中村倫也主演映画「星ガ丘ワンダーランド」ネタバレ感想

2019年05月06日
中村倫也出演作ネタバレ感想 0

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Amazonプライムビデオで中村倫也初主演映画「星ガ丘ワンダーランド」を観ました。


星ガ丘ワンダーランド

2016年の映画ですが、感想をザクっと書くと

「トップコート俳優全員集合!」

「CMディレクターの初監督映画らしい、映像はキレイだけどポエム調の不思議なミステリーで、ストーリー分かり辛い」

「新井浩史が出てるけど、まだ観られるのね」

「中村倫也めっちゃ可愛い」


この4ポイントに絞られます。



星ガ丘ワンダーランド
街の遊園地で、間も無く閉園が決まっている。

瀬生温人(中村倫也)

幼少期、家族で星ガ丘ワンダーランドに行った帰り道に、両親が口論の末母は車を降りて家を出てしまった。
口論の理由は、母が清川父娘と話している場に駆けつけようとして、温人が階段から落ちて怪我をした為。
成長して駅員さんになり、落し物が届けられると持ち主の顔を想像して似顔絵を描いて札に添えるのを特技としている。
心優しい穏やかな青年。

清川爽子(木村佳乃)

温人の母親。
家族の元を去る時、片方の手袋を温人に渡し「必ず取りに行くから」と言っていたが、自分に好意を寄せていた清川と再婚。
ワンダーランドの観覧車から落ちて亡くなる。

瀬生哲人(新井浩史)

温人の兄。
母が亡くなる直前に、再婚先の店の資金繰りのため借金を申し込まれたが断る。
亡き父が20年前に作った赤いライティングの観覧車を再現する。

瀬生藤二(松重豊)

温人の父親で、既に故人。
ワンダーランドの下請業者をしていた。
妻の好きな赤いライティングの観覧車を作ったが、妻が家を出たために見せることが出来なかった。

清川七海(佐々木希)

温人の母が家を出たあと再婚した清川(クリーニング店経営)の連れ子。
子供の頃にワンダーランドで温人達と会っている。
父の想い人である爽子に母親になって欲しいと思っていたが、いざ家族となったら自分は実の娘じゃないということに壁を感じていた。

清川雄哉(菅田将暉)

七海の弟で、温人の父親違いの弟でもある。
母の借金は温人のせいだと思い込んで殴りかかってくる。

大林刑事(杏)

温人達の母の死を自殺と認定していたが、温人から「母は高所恐怖症だったので観覧車には乗らないはず」と言われ疑問を抱く。
その後現場にいた子供達から真相を聞き出す。

楠仁吾(市原隼人)

清掃業者で、保管期限の過ぎた落し物の処分をしている。
温人が一旦廃棄した忘れ物を探しに来たことで意気投合したが、母の死で苛立っていた温人と口論になる。

で、サクッとネタバレすると、母の死は自殺ではありませんでした。

哲人に借金を断られた後に、遊びに来ていた子供が落ちるのを身を呈して守り、「温人」と言いながら亡くなっていたのです。
正直、お話としてはイマイチ辻褄が合わない部分が多く、トップコート俳優達の記念作品みたいな感じでした。

菅田将暉のラジオに中村倫也が出演した際、菅田将暉はイマイチこの作品のことを覚えていず

「君は俺の初の主演作のことを覚えていないのか?」

と軽く責められていましたが…出演シーン少なかったから、かな?



CMディレクターの映像作品って、満島ひかり×江戸川乱歩くらいの短編だと素敵だけど、映画だと意味わからない感じになりがちよね…

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ただ、冒頭のタップダンスの靴の落し物を届けに来た小さな女の子と会話する中村倫也は、めっちゃくちゃ可愛かったです!

そして赤い観覧車の映像はとてもキレイでした。


この映画、とても詳細なネタバレブログが別にあったので私はそこまで書きませんが、正直ネタバレ読まないとイマイチ内容把握出来ませんでしたね…

疑問なことは、めっちゃ小さな街に暮らしてるのに、何故母と駅で偶然会うこともなくここまで過ごせていたの?

母は観覧車の階段から落ちたのに、何故観覧車から落ちた、と思われていたのか?

母が身を挺して庇った子供たちは、何故警察で会った温人が「温人」本人だと分かったのか?

温人が階段から落ちで怪我をした直後に、たかが口論で何故母はそのまま車を降りて新たな男の元に行ってしまえたのか?

母はクリーニング店の借金の立て替えを、何故父が亡くなった後に長男に頼んだのか?そもそもいつからの借金でどの程度の額?

何故店に借金があることを七海と雄哉は知らず、哲人に金をせびられていたと勘違いしたままなのか?母の死後に真相に気付けないもの?

母が亡くなった時、何故警察から哲人と温人の元に連絡が来たのか?

病院の駐車場で2人が車の中で話していた時、車中に雪が舞った映像は必要だった?

とか色々あるけど、まぁ良い。雪の中に佇む、ダッフルコートを着た中村倫也が可愛かったから。


そして監督の柳沢翔さん、ウィキペディアを見たら、新田真剣佑が今出演しているdocomoのCMも撮ってる方なんですね。

他にも結構良い資生堂のCMとかも手掛けてる方なので、ホント、映画ではなく映像は素敵な方、なのでは…ってまだお若いからかもですが。

と、ここまで書いてから公式Twitterアカウントを見たら、Numeroのインタビュー記事がありました。

中村倫也インタビュー「すぐ泣いちゃう、ずるい弟なんです」 | Numero TOKYO

ドラマ「下町ロケット」「お義父さんと呼ばせて」などに出演し、爽やかなルックスと底知れぬ演技力に注目が集まる中村倫也。若手俳優の中でも独自のスタイルを持ち存在感を放つ彼は、デビューから10年以上、舞台をベースに経験を重ねてきた実力派の29歳。主演作『星ガ丘ワンダーランド』がこの春公開となる。変幻自在の役者、中村倫也とはどんな人物なのか? 気になる彼の素顔に迫った。



…すぐ泣いちゃう弟…かわいすぎる…

うーん、そういう可愛い中村倫也と美しい映像、そしてトップコート俳優たちのゴージャスな共演を楽しめる作品でございました。

ごちそうさまでした。
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