都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

「無駄」「エゴ」の声多数。医療従事者への感謝でブルーライトアップや拍手をする意味が分からない

少し前から、医療従事者への感謝を伝えるために、と皆んなで拍手をしたり、建物をブルーライトアップするのが流行ってますね。




これ先月海外のニュースでもよく見かけていたものなので、日本もその真似をしてるんでしょうが…

ニューヨークとかでは市民が決まった時間に拍手をする、とか、楽器を奏でる、とか、一体感があるのに比べ、日本がやっているのは、なんか違う感あります。

そして

この運動に対して、医療従事者が

「拍手してくれて元気が出ました!」
「ブルーライトアップを見て、増々頑張ろうと思いました!」

みたいな、感謝の声を上げているのを見たことがありません。


むしろ「ブルーライトアップや拍手なんかより、休みをくれ」「そんなことより、自宅にいろ」という否定的なコメントばかり見かけます。

また、医療従事者でもコロナ関連の方と、そうじゃない方では仕事量に差が出てきてるみたいですね。

拍手の方は、日本では最初は市役所職員がやっているのをテレビで観ました。

ブルーライトアップは最近始まったな~と思ってるのですが、でも医療従事者はそのブルーライトアップを見に行けるわけじゃないし、一般人も見に行けないはず…なのに…

実際、このブルーライトアップを見に出掛ける一般人もいるわけで…

なんかこう…何のためにやってるのか分かりません。

そもそも、ブルーライトアップを勤務先の病院や、自宅から見られる人って少なくない?

でも今日も続々とTwitterでは各都道府県の観光地がブルーライトアップをしている、というネットニュースが出ています。

…それ…全国で緊急事態宣言が出て観光地にお客さんが来ないけど、でもこの騒動が落ち着いたら遊びに来てね、というPRだよね…?

医療従事者への感謝、じゃないよね?



ビジネス的には、今の「ピンチをチャンスにしよう!」という価値観は理解できるし、良いと思います。

が、段々と24時間テレビみたいな、愛は地球を救う的な方向に行ってて、モヤモヤしますね。

昨日Twitterを見ていたら、友人の好きなアニメが一挙無料公開になるというニュースがあったのでリンクを送り

「色んなところがこうやって無料公開してくれてるの、嬉しいけど追いきれないんだよね」

と書いたところ

「私は有償の仕事も無償の仕事も変わらずにあるから、こういうのは指を咥えて見送ってるだけだわ」

と返ってきました。

友人は医療従事者ではありませんが、小さな子どものいるママさんで、そしてコロナの影響でパートの出勤日時を大幅に減らされています。

お子さんいる方は、家事は減らないどころか増えてると言いますよね。

また仕事に関しては、在宅勤務、リモートワークになっている人は増えているけど、接客業の方々は普通に働きに出ています。

在宅勤務やリモートワークも、職場に行っていないだけで、働いてる。

子どもたちだって、学校に行っていないだけで、本来は自宅で勉強をしないといけない。

普段より仕事量ややることが増えた人もいるし、暇になって不安な人もいるけど、「ステイホーム=暇で自由な時間が出来た」わけではない。

そんな状況で、各企業や観光地がブルーライトアップをし、拍手をし、それをSNSで拡散してPRしているのは…本当は誰のためなのさ?
前向きな見方をすれば、今は医療従事者や家族へのイジメ・差別が出ているという話もあるので

「ほら、医療従事者は、こんな風に感謝すべき存在なんだよ」

というアピールになる、かもしれません。

でも、それってすごく遠回しだよね?

