百鬼夜行抄(今市子)は美しくて面白くて怖い、オススメのホラーマンガ
大人気漫画家 今市子の代表作「百鬼夜行抄」。
新刊が出ると本屋では目立つ位置に平積み&オススメコーナーに全巻並べられてたりする超人気ご長寿シリーズなので、ご存知の方は多いですよね!
2018年12月現在の最新刊は26巻です。
百鬼夜行抄 26 (Nemuki+コミックス)
コミックシーモアで無料立ち読み
Yahooブックストアで無料立ち読み
連載開始は1995年と、すでに連載開始から23年!
私は学生時代に友人から既刊を貸してもらってどハマリし、以降ずっと書い続けています。
文庫化もされてるので、まだ未収録分以外は手放して、文庫化されたらまた買う、という形で全巻揃えているのですが、さすがに巻数が増えすぎていて、文庫版でも棚に入りきらなくなりそうです…
文庫最新刊は今17巻まで出ています。
百鬼夜行抄 17 (朝日コミック文庫)
今市子さんの絵は初期から徐々に変わっていってはいますが、ずっとキレイなんですよねぇ。
でも可愛い文鳥の妖怪、尾白と尾黒とか、コミカルなボケたやりとりが可愛くて面白い!
面白い、がギャグ的な意味でも、ホラーとしてでも使える不思議なマンガですね。
主人公の律は、妖怪や霊が見えるが故に周囲から変人扱いを受け、友達もロクにいない地味な性格。
幼い頃女の子の格好をさせられていた律が、祖父の葬儀の夜に妖怪たちに会うという、短編から始まり、長期連載になっているシリーズです。
律の霊能力は祖父譲りで、強い力を持っていた祖父は、自分の目に映る妖怪たちをモデルに幻想小説を書いていた作家でした。
律の父は本当は亡くなっているのですが、祖父が妖怪の青嵐をその体の中に入れていて、青嵐は律を守るよう命令されています。
が、最近になってその契約が切れてしまい、青嵐は不可解な行動をするようになってしまいました…
各話には様々な妖怪や霊や登場人物が出てきて、基本的には一話完結。
律の従姉妹や定番キャラもいるし、途中から異世界に閉じ込められていた叔父の開が戻ってきます。
でもオムニバス形式感覚なので、一応どこから読んでも通じるかな。
私が一番怖かった話は、15巻に収録されている「鬼の面」です。
天然で周囲を振り回す女の子と、その子と仲良しではあるけど、どこか引っかかるところのある親友の女の子2人が巻き起こす、幽霊や妖怪より人間の方が怖い、と感じさせるお話でした。
律の大学の友人兼天然ちゃんの元彼が、合コンに律を誘ったことからお話は始まります。
天然ちゃんは家庭教師のアルバイトをしているのですが、そのボケ故に、ある事件現場で犯人らしき人を見てしまったのです。
そして警察から容疑をかけられた男は、この天然ちゃんを逆恨みしてつけ狙うようになりました。
その相談を受けた律は、この話の黒幕は事件とは別にあることに気付きます。
生きている人間のストーカー、狂気と、家系を呪う因縁、けれどそれを凌駕する強いものがあるというお話なんですが…
とにかく、ラストが衝撃です。
しかし、突き放すようにポンッと終わるので、天然ちゃんがその後どうなったのか分かりません。
そこがとても怖いのです。
これ、最後どうなったんだろう…
友達がその後一度出てきたから、天然ちゃんは無事なんでしょうか?
後味が悪い!とも言われているお話ですが、こういう人間の心理の怖さと矛盾と可笑しさを書くのが今市子さんはホント、うまいですね。
新刊が出ると本屋では目立つ位置に平積み&オススメコーナーに全巻並べられてたりする超人気ご長寿シリーズなので、ご存知の方は多いですよね!
2018年12月現在の最新刊は26巻です。
百鬼夜行抄 26 (Nemuki+コミックス)
コミックシーモアで無料立ち読み
Yahooブックストアで無料立ち読み
連載開始は1995年と、すでに連載開始から23年!
私は学生時代に友人から既刊を貸してもらってどハマリし、以降ずっと書い続けています。
文庫化もされてるので、まだ未収録分以外は手放して、文庫化されたらまた買う、という形で全巻揃えているのですが、さすがに巻数が増えすぎていて、文庫版でも棚に入りきらなくなりそうです…
文庫最新刊は今17巻まで出ています。
百鬼夜行抄 17 (朝日コミック文庫)
今市子さんの絵は初期から徐々に変わっていってはいますが、ずっとキレイなんですよねぇ。
でも可愛い文鳥の妖怪、尾白と尾黒とか、コミカルなボケたやりとりが可愛くて面白い!
