よしながふみ「大奥」17巻ネタバレ感想〜和宮が子作り宣言!?

大奥の新刊17巻が出ました。

発売日をスッカリ忘れていて、同僚に教えてもらって慌てて購入。

正直、もうここまで来ると終わりは見えていますね。

いやー将軍の名前が多すぎて、覚えきれなかったわ…

ただ、この徳川家茂と和宮のくだりは、ドラマ版大奥で観ていたので時代背景を把握しやすくて助かっています。


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もちろんドラマ版とは違い、徳川家茂は女性。

夫として迎えたはずの和宮は、とりかえばやでやってきた女性。

17巻ではこの２人の距離がどんどん近づいていき、穏やかに心を通わせる様が描かれています。

メインは和宮の母親　観行院が、「実の息子の和宮に会いたい！」と思いつめたあまりに病になり、見かねて京都に帰らせるお話でした。

母親の愛を独り占めしたかった親子（和宮）が可哀想で堪りません…

それを見てまずます和宮を思いやる、優しい家茂。

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家茂は上洛して帝と会い、強い信頼を得ました。

15代将軍となる一橋慶喜も登場しますが、こちらはあまり性格が良くなさそうですね…

家茂と和宮は16代将軍となる田安亀之助（後の德川 家達）を養子に迎えました。

ちなみに德川 家達のウィキペディアを読むと、同性愛の嗜好があり、騒ぎを起こしたこともあるお方なのだとか…

開国のため、帝のために、脚気で具合が悪いのをおして上洛を続ける家茂。

ドラマと同じように、和宮とは仲睦まじいけれども、早くに生き別れとなる予感が満載のまま17巻は終わります。

ただ、最後はドラマと違う！

実は生理が来なくなっている家茂のために、和宮が

「私が上さんの代わりに子どもを生む！適当な相手を見繕って」

と家臣に伝えたところで終わるのですから。

とは言え、ここまである程度は史実に沿ってお話が続いている以上、和宮に子供が生まれることは無い気がしますが。