ゴシックホラー映画「クリムゾンピーク」感想【ネタバレ】
今日は友達と、映画「クリムゾンピーク」を観に行きました。
クリムゾン・ピーク (扶桑社ミステリー)
日比谷シャンテで観ることにしたので、有楽町駅前のイトシア1階にある大黒屋に行き、1,500円でチケット購入。
新宿はオンライン予約がいっぱいだったようですが、日比谷は直前でも半分くらいしか予約で埋まっていなかったので、無事開始前に入場しても間に合いました。
写真は映画館に貼られていたパネルの一枚。
こういう中2っぽい感じ、嫌いじゃないです!
映画のジャンルはゴシックホラー。
舞台は20世紀初頭のアメリカ。
作家になることを夢見る裕福な家庭の娘・イーディスが主人公です。
演じるのは、「アリス イン ワンダーランド」のアリス役だったミア・ワシコウスカ。
恋愛には興味が無い美しい女性で、幼い頃母の幽霊を見たことがあり、小説も幽霊が出るものを書いています。
母の霊は彼女に告げました。
「クリムゾンピークに気を付けなさい」と。
成長した彼女に想いを寄せる、幼馴染の医師のアラン。
仲良しだけど、イーディスはその気にならずに過ごしていたある日、父に資金援助を求めに来たイギリス人のトーマスに出会います。
小説を褒められ、トーマスに心惹かれるイーディス。
トーマスは地下に埋まる粘土鉱物を掘り出す掘削機の構想を持っていて、実際に作り出すためのスポンサーを探して、姉のルシールとアメリカに来ていました。
イーディスの父は、資金援助を断ります。
しかしトーマスはイーディスに近付き、2人はどんどん惹かれ合っていきました。
そんな彼女の元にまた母の霊が現れ
「クリムゾンピークに気を付けなさい」
と言われましたが、何のことか分からないイーディスはただ怯えていました。
娘の気持ちに気付いた父は、探偵にトーマス姉弟の素性を探らせます。
そして、真実を知った父は姉弟に手切れ金を渡し、イギリスに翌朝帰るよう指示。
また娘を傷付け、想いを絶たせるよう伝えました。
トーマスに小説をこっぴどく非難されて部屋にこもるイーディス。
しかし翌朝、彼女の元に手紙が届きます。
トーマスからの手紙には、
「お金がないから父に反対され、イーディスを傷付けるよう指示された。でもいつか迎えに行く。」
と書かれていました。
思わず、トーマスの滞在するホテルに駆け出すイーディス。
そして、姉のルシールだけイギリスに帰らせ、未練のためアメリカに残っていたトーマスと再会。
2人は愛し合っていることを確認しました。
その頃、イーディスの父は自宅の洗面所で何者かに襲われていました。
父の死に落ちこむイーディスを慰めるトーマスに、アランは不信感を抱いていました。
トーマスと結婚したイーディスは、一緒にイギリスのトーマスの屋敷で暮らすことにし、アメリカの家は処分しました。
トーマスは貧乏貴族のため、荘厳な広い屋敷はボロボロ。
その家でイーディスはトーマスとルシールと暮らすことになったのですが、時々イーディスの前には幽霊が現れました。
荒野の中にあるお屋敷の周辺は、血のような赤い水が染み出してグズグズに緩んでいます。
冬になると雪を真っ赤に染めるため、その時期を「クリムゾンピーク(深紅の山頂)」とトーマスが呼んでいることを知り、イーディスはかつて霊から言われた助言を思い出します。
ここまで書いてなんなんですが、あとはもう予想どおりです。
ルシールがお茶に何かを入れていること。
資金集めのためにこれまで何人もの女性を同じような目にきたこと。
ピンチにアランが現われること。
ルシールとトーマスがデキてること。
大変分かりやすくクローズアップされていて、なんの捻りもありません。
ものすごくシンプルな、古典的ホラー。
イーディスの衣装や家具などはとっても素敵で、ゴシック好きには堪りません。
惜しむらくは、幽霊の表現がゾンビ風なこと。
崩れた、いかにも~な作り物の幽霊が、異様なカクカク動きで追ってきたり…
日本のホラーって、「呪怨」とかはそんな感じのいかにも~なのでしたが、基本的には人間が演じているリアルなヤツで、作り物じゃないじゃないですか?
やっぱり作り物の幽霊って、せっかくのゴシックホラーが一気にパニックムービーになっちゃう…
まぁ、ビックリする怖さはありますが、ゾッとはしないかな。
この映画は、映像を楽しむべきもので、ストーリーを楽しむものではありません。
友人曰く、この監督ギレルモ・デル・トロの作品は、前のものの方が面白かったとか。
あと、由貴香織里のマンガみたいだから、影響受けてる気がする、と言っていました。
どうなんでしょ?
ルードヴィッヒ幻想曲 1 (花とゆめCOMICS)
まぁ、由貴香織里自体があっちの影響受けてたりもするからなぁ…
映像と、ミア・ワシコウスカは本当にキレイで良い目の保養になりました。
まだ公開されたばかりなので混んでいますが、気になる方はぜひぜひ行ってみて下さいませ!
