都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

気が利く女性(おばさん)は、周囲にプレッシャーを与え疲れさせる?

女性はとかく、「気が利くか、気が利かないか?」で他人を判断する傾向があると思います。

男性の中にもそういう人はいますが、彼らが気にするのは「上下関係の中で、気を利かせることが出来るか?」ということです。

女性はそれに加えて、「細やかな気遣いができる人は女らしい」という脅迫概念があるため、気が利かない人に対して

「馬鹿なの?
何も考えてないの?
こちらを見下しているの?」

という3方向のネガティヴ思考に、些細なことで陥ります。


気が利くかどうか、それを測る行動ポイントは限りなくあります。

挨拶が出来るか?

何かしてもらった時に、咄嗟に気付いてお礼が言えるか?

キチンと恩返しが出来るか?

周囲に不快感を与えていないか?

不快感を与えるかもしれない、と先に予想して注意を払えるか?

先回りして行動出来るか?

親切の押し売りをしないか?

相手のプライドを傷つけないか?

傲慢な発言をしないか?

…キリがありません。


若い頃はポーッと生きていた女性も、30代40代50代になり、

「もっと気を利かせないといけない」

と思い、周囲の状況に目を光らせるようになります。

この時、自分は何もしないくせに、若い女性の行動にばかり口を出すのは

「私はやろうと思えば出来るけど、
この人はやらなきゃいけないってことを知らないに決まってる!
私が親切に教えてあげなきゃ!
私って気が利くわ~」

と思っているから、というケースもあるのではないでしょうか?


それが本当にTPOに即した気遣いかどうかは、状況によるかと思います。

若い人は「不必要」と思っていても、本当に必要な気遣いだというケースもあるし、

単におばさんの勘違いで、余計なお節介ということもあるでしょう。

私もギリギリまで「こんなこと注意しても、ババアうぜーとしか思わないかも?」と悩みながら言うことがあります。

「あいつ選ぶってなんなんだよ?
そう見下されるってことに気付いてないわけ?」

と思われたりすると、

「こっちはそう思うのを見越して話してんだよ!」

と思ったりしますねー。
さて、今度は私が「うぜー」と思った話です。

先日私が会社でマグカップを割った時、アラフィフ女性が駆け寄って来ました。

この方はとても気が利く、親切な人です。

でもあまりにマメに小さなことでも気付いて、

「あ、これやっとこうか?」
「はい、これどうぞ!」

とすぐにフォローしようとしてくるのがプレッシャーだなぁと思っていました。

それは、仕事と関係ない、ドアを開けるとか、髪型の変化に気付くとか、そういう些細なことばかりで、なんだか親切の押し売りをする為に監視されているような気持ちになることがありました。


私がカケラを集めて新聞紙に集めている間に、アラフィフさんは掃除道具を持ってきてくれました。

とてもありがたいのですが、以降ずっと見張っていて、

「こうしたら?ああしたら?」

と言ってきました。

そして、近くに電話中の人がいたので掃除機をかけるタイミングを待っていたら

「ほら!掃除機かけちゃって!」

と言われ

「いや、電話中の人がいるんで…」と言っても
「いーから、いーから!」と。


正直、こちらも新人じゃないんだし、アラフィフさんの部下でもないし、

先回りして動いてあげる私!

アピールの為に張り付かれてるみたいだし、更に一挙手一投足見ていられて

そんなに信用出来ませんか?

とウンザリしましたね。

でもこういうおばさんっているし、私も相手によってはやりがちかも?


本人は、別に見栄とかじゃなく、本気で好意のつもりだと思います。

それにプレッシャーを感じる方が、「ありがた迷惑だなぁ」と思ってるってこと。

「私が払うわよ~」
「いいわよ、私が~」

みたいな、おばさんの譲り合いみたいなのも、100%無駄なコミュニケーションでは無いはずですが、やっぱりめんどくさい。


気が利く女性は素敵ですが、その為に必死に周囲を見回したり、隙あれば!って分かりやすく動くのではなく、

サッとさり気なくスマートに出来たら良いのでしょうね。

ただどうしても、気を遣われるとこっちもやらなきゃいけなくなるし、そうやって脅迫されているみたいな状況に疲れてしまいます。

逆に全く気遣ってもらえないのも、それはそれで不満な時もあるんですけどね。

おばさんはめんどくさいなーという話でした。
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