黒人差別の歴史ドラマ「HOLLYWOOD」ネタバレ感想〜David Corenswet(デヴィッド・コレンスウェット)が可愛い
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デヴィッド・コレンスウェットにハマったので、「ポリティシャン」に続き「HOLLYWOOD」をNetflixで一気観しました。
黒人差別のデモが起きているタイミングでこのドラマが放送されていたなんて、皮肉ですね。
ストーリー自体は、なんて感想を書くか悩みます…すごく面白かった、とは言えないかな。
1940年代のハリウッドを舞台に、黒人とアジア人の差別、同性愛者のハラスメントと差別、女性の社会進出、年齢を越えた恋愛、家族間の問題、貧困、アメリカンドリームなどなどをテーマにしていて、日本人が人種差別について考えるキッカケになるドラマだと思います。
ただ、展開は結構ご都合主義なため、意外性が無いかも…
主人公ジャックを演じるのは、私の新推しDavid Corenswetデヴィッド・コレンスウェット。
戦争から戻ってきた退役軍人で、いつかハリウッドでスターになることを夢見る俳優志望のイケメンさん。
既婚者で妻は双子を妊娠中。
エキストラの仕事さえもらえずお金が無くて困っている時に、ガソリンスタンド経営者にスカウトされました。
実はそのガソリンスタンドは、給油ではなくセクシャルな斡旋をするのがメインのお店。
そこにお客に来たスタジオ経営者の妻から気に入られ、映画で主演女優の彼氏役を射止めます。
この彼が出演することになる映画「メグ」がこのドラマのポイント。
主演女優カミールは黒人
脚本家アーチーは黒人でゲイ
監督レイモンドは白人とアジア(フィリピン)人のハーフ兼、カミールの恋人
カミールと主演の座を競うクレアは、実はスタジオ経営者の娘
他、ジャックと共にオーディションを受け、端役を掴むアーチーの恋人もメインキャスト、なのかな。
黒人が脚本家になると、黒人向けの映画しか作れない。
黒人の女優は、使用人やおどけた役しかもらえない。
アジア人の女優は、賞を獲得できない。
そういう時代に、若者たちが経営陣を巻き込んで新たな「黒人が主演の感動的な映画」を作成し、様々な妨害に遭うのも乗り越えて、映画が大当たりする、というストーリーでした。
今騒がれている黒人差別のデモに対する日本人の反応を見ていると、SNSの中だけかもしれませんが、ものすごく拒絶反応を感じている人が多いように思えます。
所詮他人事、と思う人もいれば、黄色人種だって差別されている、という人もいれば、そもそもの差別の歴史を知らない人もいる…
「日本人は黒人を差別していないんだから、日本でデモをやる必要は無い」
という人の意見をたくさん見かけました。
また、「黒人との間にハーフの娘を生んだけれど、娘は日本で差別を受けていないのに、デモなんかされたら娘は差別対象だと思われてしまうので迷惑」と大坂なおみにリプライしている人もいました。
私は友人の旦那さんが黒人さんだったので、日本で通りすがりのおじさんからからかわれたり、嫌味を言われたり、という差別が日常的にある、と聞いたことがあります。
手塚治虫の漫画でも、近年発売されたコンビニ版では、黒人差別の表現があるため注釈が入っていました。
日本人の中には、何故、いつから黒人差別が始まったのかも知らないし、今は無関係と思っている人もいる。
そして、敢えて今デモをするのは余計なトラブルが起こるし、政治的な仕掛けに思えて怪しい、と勘ぐる人もいる…
「いつまでも終わったはずのことを騒ぐな」という価値観の人がいて、そういう人にはこのドラマは合わないでしょう…
テンポの良いコミカルなシーンも多いのですが、すごく微妙なのが…
「黒人、アジア人が初めて評価された映画を作った話」
になったことにより、逆に白人と差をつける印象になったのでは?とも思えてしまうのです。
白人イケメンのジャックは、授賞式で助演男優賞を逃してしまうので…
「ザ・ポリティシャン」シーズン1ネタバレ感想~デヴィッド・コレンスウェットが新田真剣佑ぽくてカッコイイ
友人が以前Netflixオリジナルの海外ドラマの何かが良い、と話していたのですが、もしかしてコレかな?と、トップ画面でオススメされたドラマ「The Politician(ザ・ポリティシャン)」を観てみました。ら…1話目の展開と、River Barkley(リバー・バークリー)を演じるDavid Corenswet(デヴィッド・コレンスウェット)がめっちゃカッコよくてハマり、一気に全8話観ちゃって寝不足…まぁ…リバーは1話で自殺しちゃうんですけど、でも...
