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「娼年」ネタバレ感想~松坂桃李エロいだけで「正しい恋愛のススメ」のパクリ?

レンタル開始時によくバナーを見かけた、松坂桃李主演映画「娼年」をTSUTAYA TVのポイント消費のためにレンタルしてみました。

U-NEXTでは2018年の1位となった作品だそうです。

ジャケットの松坂桃李は色っぽくて素敵な雰囲気。


娼年

映画の冒頭、話し方や美術や色味の感じがクラシカルなので、昭和のお話なのかな?と思っていたら、今時のお話でした。

で、松坂桃李が大学生役。

…もう大学生には見えないよね?

原作は石田衣良の小説です。


娼年 (集英社文庫)


映画自体の感想を一言でいえば、つまらない!

単に、松坂桃李が18歳以下は視聴NGの映画に出て、肉体を披露し、そういうシーンを演じまくったってのに驚くだけ。

「あの美少女アイドルが、脱いで本格派女優に!」的な感じですね。

でももう、ほら、私もいい歳した大人ですから、単に服の有無じゃなく、その時の演技も評価対象になるじゃないですか。で、

「またコレ?テクニックなさ過ぎない?」

というワンパターンな演出に飽きてきます。


ストーリーを一言でいえば、

「やる気のない下がダラシない大学生が、美しいおばさま社長からスカウトされてボーイズクラブの会員になり、様々な女性達と関係を持つうちに感情が芽生えて成長する」

というもの。

原作が小説なのでアレですが、この「やる気のない少年がボーイズクラブに」ってのは、一条ゆかりのマンガ「正しい恋愛のススメ」とソックリ。


正しい恋愛のススメ 1 (集英社文庫(コミック版))

むしろ「正しい恋愛のススメ」の方がスリリングで面白いです。

「親子丼」(母と娘の両方と恋愛関係になる)も設定としては近いですね。

で、出会う女性たちがそれぞれドラマを抱えていて、それに接しているうちに感情が芽生えていくところも似てます。
結局、松坂桃李を拝むための映画なんだなぁ、と。

話題になっているのも、そういうシーンが多いからでは?

入店試験として聾唖の少女と関係を持つ冒頭は、わーこんなシーンもやるんだ!と驚きましたが、以降はほぼ同じテクニックで…

だったらそんなにそういうシーンを女性を変えてやらなくても良いんじゃない?と思ってしまいました。

幼い頃亡くなった母親も同じような仕事をしていた、と最後に分かるのですが、そういう母親へのマザコン的な感情も、そんなに感情移入できません。

ラストに女社長への恋心に気付くも、女社長はエイズに感染している上に、店が摘発されたと置き手紙をして警察に向かいます。

その手紙の中に、聾唖の少女は女社長の娘だとも書かれていました。

これも、なんだか衝撃とまで思わないし、はぁ、へぇって感じ。


これ年齢的には新田真剣佑がやってもおかしくない役なんだなーと思った時に

「そんなことになったら、ファンの女子中高生は観られなくて怒り心頭。

キスシーンやちょっとしたシーンでもドギマギしている大人ファンは

『こんなの、私のまっけんじゃない!』

的になったりするのかなー」

とボンヤリ思いました。

私としては、ストーリーが面白くて演出が良ければ何でも…あ、暴力ものは苦手ですが。

この「娼年」のような映画が、漫画原作映画より本格的だ、と認識するのは、なんだか違う気がします。

漫画原作より下な内容なのに、映像の雰囲気で純文学風にしてるな、って感じ。


とか書いてるけど、これ先にやった舞台も人気で、映画も人気で、レンタルでも人気な作品なんですよね?

そうかー、こんな感じなら、「ノルウェイの森」の方が映画として良かったけど。

アレも松山ケンイチがブリーフ姿見せてくれて驚いた気がします。

菊地凛子の怖い演技と、初演技の水原希子も話題だったし、映像キレイだったな。

まー何かと比較しなきゃいけないってもんじゃないけど、なんかこう、下心で観てるオッさんとかも多いが故の人気なのでは?と思ってしまいました。

とはいえ、下心がある方にはオススメ致します。
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あばば

No title

糞不細工松坂の事務所メールにこの記事貼っておきました♪

2018年12月22日 (Sat) 15:56
うらら(管理人)

Re: 「娼年」ネタバレ感想~松坂桃李エロいだけで「正しい恋愛のススメ」のパクリ?

別に松坂桃李をディスってないので良いですが、そもそもトップコートは一般から送れるメルアド出してませんけど。

新田真剣佑と松坂桃李は同じ事務所なので確認したことありますが、どこに送ったんですかね?

2018年12月22日 (Sat) 23:18