今回は、何故真紀の元から夫は失踪したのか、が出会いから失踪まで丁寧に語られた回でした。

女として、観ていて辛かったです。

すずめに失踪の理由を話す幹夫(宮藤官九郎)と、義理の母鏡子に失踪までの2人のことを話す真紀が、交互に物語を進めていきました。


仕事で知り合った真紀と幹夫。

真紀に一目惚れした幹夫が食事に誘い、次第に真紀も惹かれていき、付き合いだした2人。

真紀の物静かで品があり、どこかミステリアスなところに、幹夫は夢中になっていました。

幹夫といると安心できて、飾らないでいられて、とても落ち着くところを真紀は好きになりました。

広告代理店でCM制作をしていた幹夫は、結婚後、制作チームから人事部に異動させられてしまいました。

これは広告業界ではよくあることで、このまま第一線で制作をしていける人材だと会社に判断されなかった場合、事務職などに移動になります。

そうなったときに、独立して自分の会社を立ち上げる人もいれば、社員の安定を選んで移動を受け入れる人もいます。

というか、そういう風になることを見越して、最近の広告業界では正社員登用をしたがりません。

派遣や契約社員や業務委託契約、外注を使うことにより、人材を常にフレッシュにして使いまわせるようにしているのです。

幹夫は出世街道から外れ、現場を離れることになったため、プライドが傷ついていました。


結婚後に真紀は専業主婦になっていました。

バイオリンでプロとして活躍できなかった真紀にとって、愛する人との生活のために家事をするということは、満足感や安心感が得られる、とても幸せなことでした。


私も音楽ではないけどクリエイティブ系なので、幹夫の気持ちも、真紀の気持ちも分かります。

第一線で活躍できない自分と向き合うのは、辛いことです。

そして「いいよなー女には結婚って逃げ道があって」

とよく言われるように、真紀は結婚することによって夢から逃げることが出来ました。

しかし、そんな平凡な生活に満足し、バイオリンを辞めてしまった真紀に、幹夫は違和感を感じるようになりました。


毎日、テレビやマンション内のトラブルの話ばかりする真紀。

狭い世界で生きていて、目新しい話題も無い真紀。

それでも真紀は、少しでも夫を楽しませたくて、テレビで観た面白かった話を一生懸命していたのです。

子供が出来る可能性は少なく、それでもいつまでも恋人のままでいよう、仲良く暮らそうと話し合っていた2人ですが、

次第に「面白いと思う映画が違うこと」「唐揚げに勝手にレモンをかけること」、そんな違いに幹夫は退屈や不満を感じ始め、恋愛感情が無くなっていってしまっていました。


ミステリアスだと思っていた真紀も、毎日一緒に過ごしてみると、ただのつまらない女に見えてきた幹夫。

たまたまCM撮影をしているクリエイターたちを幹夫が見かけたとき、真紀から

「食洗機用洗剤を買ってきて」

と日常丸出しのメールが届き、そんな平凡な状況に劣等感を感じ、思わず

「ごめん、残業で遅くなりそう」

と嘘をついてしまったり、徐々に徐々に、幹夫は苦痛を感じるようになってしまっていました。
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偶然映画館で元彼女と再会し、やり取りをするようにもなったのですが、それでも幹夫は浮気をすることもできず、元彼女に家に誘われても行きませんでした。

そして、幹夫は真紀に何も言わないまま、転勤の辞令が出たタイミングで会社を辞めました。

毎日会社に行くフリをしていた幹夫は、元部下と飲みに行ったときに、あの「レモンは嫌い」発言を真紀に聞かれることになったのです。

このままじゃダメだ、キチンと話そう。

そう心に決めたにも関わらず、幹夫は家に帰って真紀と向かい合ったときに、部屋に飾られた結婚式や2人の寄り添う写真が目に止まり、言い出せなくなってしまいました。


夫が口を開きかけて諦めたことに真紀は気付きました。

このときの、震えながらも気丈でいようとする松たか子の表情は素晴らしかったです。

そして、隠れて泣きながら、

「ちょっとラー油を買ってくるね!」

とコンビニに出掛けた真紀。

幹夫はそれに気付いて慌てて後を追ったのですが、マンションの外で1人で泣く真紀を見て、思わず逆方向に走り出し、そのまま失踪したのでした。


この話を聞き、鏡子は真紀が幹夫を殺していないことが分かり、真紀に

「私が必ず幹夫を連れ戻すから!」

と言いましたが、真紀は静かに微笑みながら

「離婚届を出したいんです」

とキッパリと告げました。

その頃別府は会社の倉庫に閉じ込められ、携帯の充電も1%しか残っていない状況で家森に助けを求める電話をしたのですが、バイドで動物探しをしていた家森は真紀に後を頼む連絡をしました。

真紀が家に別府の名刺を探しに行こうと戻っている頃、すずめは手足を縛られて唸っていました。

幹夫が二階にいる間に有朱が家に来て、すずめを尻目に真紀のバイオリンを奪って逃げ出そうとしていました。


二階から降りてきた幹夫は有朱を見て

「それは真紀ちゃんのバイオリンだ!」

と取り返そうとしました。

有朱は鍋で幹夫を殴って窓から逃げ出そうとしましたが、幹夫が有朱に掴みかかり…

その勢いで有朱は手摺から転落しました。

ここで6話が終わり、7話予告では

●「俺、この人と沈んでくる」と有朱を見ながら真紀に話す幹夫
●「一緒に逃げよう」と幹夫に話す真紀
●「カルテットどうなっちゃうんですか!?」と叫ぶすずめ
●警察?警備員?の後を歩く真紀

が流れましたが、…次週どうなるのでしょうか?楽しみというか…怖いです…


しかし、徐々に徐々に、ボタンの掛け違いのようなすれ違いで、どんどんと幹夫の気持ちが真紀から無くなっていく様子には、本当に辛くなりました。

平凡で退屈な主婦になった妻に飽きる夫というのは、確かによく耳にする話です。

クリエイターだった幹夫にとって、単なる平凡な主婦はつまらない存在に思えたことでしょう。

周囲は同じようなクリエイターや、華やかな人と結婚している人が多いでしょうし。

真紀もバイオリニストだったときは、自分の世界を持っている人だと思って魅力的に見えていたのに、それが無くなったときに、穏やかな愛情だけでは物足りなくなってしまった気持ちは分からなくありません。

何故家森に、自分からベランダから落ちようとしたことを、「妻に落とされた」と嘘をついたのか分かりませんが…


真紀に満足できない自分というものに、幹夫も罪悪感は感じていたと思います。

そして、子供がいないこともあり、幹夫は恋する気持ちの無くなった真紀を愛し続けていく意義が分からなくなってしまったのは、想像は出来ます。

幹夫の仕事が順調だったなら、こんなことにはならなかったと思います。

仕事でやり遂げられなかった劣等感を抱えているときに、穏やかな平凡な生活を見せる真紀に嫌気がさしただけなんです。

真紀はそんな幹夫にハッパをかけて、自分は自分の世界を大事にしていたら、

「あー俺ももっと頑張ろう!」

と幹夫に思わせられたかもしれません。

優しく包み込むだけの愛情ではダメだったんですよね…

それは今更な話だし、とても勝手なことなんですが…

気持ちが離れたことは仕方がなかったけれど、それでもやはり、逃げ出した上にお金が無くてコンビニ強盗までした幹夫には同情できませんけどね。


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