黒人差別のデモが起きているタイミングでこのドラマが放送されていたなんて、皮肉ですね。
ストーリー自体は、なんて感想を書くか悩みます…すごく面白かった、とは言えないかな。
1940年代のハリウッドを舞台に、黒人とアジア人の差別、同性愛者のハラスメントと差別、女性の社会進出、年齢を越えた恋愛、家族間の問題、貧困、アメリカンドリームなどなどをテーマにしていて、日本人が人種差別について考えるキッカケになるドラマだと思います。
ただ、展開は結構ご都合主義なため、意外性が無いかも…
主人公ジャックを演じるのは、私の新推しDavid Corenswetデヴィッド・コレンスウェット。
戦争から戻ってきた退役軍人で、いつかハリウッドでスターになることを夢見る俳優志望のイケメンさん。
既婚者で妻は双子を妊娠中。
エキストラの仕事さえもらえずお金が無くて困っている時に、ガソリンスタンド経営者にスカウトされました。
実はそのガソリンスタンドは、給油ではなくセクシャルな斡旋をするのがメインのお店。
そこにお客に来たスタジオ経営者の妻から気に入られ、映画で主演女優の彼氏役を射止めます。
この彼が出演することになる映画「メグ」がこのドラマのポイント。
主演女優カミールは黒人
脚本家アーチーは黒人でゲイ
監督レイモンドは白人とアジア(フィリピン)人のハーフ兼、カミールの恋人
カミールと主演の座を競うクレアは、実はスタジオ経営者の娘
他、ジャックと共にオーディションを受け、端役を掴むアーチーの恋人もメインキャスト、なのかな。
黒人が脚本家になると、黒人向けの映画しか作れない。
黒人の女優は、使用人やおどけた役しかもらえない。
アジア人の女優は、賞を獲得できない。
そういう時代に、若者たちが経営陣を巻き込んで新たな「黒人が主演の感動的な映画」を作成し、様々な妨害に遭うのも乗り越えて、映画が大当たりする、というストーリーでした。
今騒がれている黒人差別のデモに対する日本人の反応を見ていると、SNSの中だけかもしれませんが、ものすごく拒絶反応を感じている人が多いように思えます。
所詮他人事、と思う人もいれば、黄色人種だって差別されている、という人もいれば、そもそもの差別の歴史を知らない人もいる…
「日本人は黒人を差別していないんだから、日本でデモをやる必要は無い」
という人の意見をたくさん見かけました。
また、「黒人との間にハーフの娘を生んだけれど、娘は日本で差別を受けていないのに、デモなんかされたら娘は差別対象だと思われてしまうので迷惑」と大坂なおみにリプライしている人もいました。
私は友人の旦那さんが黒人さんだったので、日本で通りすがりのおじさんからからかわれたり、嫌味を言われたり、という差別が日常的にある、と聞いたことがあります。
手塚治虫の漫画でも、近年発売されたコンビニ版では、黒人差別の表現があるため注釈が入っていました。
日本人の中には、何故、いつから黒人差別が始まったのかも知らないし、今は無関係と思っている人もいる。
そして、敢えて今デモをするのは余計なトラブルが起こるし、政治的な仕掛けに思えて怪しい、と勘ぐる人もいる…
「いつまでも終わったはずのことを騒ぐな」という価値観の人がいて、そういう人にはこのドラマは合わないでしょう…
テンポの良いコミカルなシーンも多いのですが、すごく微妙なのが…
「黒人、アジア人が初めて評価された映画を作った話」
になったことにより、逆に白人と差をつける印象になったのでは?とも思えてしまうのです。
白人イケメンのジャックは、授賞式で助演男優賞を逃してしまうので…
素直な気持ちで観れば、オープニングから始まる「黒人もアジア人も白人も、皆んな一緒に力を合わせてアメリカンドリームを掴み取る」というお話は、良い。
けど、そもそもそうあるべきであって、何故今、昔のハリウッドでは人種差別が激しく、そして肉体関係を要求されなければ役を掴めなかったのか(どちらも今もあることかもしれませんが…)を訴えかけられると、ちょっと疲れるかな…というのが正直な気持ち。
お勉強をしたいのではなくて、エンターテイメントでイケメンを堪能したいってだけのラフな気持ちで観始めてしまったため、余計にそう感じました。
黒人が主演というだけで大ブーイングが起こった過去を知ることには意義があったし、最後の大団円にはスカッとしたので、つまらなかった、とまでは思いません。
ただ…私の推しの出演時間は…段々と物語が進むにつれて、減っていってたの…
彼が主演だと思っていたのに、気付いたら高齢者の経営陣と、黒人さんたちがメインのお話になってた…
ちなみに、デヴィッド・コレンスウェットのビジュアルなどは、「ポリティシャン」の方が好みでした。
ストーリーも向こうの方が面白かったな〜。
ただデヴィッドは「ポリティシャン」のシーズン1が終わった時に
「この流れだと2には僕の出番は無いな…」
とショックを受けていた時に、この「HOLLYWOOD」出演依頼が来たとのことなので、彼はもっともっと売れると見込まれている、ということのはず!
