すると

被害者を責める人の心理

人はなぜ被害者を責めるのか?(公正世界仮説がもたらすもの)

という「公正世界仮説」の説明なのですが、これなんか納得です。
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いやー心理学って面白いですよね。

なるほどねー、と思ったのですが、その後で

「でもこれ、『あなたにも責任が~』って言ってくる人に『はい出た!公正世界仮説!』って言っても、『そうやって人のせいにするところが~』とか言われそうだな」

と思い当たり、結局は机上の話だなって気もしてきました。

学校とか会社のみんながこの価値観を知らないと、責められた側は

「あーこの人は公正世界仮説言ってるだけだな」

と見下して終わる気がする…


でも自分が言う側になることもあるので、誰かが怒ったり悲しんでいる時に

「そもそもあなたにも原因があったんじゃない?」

と上から目線でいきなり言うのは、意識して止められら良いなと思いました。

これ若い時に知りたかったなー。

アラサーくらいって、公正世界仮説で世間を分かった風なこと言いがちだったし。

「べき論」の押し付けは嫌だ、ということも度々ブログに書いてきてますが、これも

「世の中は平等で公正であるべき」

という前提に囚われた価値観だから、現実とズレてるなと感じるんでしょうね。


最近、心理学じゃないけど面白いなぁと思ったのは、ドラマの「ドロ刑」で

「優しいなぁ、自分ら、自分に。

他人に優しくされたいから、自分も他人に優しくしようと思ってるんやろ?

そんなんは本当の優しさじゃなく、自分に甘いだけや!」


と江口のりこが中島健人くん達に言ったセリフでした。

確かに「人に優しくしましょう」って良いこととして言われるけど、どこかて見返り求めてる感じ、するする。

あと面倒に巻き込まれたくないから、表面的に笑顔で流すのとかも、「自分のため」でしかない感じ。

私はそういう保身に走った価値観好きじゃないなぁと思ってるけど、でもそれもまた「公正世界仮説」なのかも?

とか考えると、深いな、心理学…

誰かが被害者を責めているのを見た時、自分の中に被害者を責める気持ちが湧き上がった時、この「公正世界仮説」のことをちょっと思い出してみてはいかがでしょうか?
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