女は子供を産むしか価値がない~米ドラマ「ハンドメイズ・テイル」ネタバレ感想
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Hulu契約をしている人から
「Huluに入ってるのに『ハンドメイズ・テイル』観てないんですか⁉︎もったいない!」
と言われので、珍しくアメリカドラマを観始めました。
HULU ハンドメイズ・テイル/侍女の物語
10/6からは
WOWOWでも放送開始する人気ドラマだそうです。
アメリカでもHuluオリジナル作品があるって知らなかったー。
このドラマ、2017年に色々な賞を獲得している話題作だそうですが、かーなーりー胸糞設定。
ご存知ない方のためにあらすじを書くと
少子化が進み、国の存亡が危ぶまれるようになった近未来、アメリカではキリスト教原理主義の勢力がクーデターを起こし、ギレアド共和国を設立、そして新たな法律を作りました。
「女は仕事に就いてはいけない、お金を持ってはいけない。
子供が埋める女は侍女としてお屋敷に支え、その家の主人の子供を産まなければいけない」
そのため主人公女性ジューンは仕事を奪われ、夫と子供と引き裂かれ、多くの女性達と同じアーミッシュのような服装で、規律正しく人権の無い生活を強要されることになります。
子供を産んでもその子は仕える夫婦の子となり、授乳期間を終えたら別の家に派遣される。
言動は制限され、歯向かえば命は無い。
そんな生活の中で、ジューンは諦めずいつか夫と子供の元に戻るため争うお話です。
ちなみに夫は不倫略奪婚した黒人で、とっても優しく素敵な旦那様だけど、不倫エピソードには驚きました。
同性愛者も多く登場するので、やはり意図的に差別されがちな内容を盛り込んでいますね。
これ、原作は1985年に出版されたカナダ人の作家の小説だそうです。


侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)
そして物語の中では、カナダは平和な逃亡先となっていて、アメリカ批判でもある内容なのに、アメリカでドラマ化されたなんて驚きました。
元々はロナルド・レーガン大統領が「人工中絶禁止」を公約にしたことから執筆されたそう。
そしてこの物語内で女性達が受ける様々な虐待は、実際にこれまで世界中の女性が受けてきた処遇なのだそうです。
同性愛者だと発覚した人が「女性割礼」を受けるシーンがありましたが、確かにこれはアフリカあたりの部族で今もあるとニュースで見たことあります。
正直、ここまで衝撃的な女性差別な内容となると、観ていて胸糞…
そして「少子化は女に自由を与えすぎたせい」という価値観になってしまうことに、モヤモヤします。
また日本人にはどうしても宗教上の戒律というのがピンときませんね。
このドラマを観て、「現代の日本女性は差別を受けているのか?ワガママなのか?」と、どちらかよく分からなくなってきました。
ただギリアドが出来る前のジューンが、夫との会話に
「男だから、弱い女を養ってやるって価値観は女性蔑視よ」
とジョーク交じりに話すシーンがあり、なんだかんだ言ってもまだまだアメリカだって、女性蔑視にピリピリしているのが分かります。
ディズニーもジェンダーに厳しくなっていますが、でもそういう風潮に
「そんな話ばかりで疲れる」
と先日知人男性が話していて、その気持ちも分からなくないけど…うーん…となりました。
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「Huluに入ってるのに『ハンドメイズ・テイル』観てないんですか⁉︎もったいない!」
と言われので、珍しくアメリカドラマを観始めました。
10/6からは
\第1話先行無料放送!/
— WOWOW総合 (@WOWOW_SOGO) September 16, 2019
『#ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』
10/6(日)よる11:00⇒https://t.co/UZFPtO2KAx
第69回エミー賞主要部門を制覇し、全米で社会現象を巻き起こした衝撃作。自由を制限された管理社会で、力強く生き抜く女性を描いたディストピア小説をドラマ化!#wowow pic.twitter.com/29JeAPQbFB
アメリカでもHuluオリジナル作品があるって知らなかったー。
このドラマ、2017年に色々な賞を獲得している話題作だそうですが、かーなーりー胸糞設定。
ご存知ない方のためにあらすじを書くと
