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ドラマ「WHITE COLLAR(ホワイトカラー)」シーズン6まで観たネタバレ感想~打ち切りに納得

HULUを1ヶ月だけ契約している間に観終わろう、と毎日頑張って観続けたドラマ「WHITE COLLAR」、やっと6シーズン全て制覇できました!

イケメン天才詐欺師ニール・キャフリーと、頭脳明晰で心優しいFBI知的捜査班の部長ピーター・バークがタッグを組み、犯罪者をバンバン逮捕していくブロマンスドラマでしたが、観続けていくと各キャラクターにどんどん愛着が湧いてくるし、とにかくニール(マット・ボマー)がイケメン!


残された時間

たださすがに6シーズンは長く、最後まで観た感想は

「シーズン4までは面白かったけど、5は微妙で、6は完結のためにとりあえず話数減らして作ったのかな…?」

という、後半はグダグダな作品だったかなと思います…

シーズン4の時点で、過剰なアクションシーンがギャグのように登場し始めていたし、エレガントさが無くなっていったかなぁ。

ニューヨークの街中なのに、ビルの屋上からパラシュートで脱出し、外したパラシュートの回収もしない…なんてあり得ないよ、ニール…。

なかなかニールとピーターがお互いを心から信頼し合えず、そのせいでニールの唯一の保護者と言って良いエレンが亡くなり、父も姿を消し、これまで激しい怒りを見せなかったニールがピーターに決別を宣言するも、ピーターが何とか和解しようと歩み寄るエピソードはホッコリしましたが。

Wikipediaであらすじを読みつつ視聴していたのですが、Wikipediaを書いた人もシーズン5あたりで興味を無くしていったんだろうな…という気持ちが読み取れました。

一般人が書き込んでいるだけあり、海外ドラマのWikipediaのページって、シーズン途中で書き込む人がいなくなること多いんですよね。

1ヶ月で全話観終わるかなぁと不安でしたが、シーズン6は6話しかないため(シーズン1は14話、シーズン2~4は16話、シーズン5は13話、シーズン6は6話)、結局3週間くらいで観終わることが出来ました。


全体の構成としては

●ニールと恋人ケイト、詐欺仲間兼元恋人のアレックス、他の詐欺師達やFBIも関わる「オルゴール」の秘密と、ナチスの沈没戦に眠る財宝。

●ニールの父親の汚職事件に関わる、議員の不正の解明。

●悪の巨大組織ピンク・パンサーズ摘発と、ライバル詐欺師ケラーとの対決。


の3本の大テーマの中に、他の事件等が織り交ぜられ、友情や恋や家族のエピソードと華麗な詐欺テクニックが見もの。

伏線回収のヒントとなるエピソードが随所に散りばめられていて、おぉー!となる箇所が多かったです。

が、所々謎が謎のままになって放置されていた部分もあり、その辺はやはりアメリカドラマって感じでしたね。

結局予定より早くケイトの乗ったジェット機を爆発させたのは誰?

ニールの父親が失踪後どうしているのかも不明のまま…

ニールがあれだけの審美眼や器用さを身に付けている理由も分かりません。

途中からモジーが日本好きという設定が足されていったのは、日本人としては楽しかったです!

ちょっと中国文化と日本文化の違いが分かってないなぁ、と思う箇所もありましたが…

後半に「さるぼぼ」が出てきたのは、おおー!となりました。


【飛騨高山さるぼぼ】お守り 子宝・安産・婚活・妊活のお守り【抱っこさるぼぼ (10cm)大】風水 陣痛中の妊婦さんが描いた赤富士カードをプレゼント 高山湧き水で浄化したパワーストーンさざれ 子宝祈願 こうのとり

飛騨高山の名産品ですが、実は日本人でも

「知ってる人は常識と思ってるけど、知らない人が多数」

ということを私も最近知ったんですよね。

私は子供の頃に何度か飛騨高山に行ってたので知ってるのですが…

ちゃんとドラマ内のさるぼぼの胸元に「飛騨」と書かれていて、よくドラマスタッフは知っていて手に入れられたなぁ、と驚きます。

日本に旅行に来て、飛騨高山に行った人がいたのかな?


ドラマ自体の面白さは後半微妙になっていきましたが、とにかくニールのイケメンぷりと、周囲の人達との交流が楽しいドラマでした。

マット・ボマーのブルーアイズはホント、ドアップにすると宝石みたいにキラキラしてますね。



肉体美もすごいし、身のこなし美しいし、メロメロ…

サラとニールの恋愛も良かったなぁ。



ギリギリ犯罪にならない程度に、でも機転を利かせてニール達に協力するサラはカッコよかったです!

