都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

「責任を取る」ための結婚をしたがらない男にボロボロにされた女

友人の話です。

彼女は高校生のとき、先輩の弟と付き合い出しました。

彼はいわゆるオタクで、不登校だったか、高校受験に失敗しただったか忘れましたが、高校にはキチンと通っていませんでした。

確かその後大検を取ったかして、専門学校に行ったのかな?


2人の付き合いは、友人が大学に入っても続きました。

そして大学時代に妊娠をしたのですが、まだ学生だったために、堕胎しました。

このとき男性は、産んで欲しいとは言っていたそうです。

その後友人は就職。

2年後にまた妊娠しました。

「今度は産みたい」

と友人は言ったけれど、

「結婚はするけど、子供は今回は諦めて欲しい。」

と言ったそうで、結局友人は堕胎しました。


その後、男性は

「いつ結婚するの?」

と友人が言っても

「責任を取るために結婚はしたくない」

と言い出し、友人はどんどん不満を彼にぶつけるようになりました。

その頃男性は、自分のイラストを公開したサイトをやっていました。

そこによくコメントをしてくる女性がいたそうです。


男性は友人と別れて、その女性と付き合い出しました。

2度の堕胎で心身ともに友人はボロボロになりました。

家族ぐるみの付き合いだったので、友人に

「彼のお母さんに相談したら?」

と私はアドバイスしました。

彼のお母さんなら親身になって、せめて2人が話し合える場を作ってくれるのでは?と思ったのです。


しかし友人は彼に

「お母さんに全部バラしてやる!」

と、彼を脅そうとしました。

また、私は友人に

「慰謝料をもらったら?」

とアドバイスしたりもしました。

堕胎の影響で友人は体調を崩し、遠い病院まで通院したりもしていて、かなりお金がかかると言っていたので。

そして、月に数万円振り込むという約束を取り付けたと聞きました。


その後、友人は

「ちゃんと振り込まれたのは1度だけだった」

と怒り口調で言っていましたが、

後日共通の友人から聞いた話では、友人から

「お金はいらない」

と急に話を変えたりしていたそうです。

とにかく友人はそのとき、取り乱していたようです。

「お金で済む問題じゃない。でも謝罪の形を目に見える形で欲しい」

と思っていたようです。


「私に謝罪して欲しい」

と友人は彼に言い、彼から

「じゃあ何をすれば良い?」

と聞かれ

「そんなこと自分で考えて!」

とキレるというのを繰り返していました。

今なら、彼女はただ彼にまた愛してもらい、結婚したかったんだ、と分かります。

でも当時の私は、とにかく彼女の怒りを慰める方法を模索し、彼をヒドイと思っていました。
友人はその後

「新しい彼女に全て話し、水子供養をすること」

を彼に要求しました。

多分、彼の過去を知ったら、新しい彼女は別れを選ぶと思ったんでしょうね。

実際は2人は別れなかったし、多分お互いより一層

「一緒に償おう!」

みたいな、絆になったんだろうと思います。

過去の女を踏み台にして、自分が選ばれて幸せになった、という状況は、新しい彼女にとっては女冥利に尽きるものですしね。


この友人の話は、ゴマブッ子さんのブログを読んでいる人の中には

「イタイ怖いGSP女の典型」

と鼻で笑う人もいるかもしれません。

友人は強がって、余計傷を拡げることをしていました。

若かった私には、それがよく分かっていませんでした。

傷付いた女性は絶対的に被害者で、傷付けた男性は絶対的に加害者だと思っていました。


しかし今でも、そもそものキッカケを作ったのは、男性だと思っています。

何故、2人目の子を堕胎させたのか?

何故、その後結婚の約束を反故にしたのか?

長く付き合った彼女を捨て、新たに出会った女性とすぐに結婚する男性の話は、よく耳にします。

長く付き合ったことにより、彼女の悪い部分がたくさん見えてしまい、一生の相手と思えなくなるのかもしれません。


友人が堕胎と引き換えのように結婚を迫らなければ、2人は結婚したんでしょうか?

しかし、「結婚はする」と言われなければ、友人は堕胎はしなかったかもしれない。

別に男性は嘘をつくつもりはなかったろうとは思います。

ただ、親になる自信が無く、その場しのぎで結婚を口にし、

その後ヒステリックになった女性に愛想を尽かしたんでしょう。

ヒステリックにさせたのは自分なのに。


友人の立場になれば、取り乱す気持ちは分かります。

男性の気持ちを考えたら、逃げて新しい彼女を作る気持ちは分かります。

結局、2人は合わなかったのかもしれません。

でも、友人は心身ともに傷付いた状況で捨てられた、ということには、いまだに怒りが湧きます。

友人が2度の堕胎も、婚約反故も我慢して、ニコニコと彼の側にいたら結婚できたか?

と言うと、

ロクに働けてもいないオタク男性が、公務員の友人の結婚相手に相応しかったか?と疑問です。

結婚していても、離婚していたかも。


私はいまだにホントに、何が正解だったか分かりません。

ただ、友人はいまでも独身です。

男性の今の状況は知りません。

確か新しい彼女と1~2年後に結婚したとは聞きました。


時々このブログに

結婚、妊娠した女性は、独身女性より偉い

と思っている主婦からの書き込みがあります。

そういう女性が、友人の元彼と付き合って結婚した女性のように、他人の不幸と引き換えに幸せを掴んでたりできるのかな?と思ったりします。

まぁ20代前半の頃の話なので、友人も元彼も新しい彼女も、今なら別の言葉を言ったり、選択したりすると思いますが。

このことは、何となく私の中に

結婚や妊娠が出来れば幸せなわけじゃない

という記憶として残っています。
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