都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

不満を本人に言えないのは何故?

この1週間の間に、とてもガッカリする嫌なことがいくつかありました。

他人に話せることと、話せないことがあったのですが、そういう時は別の話をしている時でも、つい悪態をついたり、毒を吐いてしまったり、ぶっきらぼうになってしまいます…

女が急に機嫌が悪くなる時の典型だわ…


そういうのを他人が嫌がるのは分かっているんですが、だからって理由を話すと

「そんなネガティヴな話、聞きたくない」
と思う人もいるし、

でも部屋に1人で閉じこもっていると、ますます暗い気持ちになるし、

じゃあ顔で笑って心で泣いて、ってしていると自律神経おかしくなってしまいます…。


部屋で「泣きたいなー」と思っても、なんだか涙も出てこなくて、

泣きたい程辛くないのかな?

と思っていたのですが、モヤモヤした気持ちのまま近所の神社に行ったとき(週一で氏神様にお参りしてます)、

「先週お願いしていたことが叶わなかった上に、予想より嫌な展開になりました」

と文句を言いたくなってしまい、そこで涙が出てきました。

誰もいない神社だからこそ、ですが、私ヤバイ…。

特定の宗教をするつもりはありませんが、家から1番近い神社である氏神様は、他人には言いたくないことを聞いてもらえる存在、と勝手に思っています。


先日友人にも

「あなたはよく愚痴を言うけど、本人には不満を言わないね」

と言われました。

私は割と思っていることは口にする方ですが、確かに1番嫌だと思っていることは、本人には言いません。

それは、勇気を出して不満を言ってみたときに、逆ギレされて余計ストレスが溜まったことが何度もあるからです。


こちらがずっと溜め込んでいたことを話して

「そんなこと言われても!」

とキレられたり、不快になられたり、逆に説教されたりすると落ち込みます。

「自分、何様なんだよ」

という自己ツッコミを散々しながら、でも…と悩んで悩んで、やっとの思いで、

相手を不快にさせないように言葉を選びながら、誤解させないようにフォローしながら、

「実は、こう思っていて、あの時傷付いた」

と話してキレられた時のガッカリ感と言ったら

「あー、何も言わずに距離を置けば良かった…」

と、自分の行動自体をまた反省することになってしまいます…。


まぁ私自身は全く我慢や自制心のきくタイプでは無いし、結構すぐ泣けるので、それでも話さない泣けないという時は、

自分の中のプライドとか、相手の反応とか、かなり考えて疲れ果ててしまっている状況になります。

「うまい伝え方を身につけられたら楽になるのにね」
と友人から言われたのですが、でもそういうのがうまい人って、私は身近であまり見たことがありません。


女性で1番よく目にするタイプは、自分が嫌だと思っていることを相手に気付かせようとするとき

「あなたってこういうところがあるよねー」
と半笑いで見下したように言ったり、嫌味っぽい言い方をする人です。

そうしないタイプの人は、愛想笑いを浮かべながら相手と距離を置く人が多い印象があります。
男性でも女性でも

「不満があるなら、その時すぐに言って欲しい」

と言う人もいますが、言ったら言ったで反論され、お互い不満を持って終わることは、大人になる程増えていきます。

しかし、そもそも何故自分が本音を言い辛いと思っているのかを考えると、

「不満を言って怒らせたくない」

という気持ちが強くあることに気付きました。


仕事上のことであれば、不満を上司に言って解決策を考えてもらえることはあります。

しかし状況によっては、その不満を持つこと自体を批難されることもあります。

他人が怒ること自体も嫌なものですが、それだけではなく、

話し合う気もなく一方的に怒る

という態度を取られることに、私は強いストレスや絶望感を感じるので、言いたくなくなってしまうのです。


そもそも、どうでもいい相手なら、不満はいくらでも面と向かって言えますし、距離を置けます。

話し合いたい相手だからこそ、勇気を出して不満を言って、それを否定される、その後の関係を拒絶される、というのは、本当に嫌なものです。

「察してちゃん」が嫌われるのは分かりますが、ハッキリ言われることも人は嫌うものです。


と書きながらつくづく思ったのは、私は自分を無条件で受け入れてくれる人はいない、と思っているということです。

親子関係でも友人関係でも恋愛でも、それを実感出来る時が無かったんだと思います。

