映画「チワワちゃん」舞台挨拶付きネタバレ感想
今日は新宿バルト9で開催された、公開記念舞台挨拶付き映画「チワワちゃん」を観に行ってきました。
『チワワちゃん』映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)
有名な岡崎京子のマンガを映画化した作品になります。
チワワちゃん (カドカワデジタルコミックス)
舞台挨拶付きチケットはぴあで2千円プラス手数料で購入。
余裕でチケット残ってたので客入りはどうなんだろ?と思ってましたが、私より後列も埋まっていて、ほぼ満席でした。
アラフォー以上の男女が目に付きましたが、若い人も多かったです。
こういう舞台挨拶観るのは久々でしたが、30分結構色々お話聞けて、楽しかった!
1番笑ったのは、門脇麦の後に成田凌の番になり
「成田凌です。…」
と名乗ってから間があり、
「あ、すみません、拍手を待っちゃいました」
と言うので、お客さん達は笑いながら拍手。
その後の俳優さん達が名乗るたびに皆んな拍手になったため、俳優さん達は間の取り方に困惑。
「成田くんのせいだよ!」
と仲万美が言い、会場中爆笑になりました!
私が観た回の前には報道陣が入っていたけど、2回目なので自由に話してOK、と言う司会者の言葉に
「役作りでAVを毎日3時間観てました」
と話した方がいて、上映中にその成果が現れたシーンでは観客がクスクス笑っていました。
門脇麦ちゃんは、小柄で姿勢良く、品良く、素敵でした!
後半ほんの少し出演しただけの松本穂香も登壇していましたが、可愛らしかったです。
男性陣5人でミュージカル風に撮影したシーンがあったそうですが、最終的に全てカットになってしまった、という裏話も聞かせてくれました。
ワザワザ撮り直したり、スタジオ借りたりしたシーンだったそうで、それは勿体ないですね。
共演者たちは仲間感を出すために、撮影前のリハーサルで何度か会い、撮影中は門脇麦が皆んなの様子を監督にメールで伝えたりしながら、一体感を出していったそうです。
成田凌は何年か前からこの映画を撮ることを監督と話していたのだとか。
「僕が1番、役作りに関しては監督と話していたと思います。
実は僕のセリフは台本からかなり削っていて、最初と最後しかセリフがありません。
セリフがあった部分には、こういう演技をする、と監督に話して、話さずに撮影をしました」
と成田凌が語っていましたが、確かに成田凌は
「君は他の子とどこかが違う」
という口説き文句以外は、ラストに門脇麦が訪ねに行くシーンまで、セリフはありませんでした。
だからこそ、彼のクズ男役っぷりが引き立っていたな、と思います。
チワワちゃん役の吉田志織は、撮影の合間も自分のことを
「チワワは~」
と話してなりきり、成田凌と2人で公園に行ってブランコに乗ったりして恋人感を出したそうです。
「撮影中は、吉田くんにしか見えていなかったので、『カッコイイ!吉田くん好き好き!』って思ってました」
と、成田凌ファンから嫉妬されそうな発言をしていましたが、あの吉田役は仕方ない…!
濡場がたくさんあったけど、でも生々しくないというか、チワワちゃんが素直に吉田くんを全面的に好きなのが伝わってきたので、舞台挨拶で裏話が聞けたことでより一層映画の良さに気付けたと思います。
さて本編のネタバレ感想ですが、こちら原作は昔読んでいました。
20歳そこそこの時に読んだのですが、その時点でもすでに「ちょっと前の名作」扱いだった「チワワちゃん」。
私より上の世代のお話なので、これを現代風に出来るの?古っぽくならない?
と心配していましたが…
原作の再現率が高いのに、キチンと今時の話になってて、面白い!
チワワちゃんが原作から抜け出てきたように、そのまんま!
ストーリーを簡単にまとめると
「東京湾で女性のバラバラ死体が見つかった。
DNA鑑定で特定された被害者は、以前皆んなで集まって仲良くしていた女の子、チワワちゃんだと分かった。
ニュースでは、モデル活動していたチワワちゃんのことを好き勝手に報道しているけど、チワワちゃんはそんな子じゃなかった。
じゃあ…チワワちゃんはどんな子だったんだろう?
好きだった吉田くんがナンパして付き合いだしたチワワちゃんに、嫉妬心も感じていた主人公のミキ(門脇麦)は、チワワちゃんのことを取材しているライター(栗山千明)に話すために、仲間たちに最近のチワワちゃんのことを聞いて回ります。
チワワちゃんは明るく楽しい破天荒な子で、出会ってすぐに行きつけの店に来ていた不動産業者の客から600万円を奪う、ということをやらかしました。
その不動産業者がその後逮捕されたため、まんまとその金を手にした面々は、3日間乱痴気パーティーをして全て使い切ってしまいました。
チワワちゃんは可愛くて、最強!
