SNSで「懸賞」「プレゼント企画」してるお店の本音

2020年01月19日
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懸賞に当選

かなり昔のことになりますが、3ヶ月間くらい楽天市場に出店しているお店のWeb制作&販売管理を&発送してたことがありました。

オリジナルペットアイテムを売るお店でしたが、アイテム数も少なく、結局ほとんど売れずに終わりましたが…

たまに売れたら発送手続きしたり、メルマガ書いたり、懸賞市場のプレゼント企画に出したり、結構めんどくさかったです。

当時の「懸賞市場」というのは、特設ページに各店舗が出しているプレゼント商品が並んでいて、消費者は抽選応募すると同時にメルマガ登録もすることになる、というものでした。

今でもやってる企画なのかな?と思って確認しましたが、「懸賞市場」で出てるのは楽天トラベルの宿だけみたいですね。

【懸賞広場】無料宿泊券を当てて旅に出よう!!

こういう「懸賞」、好きな人は好きですよね~。

Twitterでも懸賞企画はよく見かけるし、懸賞生活をまとめている主婦ブログとかも見かけます。

私は本当に欲しいものにしか応募しないタイプですが、両親も兄も懸賞が大好きで、雑誌の懸賞企画によく応募しているようです。

兄の名前を検索したら、プレゼント当選結果のページが出てきて

「え…お兄ちゃん、こんなグラビアアイドルが表紙の雑誌買ってるの…?」

とビビったことがあります…

雑誌の懸賞って都道府県と本名が出ちゃうから、個人情報バレバレになる可能性高いんですよね。

家族で「当選者に名前出てたね〜」とか言い合ったりしていて、私は横でドン引きしたりしてます。

以前は親が勝手に私の住所で漫画雑誌の懸賞に申し込んでいたりして、パナソニックの脱毛器とかテレホンカードとか試写会のハガキが届いたものでした。

最近の試写会は、ほとんどサイト応募しかなくなってるみたいですね。


楽天市場の「懸賞生活」に出品する時は、抽選応募するとき一言コメントを書いて貰うかどうか、が選べました。

やはり、手あたり次第に応募しまくっている人ではなく、本当に商品が欲しい人、口コミ力のある人、を当ててあげたいと思うのが、出品側の気持ちです。

なので、「一言コメント」を書いてもらうように設定していましたが、書かれたコメントをチェックすると

「一切商品見ずに、コピペコメントで応募するなや!」

って方がちょいちょいいました。

ペットアイテムのプレゼントなのに

「子供がいて生活が苦しいので、お肉とか現金のプレゼント企画があると嬉しいです!

絶対当選したいのでお願いします!」


みたいなコメント、よくきてましたねー。

いやいや、現金や肉をあなたにプレゼントするメリットって何?

絶対当選にしませんでしたが、こういうコピペコメントしてもランダムで当たっちゃうことあるのかしら。

そう、当選者はランダムに選ぶのと、手作業で選ぶのとどちらか選択できました。

でもランダムで選んだ後にもコメントはチェックできるので、こういうコピペの明らかに購買意欲が無いのはハズレる可能性高いと思います。


また、応募するとメルマガが届くシステムなんですが、ハズレた人から

「今すぐメルマガ配信止めろ!」

って苦情メールが来たことがあります。

メルマガってホント邪魔ですよね、わかります。

ただ、楽天市場のメルマガ購読ページを見れば分かりますが、メルマガはお客さん(プレゼント応募しただけで客じゃないけど)が自分で解除手続きしないといけません。

店舗ではメルマガを書き、何日に配信するか登録するのみ。

店舗がメルマガを止めるシステムはありません。

って説明しても

「うるさい!言い訳するな!今すぐメルマガ止めろ!」

って返信が来て、ウンザリしたなぁ。

メルマガ配信は止める作業しても数日届いてしまいますが、そこは楽天さんのシステムなんですよね。

楽天に相談しても「楽天のシステムで数日は届くと説明して下さい」しか返してくれず、でも攻撃的なメールを直接受け取るのが嫌でした。

懸賞乞食のくせに図々しいわぁ。
楽天市場のお店では、銀行振込とカード決済をお客さんに選んでもらえました。

が、実はカード決済だと、店舗はカード決済手数料を負担してます。

楽天カードだと手数料が安かったのですが、お客さんからはその他のカードは使えないのか?と言われ、でもVISAとかJCBとかそれぞれ対応して手数料払うのもキツイ、という板挟み。

なので、口座振込してもらう方が助かってました。

まだ当時はクレジットカードでネットショッピングをしない人も多い時代だったけど、今は楽天市場に出店してるのにクレカ対応していないなんて、弱小のヤバイ会社かな?と思っちゃいますけどね。

実際、カード決済手数料の数百円、数千円でも惜しい!と思っている会社なのは確かです。

でも銀行振込は、客側が手数料を負担しなきゃいけないから、やっぱり嫌なんですよねぇ。

とはいえ銀行振込の方も、振り込み用紙自体に手数料がかかるし、出力するのがめんどくさかったなぁ。

プレゼント企画を出しても乞食ホイホイ集めにしかならず、商品もろくに売れず、大赤字ですぐに撤退しましたが、雇われとしては今となっては面白い経験ではありました。

結局、商品をプレゼントしてあげるよ!ってのは、大規模なメーカーが新商品の告知としてやるのでなければ、あまり意味が無い、いやほとんど意味が無いと思います。

チェックしてるのは懸賞乞食くらいなんですもの…

当時のオーナーは「楽天市場に出店すれば、多くの人に買ってもらえる!」と思い込んでたけど、そんなの無理無理~

特に私たちが売ってたのは高級品だったので、楽天でペット服を買おうと思っている人には向いてませんでした。

楽天でペット服を買いたい人は、安くそれなりのものを欲しい人がほとんどでしたから。

今は楽天市場でこういう懸賞ページをトップに出してないってことは、やはり意味がないと判断されたからなのかな?


今はTwitterでの懸賞応募が多いですね。

私は先日、「大好評につき追加入荷!2万個限定先行販売中」というメルマガの届いたオルビスユーの新しいクレンジング「オフクリーム」のモニターキャンペーンに応募しました。



今はもうキャンペーンは締め切ってますが、サンプルはもらえます。



こういう、ちゃんと買ってるお店の懸賞とかプレゼントは嬉しい!

でもそれでも、楽天市場出店時のことを思い出し、懸賞乞食になることには躊躇してしまいます…

まぁ懸賞に出すだけで商品の告知を出来る、情報拡散出来る、というのは、小売の基本だし、メリットは一応あるんですけどね。

ネットショップを新しく立ち上げようと思っている方は、商品プレゼントは変な人が集まるから気を付けて、ということと、肉とお金のプレゼントを欲しがってる貧乏人は多い、ということをお伝えしておきます…

で、応募する側の方は、定型文で「絶対当たって欲しい〜!お願いします!」みたいなコメントは書かない方が良い!です。

本当に欲しいものだとしても、単なる懸賞乞食だと思われますからね…

ま、Twitterだとフォロワー多い人が当たりやすいとかあるけど、所詮店側も拡散希望でやってる企画だから、お互いのメリットが合致しないと、デメリットが生まれてしまうんだなーと思った、という思い出話でした。
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