マンガ大賞を受賞した東村アキコさんの
「かくかくしかじか」最新巻で最終巻、読みました。


先生が亡くなる回はちょうど立ち読みしていて、
そのとき美大時代の友人たちとの飲み会で
二次会移動まで時間潰しで入ったTSUTAYAで読んだんですが、
涙が出てきて堪えるのが大変でした。


この先生ほど親密ではありませんでしたが、
私も美大受験のときは学校の美術教師に
毎日毎日デッサンと平面構成を習っていました。

本当はみんな美大受験専用の予備校に通うのですが、
うちの地元にはそんなの無くて、

たまたま高校の先生が芸大出で
東京のすいどーばたで講師もしたことある方だったので
放課後毎日美術室で、美大を目指す同級生たちと絵を描いていました。

ステッドラーの鉛筆を6B〜4Hまで揃えて描き分け、


この緑色の伊研のネリゴム使ってたなぁ。




夏期講習にすいどーばたに行くことを勧めてくれ、
知り合いに私たちのことを頼むためについてきてくれたりもしました。


「かくかくしかじか」の先生のように怒ったりする人ではなかったけれど、

受験のための絵の描き方というのは特殊なので、
それを教えてくれる先生という存在の大きさは分かります。


このマンガ、美大出身者はみんな、
入学してからクズになる
のを体験してるので、
ホント読んでて苦しかった。

でもさすが東村さんのギャグが面白くて、
先生も面白くて可愛くて大好きでした。


東村さんは高校の美術の先生に教わったあとに
日高先生のアトリエに通い出していましたが、
あんなアトリエがあったらどうなってたかなぁ。


東京の大手予備校の合格率に比べたら、
日高先生の教え子の合格率は高いですね。

私は今では一緒に勉強してた子は1人しか連絡取ってませんが、
でもあの中で武蔵美多摩美女子美にみんな合格してたから、
私の先生も良い先生だったんだなぁ。


東村さんが描いているように、
美大生のほとんどがクズです。

私大は4年間で学費1千万くらいかかりますが、
まーみんなクズに仕上がりました。

私の同級生は180人近くいますが、
その中で有名になった人は数人ですし、
絵を描き続けている人なんてほとんどいないんじゃないかなー。


美大出る意味あったの?
って仕事してる人も多いです。

だから、東村さんが今も先生の声を胸に
描き続けてるのは本当にすごいと思います。


私は美大を目指したときにマンガは止めてしまったので、
一度だけ友達とノリで応募用に描いたけど全然ダメで、
それきりマンガは描いてないし、
デッサンもなーんにも、もう何年もしてません。

まぁデザインの仕事で絵やイラストを描くことは以前はありましたが、
もう何年もアイデアのラフ用の走り書きしか描いてないなぁ。


こういう人間にとって、
このマンガはものすごく胸に突き刺さったし、
なんかうまく言葉では言えませんが、
頭をぶん殴られるようなモノでした。

このマンガがマンガ大賞を受賞したことで
たくさんの方が新たに読むこともあるのでしょうが、

例えば「四月は君の嘘」、「ちはやふる」のかるたみたいな、


青春キラキラとか芸術の苦悩というのがテーマではないので、

想像つきにくい世界なんじゃないかな?
という気がするのですが、
どーなんでしょうか?
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もちろん恩師との触れ合いや、別れは充分笑えて感動出来るのですが、

最後の今ちゃんに言った
「描け」は、
絵を描いてきた人間には、本当に胸が締め付けられる言葉です。


先生、あんなに教えてくれてたのに、
こんな怠けた大人になってごめんなさい。

私は東村さんみたいにリア充な学生にもなれませんでした。


美大なんて出ても、上位数パーセントしか定年まで働くことも出来ません。

デザイナーの募集は、今は非正規募集ばかりです。

正社員募集している会社は、小さい定年まで存在しなそうな会社ばかり。

美大なんて目指さなければ良かった、
と同級生たちと語ることも多いです。

プライドと学費ばっかり高いしさ。


でも日高先生を前にしたら、そんなこと言えないな。

描くのが当たり前の先生は、本当に凄い人だったんだと思います。


こういう話を東村さんが描いてくれて、
本当に良かった。
読んで良かったです。

マンガ大賞受賞、おめでとうございます!


宮崎遊びに行きたいなー!

ちなみに初めて東村さんのマンガを読む方は
「ひまわりっ」は絶対読んでくださいね!
めっちゃくちゃ面白いので!

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