クリムゾン・ピーク (扶桑社ミステリー)
日比谷シャンテで観ることにしたので、有楽町駅前のイトシア1階にある大黒屋に行き、1,500円でチケット購入。
新宿はオンライン予約がいっぱいだったようですが、日比谷は直前でも半分くらいしか予約で埋まっていなかったので、無事開始前に入場しても間に合いました。
写真は映画館に貼られていたパネルの一枚。
こういう中2っぽい感じ、嫌いじゃないです!
映画のジャンルはゴシックホラー。
舞台は20世紀初頭のアメリカ。
作家になることを夢見る裕福な家庭の娘・イーディスが主人公です。
演じるのは、「アリス イン ワンダーランド」のアリス役だったミア・ワシコウスカ。
恋愛には興味が無い美しい女性で、幼い頃母の幽霊を見たことがあり、小説も幽霊が出るものを書いています。
母の霊は彼女に告げました。
「クリムゾンピークに気を付けなさい」と。
成長した彼女に想いを寄せる、幼馴染の医師のアラン。
仲良しだけど、イーディスはその気にならずに過ごしていたある日、父に資金援助を求めに来たイギリス人のトーマスに出会います。
小説を褒められ、トーマスに心惹かれるイーディス。
トーマスは地下に埋まる粘土鉱物を掘り出す掘削機の構想を持っていて、実際に作り出すためのスポンサーを探して、姉のルシールとアメリカに来ていました。
イーディスの父は、資金援助を断ります。
しかしトーマスはイーディスに近付き、2人はどんどん惹かれ合っていきました。
そんな彼女の元にまた母の霊が現れ
「クリムゾンピークに気を付けなさい」
と言われましたが、何のことか分からないイーディスはただ怯えていました。
娘の気持ちに気付いた父は、探偵にトーマス姉弟の素性を探らせます。
そして、真実を知った父は姉弟に手切れ金を渡し、イギリスに翌朝帰るよう指示。
また娘を傷付け、想いを絶たせるよう伝えました。
トーマスに小説をこっぴどく非難されて部屋にこもるイーディス。
しかし翌朝、彼女の元に手紙が届きます。
トーマスからの手紙には、
「お金がないから父に反対され、イーディスを傷付けるよう指示された。でもいつか迎えに行く。」
と書かれていました。
思わず、トーマスの滞在するホテルに駆け出すイーディス。
そして、姉のルシールだけイギリスに帰らせ、未練のためアメリカに残っていたトーマスと再会。
2人は愛し合っていることを確認しました。
その頃、イーディスの父は自宅の洗面所で何者かに襲われていました。
父の死に落ちこむイーディスを慰めるトーマスに、アランは不信感を抱いていました。
トーマスと結婚したイーディスは、一緒にイギリスのトーマスの屋敷で暮らすことにし、アメリカの家は処分しました。
トーマスは貧乏貴族のため、荘厳な広い屋敷はボロボロ。
その家でイーディスはトーマスとルシールと暮らすことになったのですが、時々イーディスの前には幽霊が現れました。
荒野の中にあるお屋敷の周辺は、血のような赤い水が染み出してグズグズに緩んでいます。
冬になると雪を真っ赤に染めるため、その時期を「クリムゾンピーク(深紅の山頂)」とトーマスが呼んでいることを知り、イーディスはかつて霊から言われた助言を思い出します。
ここまで書いてなんなんですが、あとはもう予想どおりです。
ルシールがお茶に何かを入れていること。
資金集めのためにこれまで何人もの女性を同じような目にきたこと。
ピンチにアランが現われること。
ルシールとトーマスがデキてること。
大変分かりやすくクローズアップされていて、なんの捻りもありません。
ものすごくシンプルな、古典的ホラー。
イーディスの衣装や家具などはとっても素敵で、ゴシック好きには堪りません。
惜しむらくは、幽霊の表現がゾンビ風なこと。
崩れた、いかにも~な作り物の幽霊が、異様なカクカク動きで追ってきたり…
日本のホラーって、「呪怨」とかはそんな感じのいかにも~なのでしたが、基本的には人間が演じているリアルなヤツで、作り物じゃないじゃないですか?
やっぱり作り物の幽霊って、せっかくのゴシックホラーが一気にパニックムービーになっちゃう…
まぁ、ビックリする怖さはありますが、ゾッとはしないかな。
この映画は、映像を楽しむべきもので、ストーリーを楽しむものではありません。
友人曰く、この監督ギレルモ・デル・トロの作品は、前のものの方が面白かったとか。
あと、由貴香織里のマンガみたいだから、影響受けてる気がする、と言っていました。
どうなんでしょ?
ルードヴィッヒ幻想曲 1 (花とゆめCOMICS)
まぁ、由貴香織里自体があっちの影響受けてたりもするからなぁ…
映像と、ミア・ワシコウスカは本当にキレイで良い目の保養になりました。
まだ公開されたばかりなので混んでいますが、気になる方はぜひぜひ行ってみて下さいませ!
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