少子化が進み、国の存亡が危ぶまれるようになった近未来、アメリカではキリスト教原理主義の勢力がクーデターを起こし、ギレアド共和国を設立、そして新たな法律を作りました。
「女は仕事に就いてはいけない、お金を持ってはいけない。
子供が埋める女は侍女としてお屋敷に支え、その家の主人の子供を産まなければいけない」
そのため主人公女性ジューンは仕事を奪われ、夫と子供と引き裂かれ、多くの女性達と同じアーミッシュのような服装で、規律正しく人権の無い生活を強要されることになります。
子供を産んでもその子は仕える夫婦の子となり、授乳期間を終えたら別の家に派遣される。
言動は制限され、歯向かえば命は無い。
そんな生活の中で、ジューンは諦めずいつか夫と子供の元に戻るため争うお話です。
ちなみに夫は不倫略奪婚した黒人で、とっても優しく素敵な旦那様だけど、不倫エピソードには驚きました。
同性愛者も多く登場するので、やはり意図的に差別されがちな内容を盛り込んでいますね。
これ、原作は1985年に出版されたカナダ人の作家の小説だそうです。
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)
そして物語の中では、カナダは平和な逃亡先となっていて、アメリカ批判でもある内容なのに、アメリカでドラマ化されたなんて驚きました。
元々はロナルド・レーガン大統領が「人工中絶禁止」を公約にしたことから執筆されたそう。
そしてこの物語内で女性達が受ける様々な虐待は、実際にこれまで世界中の女性が受けてきた処遇なのだそうです。
同性愛者だと発覚した人が「女性割礼」を受けるシーンがありましたが、確かにこれはアフリカあたりの部族で今もあるとニュースで見たことあります。
正直、ここまで衝撃的な女性差別な内容となると、観ていて胸糞…
そして「少子化は女に自由を与えすぎたせい」という価値観になってしまうことに、モヤモヤします。
また日本人にはどうしても宗教上の戒律というのがピンときませんね。
このドラマを観て、「現代の日本女性は差別を受けているのか?ワガママなのか?」と、どちらかよく分からなくなってきました。
ただギリアドが出来る前のジューンが、夫との会話に
「男だから、弱い女を養ってやるって価値観は女性蔑視よ」
とジョーク交じりに話すシーンがあり、なんだかんだ言ってもまだまだアメリカだって、女性蔑視にピリピリしているのが分かります。
ディズニーもジェンダーに厳しくなっていますが、でもそういう風潮に
「そんな話ばかりで疲れる」
と先日知人男性が話していて、その気持ちも分からなくないけど…うーん…となりました。
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私はまだシーズン2まで観始めたところなのですが、すでにシーズン3が配信されています。
男女平等に神経質な友人曰く、設定が胸糞なのでまだ観るのは怖いけど、こういう作品が出来るのは良いことなのでは?とのこと。
またアメリカ批判になる内容だけれども、意外とアメリカは政府批判、自国批判のお話が好きなんだそう。
移民の国だからかしら?
日本人も「日本は遅れてる、ダメだ」とかすぐ言いたがるけど、そういう鎖国的な視点とも違うんでしょうか?
しかし、過去の話ではなく、未来に
「女に自由は要らない」
という法律が出来る設定のお話を作り、それがヒットするという流れに驚きました。
昨日まで普通にランニングして、カフェでお茶でき、仕事していたのに、全て奪われるなんて…
気持ち悪いのは、子作りはあくまでも聖書に則った行為として、主人夫妻に挟まれたまま淡々と行われるのが良しとされるという設定です。
聖書、詳しくないけど…日本の神話って奔放だな…
あ、でも日本も国作りの時、女から誘って出来た子供は未熟児だったので、神さまに相談して男から行為を始めたら天照大神が産まれたんだったっけ。
女性差別に関しては、女が話してもイマイチ説得力が無いというか、身内ネタで辛い話をし合ってる内に、徐々に女同士で叩きあったり、ネットオタクの男が揶揄してきて空中分解しがちな印象があります。
なんかこう、フェミニズムをビジネスチャンスとしか捉えていない人もいる気がするなぁ。
実際少子化は問題で、そしてそれは日本だけではないこと。
数値的には日本よりイタリアの方が深刻だったりするし、韓国も少子高齢化が問題となっているそうです。
日本含め、少子化の原因の一つは経済不安。
だからこそ女は子供を産み、かつ働けって風潮なのに、このドラマは女を閉じ込めることに労力を使っていて、ちょっとそこは意味不明ですね。
男は銃持ってウロウロしているだけ、とか非生産的だし…
他国との外交のために侍女を売る、とかも、経済的に厳しくないの?