このドラマの中で、カミールを励ます有名黒人女優として出てくるハティ・マクダニエルのエピソードが、かなり史実に近いというのは衝撃でした。
オスカー受賞式は、黒人だと会場に入れてもらえない、という歴史を変えたというエピソードとして出てくるのですが、当時の人種差別は本当に意味が分かりませんね…
「祖父母が奴隷として連れてこられた」
と語るシーンがあったのですが、確かに昔の映画などでは、黒人=白人のお屋敷の使用人、ってイメージなの多かったな。
私が子供の頃くらいから、黒人たちがラップを歌うとか、ダンスをするとか、スポーツで活躍するとかいうストーリーが増えてきていましたが、それでもまだ根深く残っている人種差別。
っていうか、そもそもこういう差別問題のときに、中国人は出てくるけど、日本人はほぼ出てこないよね…
マシ・オカも「20年前くらいは、日本人はハリウッドでは観光客とかの役か、武道の達人の役しかもらえなかった」って言ってたし…
「HOLLYWOOD」の中でも中国系の女優さんが「元々アジア人の顔をしているのに、なんでメイクでもっとアジア人っぽくしなきゃいけないのよ!」とイラつくシーンがありましたが、そういう人種に対するステレオタイプな思い込み、まだまだあると思います。
ただ、じゃあもっとハリウッドで有色人種を起用すべきだ!と言い続けてしまうと、推しの白人男性の出演機会が減ることにもなる…
その辺りは、あくまでも好みとして棲み分けして欲しいなぁ、と私は個人的には思います。
色んな人種の人が出てくる作品も良いし、白人だけ、黒人だけ、アジア人だけの作品があっても良い。
出てくる人の肌が何色か?が問題なのではなくて、ストーリーと役が合ってるかが大事なのだから。
エンターテイメントと差別問題は相性が良いのですが、差別問題に注力しすぎてストーリーが破綻してもダメ。
それでも現時点では、まだまだ黒人だけでなく日本に対しても、ハリウッドの監督は変なステレオタイプな街のセットを作ったりしちゃうから、現実が分かってない。
いや、監督は分かってるけど、映画を観る多くの世界中の人達が、日本にまだ固定概念を抱いているのかも?
それを変えていくためには、海外旅行ででもお互いに行き来しあったりした方が良いのかな。
さて、あとは推しの追えるものが少なくなってきました…
とりあえず、アメリカ版Amazonで放送されたドラマがあるのだけど、それは日本のAmazonでは視聴できないため、Blu-rayを買ってしまいました。
英語字幕しかないため、どのくらい理解できるか分からないけど…でも届くの楽しみ!
