都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

菅野彰さんが小池一夫さんと和解へ。被害少女と炎上というものについて考えさせられました

昨日菅野彰さんのツイートを見ていて、小池一夫さんのTwitterが

●<未成年誘拐>中1女生徒連れ去り 21歳男を逮捕 岡山

の事件のことで炎上していると知りました。

菅野彰さんに関してはこれまでこのブログでも何度か書いています。大好きな作家さんです!

●【爆笑】エッセイ~菅野彰さん~
●【注意】台湾地震の募金は日本赤十字社にしてはいけないらしい!Yahoo!と楽天の募金情報

13歳の少女が出会い系で知り合った男性に付いて行った、ということで、小池一夫さんは

と少女を批判していました。

これに対して菅野彰さんは思うところがあり、このツイートで小池一夫さんが炎上していると知らずにツイートをしていらっしゃいました。



このツイートの前にもご自身のタイムラインでツイートをしていらしたのですが、菅野彰さんは中学生時代に懐いていた学校教師の手伝いをしていたときに、セクハラをされてしまい拒んだところ、その後教師から暴力を受けるようになった経験があるとのことでした。

当時菅野さんは埼玉県の学校に通っていたはずです。

本当に許せない教師ですね。セクハラを果たせなかったから、と靴を履いたまま女子生徒を蹴るなんて…

このことは後日「まだあの教師が教壇に立っていたら恐ろしい」と思って市に連絡を入れたそうですが、返事は無かったそうです。

一応調べはしたのか、何もしなかったのか…ただ埼玉県の教育委員会は、そのような目にあった過去の生徒になんの謝罪もしなかったということです。

この菅野彰さんのツイートに対して、小池一夫さんは



このように、最後に捨て台詞のような菅野彰さんを責めるツイートをされていました。

これには、菅野彰さんのファンは皆悲しい気持ちになりました。

そして菅野さんのツイートをすべて読まずに曲解をして菅野さんを責める第三者が続々と出てきました。

菅野さんは他意は無く、この少女を肉体的な被害に遭った前提のように書かれてしまったツイートがあったので、それに関してはご本人も謝罪のツイートをしていました。

菅野さんは元々、ご自身や家族や友達の面白おかしい話をエッセイで書かれている方ですが、他人を傷つけないことにとても気を使われる方です。

その優しさがエッセイから滲み出ていて、多くのファンがいる方です。

そのため、一日経ってから小池一夫さんも



と謝罪の言葉を述べられていて、とてもホッとしました。

小池一夫さんも菅野彰さんも、過去のご自分のツイートに間違いがあったら、それをきちんと訂正謝罪されています。

その様子は見ていてとても立派な大人だな、と思いました。
しかし、全く無関係にヤジで炎上に加担している匿名の方のツイートは酷い。

過去のツイートを謝罪されていることに対して
「意見を翻している、後出しジャンケンだ!嘘をついている!」と詰っているのです。

菅野さんの全てのツイートを読まず、勝手に小池一夫氏に賛同して意見を言い出した扱いをしている人もいました。

さすがに頭に来て「ちゃんと読め!」と言おうかと思いましたが、こういう攻撃的な言葉を簡単に発言者に向ける人は、他人の言葉を真っ当に理解が出来ないし、する気もなく、自分は賢く相手を論破出来ると勘違いしている人間だ、ということを、私は何度かこのブログが炎上したので知っています。

まったくもって支離滅裂な言葉を並べて「論破してやった!」とドヤ顔になってしまう人とは話し合いにならない。

なので、小池一夫さんと菅野彰さんが最初に分かり合えていなかったときにはヒヤヒヤしていました。

菅野さんは元々小池一夫さんのファンだった方ですし、作家さんですが、最初の発言の時点では小池一夫さんは菅野さんを知らずに、ただ炎上の一部と捉えて反論なさったのだと思います。


小池一夫さんの、少女が出会い系サイトに気軽に登録することを批難するお気持ちは分かります。

菅野さんの、どのような経緯があれまだ少女は無知な13歳であり、その後のフォローは大人の仕事で、少女を責めてはいけない、というお気持ちもよく分かります。

少女は自分から家出をしたと現在報道されていますが、そのような心理になった原因が家庭環境だけなのかは分かりません。

思春期で、真っ当な家庭でさえ嫌になってしまうこともある年齢です。

私自身も中学生時代といえば、心から親しい友だちや彼氏がいたわけではなく、両親はカッとなると暴力を振るうし、田舎で窮屈で退屈で、マンガを読んだり描いたりしているときだけが楽しくて、毎日虚しくて

「大人になったら東京に行くんだ」

と思いながら耐えて過ごしていた記憶があります。
(東京に行ったらキラキラした生活が送れると思っていましたが、そうでもありませんでした…まぁバブル時代だったから…)


そんな思春期の孤独感は、菅野彰さんはよく小説で題材とされています。

なので、菅野さんは「少女がどんな状況であったにしろ、成人男性が少女を肉体的な対象とはしないでくれ」とおっしゃっています。

被害者を責めるのではなく、加害者を生まないことが大事なんだ、と。

このような経緯があったことも考えずに、菅野彰さんを責めるツイートをわざわざ捨てアカまで作って吐き捨てた人がいることに、大変憤りを感じます。

このような人のことを菅野彰さんは流せるから大丈夫ですよ、と私たちに言ってくれてはいますが、それでもとても悲しいです。

人のツイートは、全文ちゃんと読んでからコメントしましょうよ。

そしてこの人の言い分がちゃんと理解できなかったときに
「理解できるように書かなかったお前が悪い」
と相手を責めるのは止めましょうよ。
あなた以外の大多数の人は、理解できているんですよ。
同じように理解できないという人がネットの中に複数人いても、ネットでそのような発言をする人自体が少数派なんだという自覚を持ちましょうよ。

私はどんな主義主張でも、相手を誹謗中傷するような暴力的な言葉を平気で投げつける人が嫌いです。
一切関わりたくない、と思います。
それは他人の意見を聞きたくないということではなく、真っ当に意見交換が出来ないからです。

「俺の意見が正しいんだって認めろ!」
と支離滅裂な言葉を投げつけて来る人には
「はいはい、さよ〜なら」
としか言えません。
ま、そうすると「負けを認めたくない馬鹿だ!」って言われるんですけどね。

「いや、お前自分の視野が狭いだけってわかんないの?わかんないか!そっか〜」
ってこちらは思ってるだけなんですけど。


少女にどんな事情があったのか、どんな心の傷を負ったのか、正確なことは私にはわかりません。

それでも、小池一夫さんと菅野彰さんが、対話できたことは良かった、と思います。
被害に遭った経験のある女性がたくさんいたことに、とても悲しくなりました。

このようなこと自体が議論されない世の中になることを、切に願います。

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