元祖一目惚れストーカー女⁉︎道成寺へ!~和歌山旅日記

2019年10月01日
旅日記 0
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「安珍清姫伝説」で有名な和歌山県の道成寺、私は漫画で2度ここのお話を読んだことがあるのですが、意外と知らない方が多いそうですね。

道成寺_参道

能や歌舞伎の演目でも有名なお話です。

お話内容をサクッとまとめると

「一目惚れしたイケメンの僧侶 安珍に嘘をつかれた若い娘の清姫が、ストーカーと化して60km近く走って追って、追って、それでも逃げる安珍を追って…

最後はこの道成寺に逃げ込み、釣鐘の中に隠れた安珍を、大蛇と化した清姫が焼き殺してしまいます。

その後意気消沈して川に身を投げた清姫。

安珍と清姫はその後増上寺の千手観世音菩薩さまの力で無事に成仏しました。

めでたし、めでたし。」


という、めでたしか?な内容ですが、私はこの物語を篠有紀子のコメディノリもある漫画で読んでいました。


清姫ものがたり

また、成田美名子の漫画「花よりも花の如く」9巻の中で、能の役者である主人公が師匠の祖父とこのお寺に来て、その後「道成寺」を披くエピソードがありました。


花よりも花の如く 9 (花とゆめCOMICS)


ちなみにこの道成寺、「安珍清姫伝説」で有名になっていますが、建造されたのはそれより更に前の701年。

和歌山で最古の寺院だそうです。

高野山は816年、熊野大社は317年と書かれているけど…一度も焼失していないから最古、なのかしら?

安珍清姫がこのお寺に来たのは928年と言われています。

お寺ですが神仏習合の関係もあり、参拝は手拍子のように「1拍手、間を置いて2拍手」と3回手を叩くそうです。

お寺の手前に有料駐車場(参道下は普通車500円、少し離れた場所なら400円)があり、その手前に数軒お土産物屋さんがありました。

参道の階段や境内には7不思議の立て看板があります。

道成寺_七不思議

安珍と鐘を埋葬した安珍塚や、当時鐘のあった場所に咲く桜(調査をしたところ、かつて鐘がここにあったことは確実となり、そこに焼けた土もあったそうです)がありました。

道成寺_安珍塚

本堂は裏側から撮影しています。

道成寺

ご開帳は33年に一度。

fc2blog_20190930123845c67.jpg


次のご開帳は平成50年、西暦2038年となります。
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拝観料600円を払うと、撮影禁止ですが千手観音像や増長天や多聞天など、干支毎に置かれた広間で増上寺が建立された歴史を拝聴した後、別室で安珍清姫伝説の絵巻物を見ながらお話を聞けます。

その他、歌舞伎や能などで清姫を演じた役者さんたちの写真がズラリと飾られていました。

増上寺自体は聖武天皇の母親、藤原宮子が元々はこの近くの村長?海女?の娘で、彼女の母親が川から拾い上げた観音像に祈願したら願いが叶った(宮子は生まれつき髪が生えない子だったが、観音像に祈願したら美しい長い髪が生えたとのこと)ので、後日建立した寺院だとか。

女性が藤原宮子(かみなが姫)に願掛けすると女の幸せ(玉の輿や子宝とか)のご利益があるとのことですが…

ま、玉の輿や子宝が「女の幸せ」と断定されると、ちょっとフェミ的にはモヤりますね。

男は立身出世、女は玉の輿ってさぁ。

また、藤原宮子は出産後36年間息子の聖武天皇に会えず、それを悲しんで悩んでいたけれど、僧侶と話して心が癒やされたというお話が書かれた本の張り紙も見ました。

当時の状況を考えればそういうものなのでしょうが、藤原宮子が幸福と言われているのは天皇となる子供を産んだから、で片付けられてしまうのは、どうなのでしょう…。


安珍清姫伝説の絵巻物はお若い男性が話してくれたのですが、この内容、ギャグを交えたトークのセリフは前述の「花よりも花の如く」に全く同じ言葉が出てきます。(漫画では僧侶が話していました)

先のあらすじではザックリ書きましたが、このお寺では

「清姫のように女性をここまで追い詰めてしまうのは、男に問題があるもの」

と話していて、ちょっと納得です。

このお話は史実を元にしている、とか、諸説色々あるのですが、実際に熊野に行ってみると、とてもじゃないけど安珍が歩いた距離も、それを追った清姫の脚力も、とんでもないなと思いますね。

清姫も少女とする説、未亡人とする説、既婚者とする説があるのだとか…

一目惚れして女から夜に寝床を訪ねて迫り、

「熊野詣に行く途中だから、それが終わった2~3日後にまたここに寄るから」

と言っておきながら、そのまま清姫の元に現れずに去ろうとした安珍。

戻りを待っていた清姫が、「その人ならとっくに向こうに行ったよ」と言われて慌てて追いかけ、なんとか追いついた時に

「いえ、人違いです」

と嘘をついてまた逃げるのです。



草履も脱げ、着物もはだけた姿で更に安珍を追いながら、徐々に蛇に姿を変える清姫。

その時、清姫も

「これ以上追ってもダメなのは分かっている…でももうこんなことになったら、自宅にも戻れない…」

と、もう引き返せない身を嘆いていたのですが、安珍はそんなことに気付かず、ただただ怖がって逃げるのです。

僧侶として、そんな嘘ついて逃げるってどうなの?????

絵巻物のお話いわく、実際には清姫は蛇になったのではなく、道成寺に隠れた安珍を外に出すために、走り回りながら火を放つ姿が蛇に見えたのであろう、とのことでした。

安珍を焼き殺したかったわけではなく、ただもう一目安珍と会いたくて、外に出てきて欲しかった、ちゃんと話がしたかった。

そういう清姫から逃げ続けた安珍、どんだけイケメンだったか分からないけど、男としては小さいな…

八百屋お七といい、歌舞伎で人気のお話には、一目惚れした男に狂う女の話が色々とありますね。

そういう話が好きな人も多いってことなのかしら?

芸事のお詣りに訪れる方も多いそうですが、たまたま読んだHONKOWAで

「千手観世音菩薩はあらゆる手段を使って、悪い人さえも救おうとしてくれる」

と書かれていました。

そんな千手観世音菩薩に願掛けするも良し、安珍清姫伝説の場を尋ねるも良し。

これから歌舞伎や能を見てみたいなと思っているので、その前にここを参拝できて良かったです!

私のお願い事は「メンヘラが治りますように…」ですけどね。

道成寺
〒649-1331 和歌山県日高郡日高川町大字鐘巻1738

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