室生犀星の短編小説「蜜のあわれ」ご存知ですか?


蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (講談社文芸文庫)


私がこの小説を知ったきっかけは、
確か授業かテストに抜粋が載っていたからです。

そこはかとなく漂う耽美な世界に惹かれて、
文庫を買って全文読みました。


主人公は作家のおじいさん。
多分犀星自身がモデル。

おじいさんの元にフラリと現れる少女、
実は金魚が人間の姿になっています。

お話は全て2人の会話のみで進むのですが、
この金魚少女が純情で天真爛漫で
妖艶で粋でコケティッシュで、
すっごく可愛くて魅力的!

自分のことを「あたい」と呼ぶ
ちょっと蓮葉なとこもかわいい!


2人は恋愛関係のような、親子のような、
まぁ実際は飼い主とペットなんですが、
雑談の中にも時々色っぽい会話をしていきます。

おじいさんの昔の女性が現れて、金魚少女が嫉妬したり。

このお話が来年二階堂ふみ主演で映画公開されるそうです!
二階堂ふみの演技力は確かだし楽しみ!

●二階堂ふみが映画「蜜のあわれ」で妖艶金魚に変身


でも金魚少女、吉高由里子の方がイメージに近いかな?
和風な顔立ちで飄々としててセクシーさのあって
甘えたしゃべり方とかは吉高さんっぽい気も。


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私は吉行淳之介の長年の愛人だった
宮城まり子さんのエッセイがとても好きなんですが、

この宮城まり子さんもこの金魚少女を
演じたことがあるそうです。

宮城まり子さんのこのエッセイは、
以前ラジオで小西真奈美さんが
朗読していて知ったんですが、

こちらも可愛くて可愛くて素敵!

宮城まり子さんは室生犀星とも
森茉莉とも交流があったそうで、
いろんなエピソードが書かれていました。


淳之介さんのこと (文春文庫)


このエッセイに関してはまた今度改めて書きます。
長年不倫している女性は必読のエッセイだと思います。

なにしろ宮城さん、結局最後まで吉行淳之介が離婚できず、
他にも次々と愛人を作るけれど寄り添い続け、
吉行淳之介の母のあぐりさんとも、娘とも交流を持ち、
ガンの闘病から最後まで看取った方。

でも天真爛漫でかわいらしい。

これは男性が側においておきたく女性の理想像でしょう。

宮城まり子は「蜜のあわれ」がラジオドラマ(だったかな?)になるときに
「これはあなたが演じたほうがいい!これはあなただよ」
と知人に言われて、演じることになったそうです。

この可愛い金魚少女を、二階堂ふみがどう演じるのか楽しみです!

あんまり変にいかがわしい感じにはせずに
純文学の世界を残しながら映像化してくれるといいなぁ。

公開されたらまた感想を書きます!



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