『チワワちゃん』映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)
有名な岡崎京子のマンガを映画化した作品になります。
チワワちゃん (カドカワデジタルコミックス)
舞台挨拶付きチケットはぴあで2千円プラス手数料で購入。
余裕でチケット残ってたので客入りはどうなんだろ?と思ってましたが、私より後列も埋まっていて、ほぼ満席でした。
アラフォー以上の男女が目に付きましたが、若い人も多かったです。
こういう舞台挨拶観るのは久々でしたが、30分結構色々お話聞けて、楽しかった!
1番笑ったのは、門脇麦の後に成田凌の番になり
「成田凌です。…」
と名乗ってから間があり、
「あ、すみません、拍手を待っちゃいました」
と言うので、お客さん達は笑いながら拍手。
その後の俳優さん達が名乗るたびに皆んな拍手になったため、俳優さん達は間の取り方に困惑。
「成田くんのせいだよ!」
と仲万美が言い、会場中爆笑になりました!
私が観た回の前には報道陣が入っていたけど、2回目なので自由に話してOK、と言う司会者の言葉に
「役作りでAVを毎日3時間観てました」
と話した方がいて、上映中にその成果が現れたシーンでは観客がクスクス笑っていました。
門脇麦ちゃんは、小柄で姿勢良く、品良く、素敵でした!
後半ほんの少し出演しただけの松本穂香も登壇していましたが、可愛らしかったです。
男性陣5人でミュージカル風に撮影したシーンがあったそうですが、最終的に全てカットになってしまった、という裏話も聞かせてくれました。
ワザワザ撮り直したり、スタジオ借りたりしたシーンだったそうで、それは勿体ないですね。
共演者たちは仲間感を出すために、撮影前のリハーサルで何度か会い、撮影中は門脇麦が皆んなの様子を監督にメールで伝えたりしながら、一体感を出していったそうです。
成田凌は何年か前からこの映画を撮ることを監督と話していたのだとか。
「僕が1番、役作りに関しては監督と話していたと思います。
実は僕のセリフは台本からかなり削っていて、最初と最後しかセリフがありません。
セリフがあった部分には、こういう演技をする、と監督に話して、話さずに撮影をしました」
と成田凌が語っていましたが、確かに成田凌は
「君は他の子とどこかが違う」
という口説き文句以外は、ラストに門脇麦が訪ねに行くシーンまで、セリフはありませんでした。
だからこそ、彼のクズ男役っぷりが引き立っていたな、と思います。
チワワちゃん役の吉田志織は、撮影の合間も自分のことを
「チワワは~」
と話してなりきり、成田凌と2人で公園に行ってブランコに乗ったりして恋人感を出したそうです。
「撮影中は、吉田くんにしか見えていなかったので、『カッコイイ!吉田くん好き好き!』って思ってました」
と、成田凌ファンから嫉妬されそうな発言をしていましたが、あの吉田役は仕方ない…!
濡場がたくさんあったけど、でも生々しくないというか、チワワちゃんが素直に吉田くんを全面的に好きなのが伝わってきたので、舞台挨拶で裏話が聞けたことでより一層映画の良さに気付けたと思います。
さて本編のネタバレ感想ですが、こちら原作は昔読んでいました。
20歳そこそこの時に読んだのですが、その時点でもすでに「ちょっと前の名作」扱いだった「チワワちゃん」。
私より上の世代のお話なので、これを現代風に出来るの?古っぽくならない?
と心配していましたが…
原作の再現率が高いのに、キチンと今時の話になってて、面白い!
チワワちゃんが原作から抜け出てきたように、そのまんま!
ストーリーを簡単にまとめると
「東京湾で女性のバラバラ死体が見つかった。
DNA鑑定で特定された被害者は、以前皆んなで集まって仲良くしていた女の子、チワワちゃんだと分かった。
ニュースでは、モデル活動していたチワワちゃんのことを好き勝手に報道しているけど、チワワちゃんはそんな子じゃなかった。
じゃあ…チワワちゃんはどんな子だったんだろう?
好きだった吉田くんがナンパして付き合いだしたチワワちゃんに、嫉妬心も感じていた主人公のミキ(門脇麦)は、チワワちゃんのことを取材しているライター(栗山千明)に話すために、仲間たちに最近のチワワちゃんのことを聞いて回ります。
チワワちゃんは明るく楽しい破天荒な子で、出会ってすぐに行きつけの店に来ていた不動産業者の客から600万円を奪う、ということをやらかしました。
その不動産業者がその後逮捕されたため、まんまとその金を手にした面々は、3日間乱痴気パーティーをして全て使い切ってしまいました。
チワワちゃんは可愛くて、最強!