面白い、がギャグ的な意味でも、ホラーとしてでも使える不思議なマンガですね。
主人公の律は、妖怪や霊が見えるが故に周囲から変人扱いを受け、友達もロクにいない地味な性格。
幼い頃女の子の格好をさせられていた律が、祖父の葬儀の夜に妖怪たちに会うという、短編から始まり、長期連載になっているシリーズです。
律の霊能力は祖父譲りで、強い力を持っていた祖父は、自分の目に映る妖怪たちをモデルに幻想小説を書いていた作家でした。
律の父は本当は亡くなっているのですが、祖父が妖怪の青嵐をその体の中に入れていて、青嵐は律を守るよう命令されています。
が、最近になってその契約が切れてしまい、青嵐は不可解な行動をするようになってしまいました…
各話には様々な妖怪や霊や登場人物が出てきて、基本的には一話完結。
律の従姉妹や定番キャラもいるし、途中から異世界に閉じ込められていた叔父の開が戻ってきます。
でもオムニバス形式感覚なので、一応どこから読んでも通じるかな。
私が一番怖かった話は、15巻に収録されている「鬼の面」です。
天然で周囲を振り回す女の子と、その子と仲良しではあるけど、どこか引っかかるところのある親友の女の子2人が巻き起こす、幽霊や妖怪より人間の方が怖い、と感じさせるお話でした。
律の大学の友人兼天然ちゃんの元彼が、合コンに律を誘ったことからお話は始まります。
天然ちゃんは家庭教師のアルバイトをしているのですが、そのボケ故に、ある事件現場で犯人らしき人を見てしまったのです。
そして警察から容疑をかけられた男は、この天然ちゃんを逆恨みしてつけ狙うようになりました。
その相談を受けた律は、この話の黒幕は事件とは別にあることに気付きます。
生きている人間のストーカー、狂気と、家系を呪う因縁、けれどそれを凌駕する強いものがあるというお話なんですが…
とにかく、ラストが衝撃です。
しかし、突き放すようにポンッと終わるので、天然ちゃんがその後どうなったのか分かりません。
そこがとても怖いのです。
これ、最後どうなったんだろう…
友達がその後一度出てきたから、天然ちゃんは無事なんでしょうか?
後味が悪い!とも言われているお話ですが、こういう人間の心理の怖さと矛盾と可笑しさを書くのが今市子さんはホント、うまいですね。
あまりに長連載なので、元々私にこのマンガを教えてくれた友人は、すでに買ってません…
●百鬼夜行抄新刊、24巻感想
で書いたように、被るエピソードも出てきてるんですが、小ネタが面白いから止められない!
あと、やっぱりモノによって怖い話もあります。
また、お母さんやおばあちゃんの話す常識に関する会話や、伝統的な儀式も良い!
着物の着付け、ご近所さんとの話し方、季節の行事、礼儀作法などなど、
「そういうときはこうするもんよ」
というマナーって、家族が教えられなくなってきてる昨今、このマンガで知ることが出来るのでありがたいです。
最初の頃にあったエピソードで
「あら、今日はなんだか道が遠くまでよく見えるわね。
誰かお客さんが来るのかしら?」
とお母さんがつぶやくシーンがあって、そういう発想があるんだ!と深く心に残りました。
結局、律が好きなのは司ちゃん?
晶ちゃんは新たな恋をするの??
という恋の謎??もあり、
開は今後どうなるるの?
という予想不可能な展開もあり。
もし途中で読むのを止めてた方も、開の登場前に止めてたなら、是非また読んでみて下さいませ。
開カッコイイんですよねぇ、渋くて、かわいくて。
1巻で高校生だった律はまだ大学生ですが…いつまで続くんでしょう?
ついには祖父の姉の方の親戚まで出てきて、人間関係が広がる広がる。
とりあえず律は院に行って助手になるのかなー。
晶ちゃんはいつまで院にいるんでしょうか???
一旦就職して、院に戻って、だったけど生活費はどうしてるんだろう…
いろいろ疑問もありますが、ホント面白くて怖くて日本人ならではの良いホラー漫画です。大好き!
よろしければこちらもどうぞ!
↓
●「さんかく窓の外側は夜」6巻ネタバレ感想
●【厳選BL】今市子や雁須磨子好きにオススメのホンワカ系3冊
●「耽美」はもう死語?でも笠井あゆみ&いのまたむつみが現役でビックリ!
●百鬼夜行抄新刊、24巻感想
で書いたように、被るエピソードも出てきてるんですが、小ネタが面白いから止められない!
あと、やっぱりモノによって怖い話もあります。
また、お母さんやおばあちゃんの話す常識に関する会話や、伝統的な儀式も良い!
着物の着付け、ご近所さんとの話し方、季節の行事、礼儀作法などなど、
「そういうときはこうするもんよ」
というマナーって、家族が教えられなくなってきてる昨今、このマンガで知ることが出来るのでありがたいです。
最初の頃にあったエピソードで
「あら、今日はなんだか道が遠くまでよく見えるわね。
誰かお客さんが来るのかしら?」
とお母さんがつぶやくシーンがあって、そういう発想があるんだ!と深く心に残りました。
結局、律が好きなのは司ちゃん?
晶ちゃんは新たな恋をするの??
という恋の謎??もあり、
開は今後どうなるるの?
という予想不可能な展開もあり。
もし途中で読むのを止めてた方も、開の登場前に止めてたなら、是非また読んでみて下さいませ。
開カッコイイんですよねぇ、渋くて、かわいくて。
1巻で高校生だった律はまだ大学生ですが…いつまで続くんでしょう?
ついには祖父の姉の方の親戚まで出てきて、人間関係が広がる広がる。
とりあえず律は院に行って助手になるのかなー。
晶ちゃんはいつまで院にいるんでしょうか???
一旦就職して、院に戻って、だったけど生活費はどうしてるんだろう…
いろいろ疑問もありますが、ホント面白くて怖くて日本人ならではの良いホラー漫画です。大好き!
よろしければこちらもどうぞ!
↓
●「さんかく窓の外側は夜」6巻ネタバレ感想
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