海外ドラマって、日本にいるだけだと知らない、考えない価値観を教えてくれるので、勉強になるし、華やかで面白いですね。
Netflix限定だとなかなかファンが付きにくいみたいなので、これからもうちょっと、そっと推しの普及をがんばります…
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けど、そもそもそうあるべきであって、何故今、昔のハリウッドでは人種差別が激しく、そして肉体関係を要求されなければ役を掴めなかったのか(どちらも今もあることかもしれませんが…)を訴えかけられると、ちょっと疲れるかな…というのが正直な気持ち。
お勉強をしたいのではなくて、エンターテイメントでイケメンを堪能したいってだけのラフな気持ちで観始めてしまったため、余計にそう感じました。
黒人が主演というだけで大ブーイングが起こった過去を知ることには意義があったし、最後の大団円にはスカッとしたので、つまらなかった、とまでは思いません。
ただ…私の推しの出演時間は…段々と物語が進むにつれて、減っていってたの…
彼が主演だと思っていたのに、気付いたら高齢者の経営陣と、黒人さんたちがメインのお話になってた…
ちなみに、デヴィッド・コレンスウェットのビジュアルなどは、「ポリティシャン」の方が好みでした。
ストーリーも向こうの方が面白かったな〜。
ただデヴィッドは「ポリティシャン」のシーズン1が終わった時に
「この流れだと2には僕の出番は無いな…」
とショックを受けていた時に、この「HOLLYWOOD」出演依頼が来たとのことなので、彼はもっともっと売れると見込まれている、ということのはず!
このドラマの中で、カミールを励ます有名黒人女優として出てくるハティ・マクダニエルのエピソードが、かなり史実に近いというのは衝撃でした。
「風と共に去りぬ」で思い出したけどNetflix「Hollywood」のアカデミー賞のシーンで、Queen Latifah演じるマミー役のハティマクダニエル(1940年にアフリカンアメリカンで初のオスカー受賞)は、黒人だからオスカー会場に入れてもらえなかった。史実では、会場には入れたけれど、→
— 保科由里子 yuriko hoshina (@YURIKOHOSHINA) June 11, 2020
オスカー受賞式は、黒人だと会場に入れてもらえない、という歴史を変えたというエピソードとして出てくるのですが、当時の人種差別は本当に意味が分かりませんね…
「祖父母が奴隷として連れてこられた」
と語るシーンがあったのですが、確かに昔の映画などでは、黒人=白人のお屋敷の使用人、ってイメージなの多かったな。
私が子供の頃くらいから、黒人たちがラップを歌うとか、ダンスをするとか、スポーツで活躍するとかいうストーリーが増えてきていましたが、それでもまだ根深く残っている人種差別。
っていうか、そもそもこういう差別問題のときに、中国人は出てくるけど、日本人はほぼ出てこないよね…
マシ・オカも「20年前くらいは、日本人はハリウッドでは観光客とかの役か、武道の達人の役しかもらえなかった」って言ってたし…
「HOLLYWOOD」の中でも中国系の女優さんが「元々アジア人の顔をしているのに、なんでメイクでもっとアジア人っぽくしなきゃいけないのよ!」とイラつくシーンがありましたが、そういう人種に対するステレオタイプな思い込み、まだまだあると思います。
ただ、じゃあもっとハリウッドで有色人種を起用すべきだ!と言い続けてしまうと、推しの白人男性の出演機会が減ることにもなる…
その辺りは、あくまでも好みとして棲み分けして欲しいなぁ、と私は個人的には思います。
色んな人種の人が出てくる作品も良いし、白人だけ、黒人だけ、アジア人だけの作品があっても良い。
出てくる人の肌が何色か?が問題なのではなくて、ストーリーと役が合ってるかが大事なのだから。
エンターテイメントと差別問題は相性が良いのですが、差別問題に注力しすぎてストーリーが破綻してもダメ。
それでも現時点では、まだまだ黒人だけでなく日本に対しても、ハリウッドの監督は変なステレオタイプな街のセットを作ったりしちゃうから、現実が分かってない。
いや、監督は分かってるけど、映画を観る多くの世界中の人達が、日本にまだ固定概念を抱いているのかも?
それを変えていくためには、海外旅行ででもお互いに行き来しあったりした方が良いのかな。
さて、あとは推しの追えるものが少なくなってきました…
とりあえず、アメリカ版Amazonで放送されたドラマがあるのだけど、それは日本のAmazonでは視聴できないため、Blu-rayを買ってしまいました。
英語字幕しかないため、どのくらい理解できるか分からないけど…でも届くの楽しみ!
海外ドラマって、日本にいるだけだと知らない、考えない価値観を教えてくれるので、勉強になるし、華やかで面白いですね。
Netflix限定だとなかなかファンが付きにくいみたいなので、これからもうちょっと、そっと推しの普及をがんばります…
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