今、向田邦子さんにハマっています。

先日ふと「父の詫び状」がまた観たくなってレンタルしました。

向田邦子さんと言えば、アラフォー世代なら教科書で知っていたり、山口智子さんが主演した「向田邦子の恋文」で知っていたりするんじゃないでしょうか?


向田邦子の恋文 [ 山口智子 ]

以前菅野彰さんが
「字のないはがきを知らない子にあらすじを話したら、それだけで涙がでた。
ここから読めます」とリンクを貼ってくれてました。

字のないはがき

すごく短い文章なのに、胸をぎゅっと締め付けられます。


初めて向田邦子さんのエッセイを買ってみたのですが、あー菅野彰さんや雁須磨子さんが言ってた「長女の鞄は大きくて荷物がいっぱい」って向田邦子さんのエッセイが元ネタだったんだーと分かりました。




読んでいてビックリするのは、今読んでも全く古臭くなく、共感出来ることだらけ、ということです。

向田邦子さんは1929年生まれ。
台湾へ向かう飛行機事故で50代で亡くなりましたが、私が生まれる前に書かれている生活様式が、私が10歳くらいの頃と同じなんです。

つまり群馬の田舎と東京では、当時20年くらい時代感覚がズレていたんでしょうね。


我が家にシャワーがついたのは10歳くらいの頃だったのですが、その20年前に向田邦子さんが

「昔友達がシャワーから急に熱湯が出て火傷したから、いまだにシャワーは怖い。最近のシャワーは進化してるからそんなことないだろうけど」と書いてました。

いや、私が子供の頃、まだシャワーは安定してなかったですよ?

番組視聴者からのクレームに閉口している様子も、今のテレビ業界と一緒です。
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向田邦子さんの動画を探して観ていたら、素敵なお話の朗読を見つけました。

『手袋を探す』というエッセイですが、「女のくせにこだわりが強く見栄っ張り」であることを上司や親に諭され、

悩み抜いたあげく、

自分はとことんこの欠点と向き合おう!
と決めるというお話でした。

妥協した手袋なんて、どうせ買っても使わなくなる。

妥協して結婚しても、どうせ不満が出る。

もっと、もっとと上ばかり見るくらいなら、足元を見て、前を見て進もう、という彼女の結論は、その後も追求されていっていました。
そして成功されています!

↓夜中の薔薇に収録されています。




向田邦子さんは生涯独身でしたが、没後に妹さんが
「妻帯者と10年に渡りお付き合いしていて、病気のお相手が自殺をした」
ということを「向田邦子の恋文」で公表されました。


また、お見合いをしたときには「自分より稼ぎの多い女は困る」と破談になったエピソードもあります。

重ねて言いますが、向田邦子さんはご存命なら86歳です。

今86歳のお婆さんと、アラフォーの私と、感覚は同じなのかもしれません。


見つけた動画の対談で、向田邦子さんは

「結婚はまぁご縁がなかったから仕方ないと思うんだけど、子供は産んでみたかったわねぇ」とサバサバと語ってらっしゃいました。

戦中戦後を過ごした、美しく聡明な向田邦子さんから、色々学ぶところが多いです。

山口小夜子さんの展示を観た時も思いましたが、独身で美しく仕事をバリバリされながらも豊かな感性を持っていた上品な女性って、今の時代にはお手本になる人が少ない気がします。


向田邦子さんが「最近の人は…」と語っている内容は、今の私も思っていることですし、

夏目漱石でさえ「最近の人は…」と語ってる内容が現代と同じだったりするんですが、

独身でもアラフォーでも、好きなことに誇りを持っていこう

ということを、今より風当たりが強かったはずの時代の方が言っていて、でもやはり後続の私たちでも実現が難しいというのは、なんだか悲しいです…

向田邦子さんはお父さんからよく「女のくせに」と言ってお説教されていました。

私は10年くらい前に、保育園生の男の子に「女のくせにタバコ吸ってるの?」と言われたことがあります。

20代の子に独身を馬鹿にされたこともあります。

時代が全然進歩してない。

むしろどんどん窮屈になってる気がします。


アラフォー独身女性のみなさま、なんかもーやってられないな!と思ったとき、癒しを求めるのも良いのですが、是非一度向田邦子さんのエッセイを読んでみて下さい。

雨宮まみさんにも通じるものがありますが、よりキリリとしたモノを向田邦子さんからは感じます。オススメです!
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