その後、趣味で素人モデル投稿をしていたミキの真似をしてInstagramを始めたチワワちゃんは、話題のモデルになりました。
しかし、それまでベタベタしていたはずの吉田くんと別れ、カメラマン(浅野忠信)と付き合い出したあたりから、徐々に皆んなで集まることはなくなってしまいます。
そのカメラマンとも別れ、仲間たちの家を次々と泊まり歩くようになったチワワちゃんは、その後AV女優になりました。
そして、見るからにヤバイ奴らとつるんでるな、と思っていたら、皆んなに借金を頼むようになり、より皆んなが距離を置くようになったら…
バラバラ死体となって発見された。
明るくはしゃいでいたチワワちゃんは、実は人一倍寂しがりやで依存心が強く、孤独を抱えていた子だったのかもしれない…。
ラスト、皆んなでチワワちゃんが発見された海に行き、花を手向ける仲間たち。」
おわり。
という、当時流行った「オシャレで華やかな憧れの街東京で、遊びながらも孤独を抱える地方出身の女の子」のお話なのですが、原作の痛々しさをうまく現代風に出せていたな、と思います。
そして、門脇麦ちゃんの演技が素晴らしいのに加え、チワワちゃんに片思いしていたカメラ小僧役の村上虹郎がめちゃくちゃ良かった!
友人の推し成河さんは、仲間たちが行きつけにしているバーを経営している、ゲイのバーテンダー役でした。
この記事でラストの成河さんと村上虹郎のシーンが絶賛されていますが、確かにこのシーンは素晴らしくて、泣きそうになりました。
出演者がかなり豪華で、久々にこんなに良い映画観たなー!という気持ちでいっぱいです。
これ、門脇麦ちゃんか村上虹郎、何か賞を獲るんじゃないかな?
成田凌もカッコ良かったし、チワワちゃん役の吉田志織も良かった。
「十二人の死にたい子どもたち」に出演する古川琴音は、さすが門脇麦と同じ事務所ユマニテ所属。
あまりセリフが無いのに、とても存在感がありました。
成河さんのオネェキャラのバーテンダーも良かったなぁ。
とにかく褒めまくってますが、やはり門脇麦と村上虹郎の表情の演技が素晴らしかったです。
舞台挨拶付きに行って、ホント良かったなぁ。
この映画アラフォー世代にも若者にもオススメです。
予告見て想像している以上に、演出も演技も良かった!
ぜひ映画館で、昔からの友人とご覧下さいませ!
※書ききれなかった感想をこちらにも書いたので、よろしければどうぞ
↓
●モテる男が何を考えているのか、未だに分からない〜映画「チワワちゃん」感想
しかし、それまでベタベタしていたはずの吉田くんと別れ、カメラマン(浅野忠信)と付き合い出したあたりから、徐々に皆んなで集まることはなくなってしまいます。
そのカメラマンとも別れ、仲間たちの家を次々と泊まり歩くようになったチワワちゃんは、その後AV女優になりました。
そして、見るからにヤバイ奴らとつるんでるな、と思っていたら、皆んなに借金を頼むようになり、より皆んなが距離を置くようになったら…
バラバラ死体となって発見された。
明るくはしゃいでいたチワワちゃんは、実は人一倍寂しがりやで依存心が強く、孤独を抱えていた子だったのかもしれない…。
ラスト、皆んなでチワワちゃんが発見された海に行き、花を手向ける仲間たち。」
おわり。
という、当時流行った「オシャレで華やかな憧れの街東京で、遊びながらも孤独を抱える地方出身の女の子」のお話なのですが、原作の痛々しさをうまく現代風に出せていたな、と思います。
そして、門脇麦ちゃんの演技が素晴らしいのに加え、チワワちゃんに片思いしていたカメラ小僧役の村上虹郎がめちゃくちゃ良かった!
友人の推し成河さんは、仲間たちが行きつけにしているバーを経営している、ゲイのバーテンダー役でした。
村上虹郎の感情の流れを読みとり、年齢不詳感を醸し出す 俳優・成河の魅力を『チワワちゃん』監督が語る #成河 #チワワちゃん https://t.co/f30PuTMBWW pic.twitter.com/cNRfv6Ep2t
— SPICE[エンタメ情報メディア]/e+ (@spice_topics) 2019年1月10日
この記事でラストの成河さんと村上虹郎のシーンが絶賛されていますが、確かにこのシーンは素晴らしくて、泣きそうになりました。
出演者がかなり豪華で、久々にこんなに良い映画観たなー!という気持ちでいっぱいです。
これ、門脇麦ちゃんか村上虹郎、何か賞を獲るんじゃないかな?
成田凌もカッコ良かったし、チワワちゃん役の吉田志織も良かった。
「十二人の死にたい子どもたち」に出演する古川琴音は、さすが門脇麦と同じ事務所ユマニテ所属。
あまりセリフが無いのに、とても存在感がありました。
成河さんのオネェキャラのバーテンダーも良かったなぁ。
とにかく褒めまくってますが、やはり門脇麦と村上虹郎の表情の演技が素晴らしかったです。
舞台挨拶付きに行って、ホント良かったなぁ。
この映画アラフォー世代にも若者にもオススメです。
予告見て想像している以上に、演出も演技も良かった!
ぜひ映画館で、昔からの友人とご覧下さいませ!
※書ききれなかった感想をこちらにも書いたので、よろしければどうぞ
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