「何かあったら何でも言ってね」
と言ってくれた人に、いざ話をしようとお誘いをかけたら、はぐらかされて話を聞いてもらえなかったこともあります。

「あなたを救いたい」
と言ってくれた男性が、翌朝には
「やっぱり彼女の元に戻る」
と言ってきたこともあります。


ある男性に

「あなたはすぐに話をすりかえる!」

と怒りまじりに言われたことがあるのですが、

「え?時系列になってることが分からないの?」

と、読解力の無さにビックリしたことがあります。


これは男女間のトラブルでよくあることですが、女性は小さな不満を溜め込んで溜め込んで爆発させるため、直近の1つのことだけが怒りの原因だと思い込んでいる男性から見たら、

「話をすりかえてる」

と思ってしまうようです。で、

「不満があるならその場で言ってくれ」

と言うワケですが、実際にその都度言ってたら

「文句ばっかり言う嫌な女」

と嫌われてしまう…。


アラフォー独身女性というと、

すぐに文句ばかり言う自分勝手で身の程知らずの、性格に問題有りの人

というイメージを抱く人は多いです。

しかしこちらから見ると、アラフォー既婚子持ち女性などは

自分の権利ばかり主張して、楽して得することしか考えていない人

が多いイメージです。そしてそれを

「家族を守るのが第一だから、他人がどう思おうと関係が無い」

と言って自己肯定する。


美人でなおかつサッパリした自立した女性だと、気が利いていて、不満もあまり口にせず、いざ口にした時は絶縁を決めているとき、という人もいます。

自分から他人が離れていくのも、
他人を突き放すのも、
仕方がない自然な流れだ
自分と合う人は他にもいる


と思える人は、強いです。

私はどうでもいい相手ならホント、いくら離れていこうがどうでもいいですが、

自分が好きな人に本音を話して拒絶される

というのが嫌で怖くてたまりません。

ま、そうやって不満を言えない内に、ギクシャクしだしてどちらにしろ疎遠になったりもするんですけどね…。


というようなことを書くと

「そもそも他人に期待しないのが1番だ」

と思う人もいると思います。

そういう人の中には、キチンと本音を話し合える誰かがいる人もいれば、
他人と関わることを諦めている人もいると思います。

「期待しないのが1番」
と一言で言っても、そう思う背景は人それぞれ。

私は、他人に期待したいし、そして自分も他人の期待に応えられる人になりたい。


結局、自分を見捨てない人と、キチンとお互いを思い遣り合いながら話し合う、という経験をしなければ、私は不満を上手に口に出来る人にはなれないでしょう。

しかし、それが出来る環境を手にしている人が、この世にたくさんいるとは思えません。

恋人でも夫婦でも、全てを話し合わないことが円満の秘訣という人たちはいますし。

なら、不満を持つこと自体止めてしまえたら、どんなに楽でしょう。


穏やかで優しい母親がいる、という友人は

「お母さん、不満があるときは、家の裏で欠けた茶碗とかをひたすら叩き割ってるんだ」

と話していました。

その友人は、あまり不満を口にせず、自分の権利や主張は自分で守ろうとし、それが叶わない場からはそっと離れるタイプです。

女性が不満を抱えたときの対処法は、母親の影響が強い気がします。

以前ご紹介した


キレる私をやめたい ~夫をグーで殴る妻をやめるまで~【電子書籍】[ 田房永子 ]

●ヒステリックにキレる人に絶対読んで欲しい!「キレる私をやめたい」ネタバレ感想

こちらの作家さんもそうですね。


今更「親が~」と言うのもなんですが、でも母親の影響を打ち消す経験がないまま歳を重ねたおばさん、おばあさんというのは、実際には多いと思います。

せめて、誰かに受け入れられなくても、誰かを受け入れられる人になりたい。

そう思いながら私もおばさんになってしまいましたが、いつか、この気持ちが昇華できる日が来るといいな。

解決策はすぐに出てくるものではありませんが、せめて、何も言わずにイライラするようなことは止めたいと思います。


あー今まさに、不満は言えずに、相手が気付くくらいの態度で距離を置こうとしてしまっているので、向こうは

「まーた何か不満持ってるのか。

どうせ聞いても言わないし、聞く義理も無いし、聞いても受け入れられないけど。

不満を持たれること自体が重くて面倒」

って思われてるだろう状況なんですけどねー。

そんなヤツのことは考えること自体止めたい…。
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