多分なんですが、親が医療従事者でコロナの患者さんと接していたら、院内感染をして子供にもうつす可能性がある。

で、その子供が保育園や学童や公園で他の子供達にうつす可能性がある。

そう思う医療従事者以外の親が、我が子の身を守るために

「あの子はコロナに感染しているかもしれないから、遊んじゃダメ」

と言うケースはあるんじゃないでしょうか。

私はそれは「イジメ」や「差別」では無い、というか、そう子供に言う親に悪気は一切ないだろうと思います。

で、そういうこと自体を無くすために必要なのは

「そもそも、保育園や学童や公園で、子供同士の距離を近付けない、ソーシャル・ディスタンスを守る」

ということと

「院内感染をこれ以上起こさせない、民間で新規感染者を出さない」

ということであって、感情論ではなく物理的に解決すべきことだと思うなぁ。

そもそも「イジメ」や「差別」はダメなことであって、それは医療従事者を~とかはちょっと関係ないはず。

以前「私が医療従事者だから、彼氏の親が彼に『彼女に会ったらダメ』って言ったそうで、彼から『しばらく会えない』って言われた…」という書き込みをSNSで見かけましたが、

いや、うん、医療従事者かどうかは関係なく、今は家族以外と会うのは基本NGでしたよね?

でも仕事ならOKという謎理論が未だにまかり通ってるけど…

でもそういう「医療従事者だから会ったらダメ」という言い方を面と向かってするのは、本当にどうかと思うわ。


そして、自分が医療従事者だったとしたら、で想像すると、ブルーライトアップとか拍手とか遠くでやっていて、それをTwitterやネットニュースで見たところで

「あ、はぁ…その電気代、むしろ現金でもらえません?」

と思う気がするなぁ。

写真でブルーライトアップを見るだけで、嬉しい気持ちになれるかな?

昨日自宅周辺を散歩したのですが、10分歩いている間に4台の救急車を見かけました。

今は不調があったらすぐに病院に行くのではなく、とりあえず救急車を呼ぶように、と言っている自治体もあるという噂があるけど、真実は分かりません。

とにかく、都内では救急車のサイレンをよく聞くようになりました。

東京都内で救急車のサイレン音が増えている…

Twitterを見ていると、何でもかんでも新型コロナウィルスに関連付け、めちゃくちゃなことを真実のように書いている人がたくさんいますね。その中に時々出てくる話の中に「救急車のサイレンがしょっちゅう聞こえてくる」というのがあります。そういう投稿をする人の多くは「きっと検査を受けてもらえない感染者がいっぱいいるからだ…」と思っているようなのですが…実際に東京にいて、本当に救急車のサイレンが聞こえる頻度は高くな...


で、そのままお散歩を続けていたら、停まっている2台の救急車とパトカーがありました。

何事だろ?と思って見たら、どうも車と自転車が衝突事故を起こしていたようです。

そう言えば最近、暴走自転車をすごく見かけるようになりました。

先日坂道を降りていたら、子供を乗せた電動自転車ママが信号を渡った勢いのまま猛スピードで歩道に突っ込んできて、轢かれそうになりました。

いや、私、歩道のガードレール内歩いてますよね?

そこに猛スピードで自転車で突っ込んできます???

ママさんは私を避けようとヨロヨロして倒れそうになってましたが、助けに近寄るのも

「コロナうつるから止めて!」

とか言われそうだし、どうしたものかと思いました。

とりあえず、倒れずに自転車を降り、そのまま押して上がることにしていたのを見送りましたが、歩道にどうせ人はいないだろって思っちゃったんだろうか…

どうも歩行者が減ったのと、歩くより自転車のほうが他者との接触が減るということからか、自転車爆走で歩道も車道も関係なし~な人が都内で増えてます…

そういう事故で救急車を呼ぶとか、今はダメだよって意味も含めてのSTAY HOMEなんじゃなかったっけ?

家の近所のお散歩やジョギングは海外でも認められてるし、健康維持のためにやった方が良いと思うけど、でも交通事故などで怪我をしないのも、今は大事。

そんな時に、ブルーライトアップをしてるからと見に出掛けたり、出歩いた先で拍手をしていたら、そりゃ医療従事者も

「そんな腹の足しにもならないことしていないで、家にいろ!」

と思うよな…

観光地や企業がPRをしたい気持ちは分かるので、それはそれで、別の方法でPRしてくれたら良いのになと勝手に思っています。

段々と偽善っぽい空気が漂いだしてるSNSに困惑している人は、少数派なんでしょうかね…?
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