子供が増えるだけで経済が良くなるか?
いや、そもそも人は何のために産まれ、何のために働くの?
ということまで考えられるドラマでもあるし、そこまで考えずにドキドキハラハラ展開を楽しみに観ている人も多いようです。
とりあえず胸糞だけど、衝撃的なハラハラする怖いドラマではあるので、お時間ある方は一度観てみてはいかがでしょうか?
白い、ウィング。
— Hulu Japan 海外ドラマ (@HuluJapan_drama) August 14, 2019
赤い、ケープ。
”反乱軍にぴったりの制服ね”
立ち上がる時が、来た。
9月13日(金)「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」シーズン3独占配信決定! pic.twitter.com/u8kW1hKFTk
男女平等に神経質な友人曰く、設定が胸糞なのでまだ観るのは怖いけど、こういう作品が出来るのは良いことなのでは?とのこと。
またアメリカ批判になる内容だけれども、意外とアメリカは政府批判、自国批判のお話が好きなんだそう。
移民の国だからかしら?
日本人も「日本は遅れてる、ダメだ」とかすぐ言いたがるけど、そういう鎖国的な視点とも違うんでしょうか?
しかし、過去の話ではなく、未来に
「女に自由は要らない」
という法律が出来る設定のお話を作り、それがヒットするという流れに驚きました。
昨日まで普通にランニングして、カフェでお茶でき、仕事していたのに、全て奪われるなんて…
気持ち悪いのは、子作りはあくまでも聖書に則った行為として、主人夫妻に挟まれたまま淡々と行われるのが良しとされるという設定です。
聖書、詳しくないけど…日本の神話って奔放だな…
あ、でも日本も国作りの時、女から誘って出来た子供は未熟児だったので、神さまに相談して男から行為を始めたら天照大神が産まれたんだったっけ。
女性差別に関しては、女が話してもイマイチ説得力が無いというか、身内ネタで辛い話をし合ってる内に、徐々に女同士で叩きあったり、ネットオタクの男が揶揄してきて空中分解しがちな印象があります。
元靴関係の仕事をしていた友人が「#kuToo は変な解釈で多方向に広まっていて、もう迂闊に発言できない…」と言っています。私は#kuTooが話題になり始めたころ、単に就職活動する女子学生のための運動だと思ってました。ジョンソン・アンド・ジョンソンが#スニ活を提案したのは4月。#スニ活 は企業の皆様、人事部の皆様のご賛同をいただけるよう、複数パターンのメッセージを交通広告で掲出しています。ひとりでも多くの就活生が、...
なんかこう、フェミニズムをビジネスチャンスとしか捉えていない人もいる気がするなぁ。
実際少子化は問題で、そしてそれは日本だけではないこと。
数値的には日本よりイタリアの方が深刻だったりするし、韓国も少子高齢化が問題となっているそうです。
日本含め、少子化の原因の一つは経済不安。
だからこそ女は子供を産み、かつ働けって風潮なのに、このドラマは女を閉じ込めることに労力を使っていて、ちょっとそこは意味不明ですね。
男は銃持ってウロウロしているだけ、とか非生産的だし…
他国との外交のために侍女を売る、とかも、経済的に厳しくないの?
子供が増えるだけで経済が良くなるか?
いや、そもそも人は何のために産まれ、何のために働くの?
ということまで考えられるドラマでもあるし、そこまで考えずにドキドキハラハラ展開を楽しみに観ている人も多いようです。
とりあえず胸糞だけど、衝撃的なハラハラする怖いドラマではあるので、お時間ある方は一度観てみてはいかがでしょうか?
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