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映画「里見八犬伝」千葉真一・真田広之・夏木マリ・京本政樹と豪華!

新田真剣佑のパパ千葉真一の出演作をHULUで観ようと検索したら、ちょうど映画「里見八犬伝」の公開が明日までとなっていました。


里見八犬伝



私これ、映画館で観てるんですよねー。

いや、全然まだこの映画を理解出来る年齢ではなかったのですが、当時って

「親が買い物中に、子供を映画館に置いておく」

というのが普通だったんですね。

で、兄と年が離れているので、理解出来るかどうかなんて関係なく、私も映画館に放り込まれていたのです。

あと、この頃は「子供に観せるの相応しくない」とかいう概念が無かったので、子供も大人も人気映画は何でも一緒に観てました。

幼心に、なんか怖い女の人がいて、血の池みたいなのがあって、ヌードシーンもあったな、とボンヤリした記憶がありますが、これは後年テレビでの放送を観たからかな?


今改めて観てみたら…

冒頭から生首ドーン!グロい!

でもって、物凄く豪華な俳優陣と演出で、さすが深作欣二!

敵の女性が色っぽかった、と思ってたら、若き日の夏木マリ!

この夏木マリが、血の池に入浴するシーンで、顕になったお胸を披露してくれているのです。

味方として出る、血の繋がらない妹と恋をしている美青年は、京本政樹。

ヤバイ、メチャクチャ美しい…

夏木マリと京本政樹が変わらぬ美貌を保っていることにも驚きました。


主人公は薬師丸ひろ子ですが、まぁアイドルだよねって感じ。

でも相手役の真田広之とのキスシーン&結ばれるシーンは、エロい!

千葉真一パパのお顔の濃さは、真剣佑が醤油顔に見えるレベルですね。

山伏の格好がお似合いで、まるで弁慶のようですが、アラブの石油王にも見えます。

どちらかと言うと、真剣佑は真田広之に似てる感じなんだなーと思いました。

若い頃の真田広之も美形よねぇ〜。

千葉真一パパの殺陣もお見事ですし、教え子である真田広之と志保美悦子の殺陣も鮮やかで、身のこなし軽やかに迫力ある動きを見せてくれます。

お話全体的には、拳銃とかチープな昆虫妖怪の特撮とか、アレ?と思う部分もあるし、結構後半ドタバタなのですが、大人数の戦闘シーンは迫力満点。

友人曰く「この頃の角川映画はめちゃくちゃお金かけてるからねー」とのことですが、確かにCG無しでこの桜吹雪、この戦闘シーンは、めちゃくちゃお金かかってるわー。
この映画のことをWikipediaで読んでいたら、志穂美悦子のページに、当時千葉真一の奥さんだった野際陽子が

「仕事で大成するには本名を崩してはいけない」

というルールで「塩見 悦子」の芸名を「志穂美悦子」と名付けた、と書かれていました。

そっか、だから「眞栄田郷敦」くんは本名の「前田」じゃなくて「眞栄田」にしたんですね。

真剣佑は千葉真一パパに相談をしなかったから、全然違う「新田」を役名から取ってつけたのかな。

真剣佑ファンのお若い方には、パパの若き日の名作のウチの一つとして観ることをオススメします。

桜吹雪の中で志穂美悦子が舞を披露するシーンは、圧巻の美しさですよー。

配給収入は23億2000万円。

配給収入とは興行収入から映画館の売上を差し引いた分だそうなので、興行収入はこの倍近く、45億円くらいだったのかと思われます。


ちなみに当時「南極物語」も映画館で観たのですが、同年に発表された作品だったんですね。

そして「E.T」がこの前年。

当時は映画が大ブームだったので、それだけ有名作と言われるものが多いのだと思いますが、それにしてもこれだけ長年観られる映画って、今の時代では考えられないかも。

そして今の子供にアレコレとお色気やら血なまぐさいものを観せてはいけないって価値観は、ちょっとやり過ぎなのかもなーと改めて思いました。

血の池で湯浴みする夏木マリは、今ならグロくてダメって言われるかもしれないけど、やっぱり色っぽくて美しい!

それだけでもお若い方に観て頂きたい作品です。

夏木マリも「超一流が詰まった作品です」とご自分のブログで紹介されていました。



そうそう、なんで息子とキスするのか不思議だけど、そもそも息子に見えない成人男性だしね。

こうして観ると、千葉真一パパの経歴が本当に華々しいものだと思い知ります。

まだまだ真剣佑には、このレベルの出演作は無いから、いつの日がこれ以上の作品に出て欲しい…けど、日本の映画界がこのレベルの作品を作れるのかしら?

お若い方もそうでない方も、是非機会があったら観てみてくださいませ!

男も女もめっちゃキレイですよー。
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