都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

出演者が逮捕されても、映像・音楽作品は自粛しないで良い⁉︎

新井浩史やピエール瀧の影響で映画の上映自粛だの、損害賠償は何億円だの言われていますが、一体どういう罪状ならどのくらい自粛すべきか?放送中止にするほどか?というガイドラインはまだ無いそうですね。

SNSでは自粛に対して賛否両論。

その状況に尾木ママが自論をブログで書いた、と昨日Yahoo!ニュースで話題になっていました。

曰く「薬物使用して演技した人の作品を子供に観せるべきではない!そんなものはニセモノだから」と…

Yahoo!ニュースはこういう時に抜粋した部分を抜き出して書いて印象操作をすることがあるので、ちゃんと尾木ママのブログを読んでみました。

敢えてyahoo!ニュースから省かれていたかな、と思うのは、最後に

「私はこう思います。皆さんはどう思いますか?」

と問いかけをしていた部分。

この問いかけがあるか無いかで、読み手としては大分印象が変わる気がします。

のでYahoo!ニュースでは「自論を押し付けるな!」という怒りの声もチラホラ見かけました。

でもまぁ、自論自体は抜粋されていた通りでしたね。

元のブログがとても短いものだったので。

●作品と俳優は別物⁈


私が尾木ママに言いたいのは

「こっちは犯罪をおかした役者をメインで観たいわけじゃなく、推しの演技を観たいんだよ!」

ってことです。

新田真剣佑の出演ドラマ「仰げば尊し」は、高畑裕太が出演していたため、オンデマンド配信も円盤化もされていません。

でも、真剣佑は度々「あのドラマが好き」と思い出話をしていて、リアルタイムで観ていなかったファンは

「そんなこと言われても、違法アップロードされた物じゃなきゃ観られないよ…」

となってしまっています。

もしくは録画していてダビングしてくれる古参ファンを探すしかない…。

違法アップロードを観るのは犯罪です。

新作で上映前のモノを観られないのも辛いけど、過去作を観られないということは、こういう二次犯罪を生むことにもなるよ、

と尾木ママは考えているかな?

そもそもそんな海賊版を観るわけないって前提でいらっしゃるのでしょうが、共演者のせいで推しが観られないオタクの気持ちを分かってない!

そしてオタクとは生まれつきのものだから、子供だってオタクな子はオタク。

ちょっとした役の出演者がプライベートで問題を起こしたせいで、子供の未来に夢や希望を与える作品さえお蔵入りにさせるのが、正しいことだとは思わないかなぁ。

もちろん罪の内容によりますが。
SNSで世間の反応を観ていると

「被害者がいる事件に関与していたら放送禁止は仕方ない」

という意見をよく見かけます。

「嫌なら観るな」

と言う人もいます。

「嫌なら観るなと言う人もいるけど、番宣とかで目にしてしまう人もいる」

などもありますね。

だったら被害者が本当に嫌だと思っているのかどうか、そこも都度都度確認することは出来ないのかな?

その確認のための費用とかは加害者持ちで。


ピエール瀧のしたことは絶対にダメだけど、私は彼の大ファンというわけではないので、そこまで大きなショックは受けていません。

新井浩史に関しても、そう。

だから中村倫也の出演作が彼らが出ているから、と観られなくなるのは辛い…。

大体、作品公開がダメなら、じゃあ逮捕の報道も自粛を訴えないの?

私は「作品と俳優は別物」ではなく「俳優とプライベートは別物」だと思います。

新井浩史や高畑裕太のような事件の場合は、被害者の気持ちがー、と言うなら、出演作より報道の方が余程被害者を傷付けると思うけど。


先日知人が小学生の娘に

「パパの友達のAさんって覚えてる?」と聞いたら

「うん。なに?逮捕された?」と返されたらそうです。

まぁ悪いことしたら逮捕されると子供に教える機会にはなったけど、でも何だか連日の報道のせいで、子供には「逮捕」がとても軽いもの、ネタのように思われてしまっているのでは?

その状況で尾木ママが更にブログのネタにしたら、それこそ「子供に悪影響」なんじゃないかな?

まぁ子供に悪影響なモノの定義も難しいですけどね。

俳優が逮捕されて、関係者やファンだけでなく、共演者のファンにも被害が及ぶ。

それを「見せしめ」と思っている人がいる気がします。

なんだか連帯責任取らされてるみたいで、とても窮屈。


私は個人的には、罪の内容と、出演作での役割次第で、公開や販売の自粛ガイドラインを設けて頂きたいです。

被害者がいる場合は、被害者の心情と作品の内容を鑑みて検討するとかして。

酷い事件だと、その事件をモチーフにドラマや映画になることもありますよね。

そういう時は被害者と協議して了承を得ているものなのかと思いますが、尾木ママルールだとそういう事件の作品さえNGにならないかしら?

尾木ママ自身を非難しようとは思いませんが「皆さんはどう思いますか?」との問いかけがあったので、私は「何もかも放送すべきじゃない、とは思わない」と言いたいです。

私は新田真剣佑や中村倫也やB'zが罪を犯したなら、放送されなくなった時悲しいけど、でも仕方ないと受け止めます。

でも彼ら自身ではなく、共演者のプライベートで放送自粛されてしまったら、

「金なら払うから観せて!聴かせて!」

と思う。

自分勝手かもしれないけど、でもそういう気持ちの人が

「役者と作品は別物」

と言っているケースもあるので、短い言葉で一刀両断しないで欲しいかな。

そんな無菌状態の押し付けの方が、子供に犯罪をネタ扱いさせて、軽く思わせることもあるんじゃないかな?と思いました。
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