でもその後にニールとレベッカと恋愛関係になったのは、納得いかない…

なんかいけ好かない女だよなぁレベッカ…と思っていたら、案の定めっちゃくちゃ悪者だったし…

このドラマのシーズン4頃にマット・ボマーはゲイだとカミングアウトしていますが、それが当時ドラマに影響したかは分かりません。

ドラマ内ではダイアナがレズビアンだと公言し、彼女と破局後に人工授精でシングルマザーとなり、妊婦中や復帰後も今までと同じように第一線で働く苦悩も描かれていました。

これはラストにピーターとエリザベスの間に子供が出来るという伏線でもあったかと思いますが、モジーの「自分は孤児だ」という悲哀等もあり、そういう設定がどんどんキャラクター達に愛着を湧かせてくれたと思います。

ニールとお父さんの間の葛藤、愛情も良かったけど、ここはキレイにまとまり切らなかった気もするかなぁ。
英語の勉強も兼ねて、なつもりで観ていたのですが、ところどころ

「あぁー翻訳者の人、そこは字幕に反映しておいて!」

と思うところもチラホラあったかな。

このドラマの中でネタのように使われていたのが、「Two finger point」「Double finger point」という上司が2本指で人を指差し、その後手のひらを返して指先を2回振り「こっちに来い」と呼ぶポーズ。



初めて見た時にニールは「何アレ、偉そうなポーズ」と不快感を示し、以降もそのポーズを見るたびに

「あーあのポーズ出たよ…」

とうんざり顔になります。

これ字幕だと「Two finger point」や「Double finger point」という「2本指」が省かれていて、ニールが敢えてその単語を使っているかどうかが分からないこともありました。

また、ダイアナは普段ニールのことを「キャフリー」と呼んでいるけれど、彼の脱走を手助けする際に「ニール」と初めて呼ぶシーンがあったんですが、字幕はそのまま「キャフリー」になっちゃってたのも気になるかな。

あれはダイアナがニールを仲間と認めていて、咄嗟に下の名前で呼んだという印象的なシーンだったと思います。

私も完全にリスニングなんて出来ないのですが、英語だと時間や性別等を明確に話すけど、日本語はフワッと表現する言語のため、

「リスニングしたら分かる内容が、字幕だと分からない」

なんてこともありました。

あと気になったのは、部下たちは皆んなピーターのことを「ピーター」と呼んでいるのに、字幕だと「ボス」になっていたこと。

後半でモジーが咄嗟に「ピーター」と呼び、その言い方に周囲が驚くシーンもあったんですが、彼を「ピーター」と呼ぶのは親しみをこめている現れであったため、「ボス」に変える必要あったのかな?

まぁ日本だと上司の名前を呼び捨てする習慣が無いから、敢えてなのでしょうけど。

英語と日本語の違いあるあるですが、ことわざの意味は同じなんだけど表現が違うダジャレを言っているんだけど単語が違うので別の日本語に置き換えないと駄目、という部分は、個人的には元の英単語の上に日本語訳を乗せる、というようなやり方で字幕化出来ないのかな?と思います。


また、やはり日本とアメリカでは組織の違いが大きいため「インターポール(国際刑事警察機構)」「証人保護」がイマイチよく分かりませんでした。

国際刑事警察機構=194か国(地域を含む。)が加盟する国際刑事警察機関。本拠所在地はフランスのリヨン。
主な活動は国際犯罪及び国際犯罪者に関する情報の収集と交換、犯罪対策のための国際会議の開催、逃亡犯罪人の所在発見と国際手配書の発行、加盟国の捜査能力向上のためのトレーニングの計画及び実施

証人保護=アメリカ合衆国の法廷またはアメリカ合衆国議会における証言者を、暗殺などの報復措置(いわゆる「お礼参り」)から身辺を保護するための制度。
住所の特定されない場所に、アメリカ合衆国連邦政府極秘で最高レベルの国家機密で居住する。
その際の生活費や報酬などは全額が連邦政府から支給される。


こういうのは調べないと、日本人には「何でそうなってるの?」というのが分かりません…

インターポールは日本も加盟しているんですが、普段耳にすることないですし…

ドラマ自体は10年近く前から放送開始されていたもののため、今こんなに夢中になって一気観した日本人はそう多くないことでしょう…

私は最近の作品でマット・ボマーを知り、遡る形でこのドラマを観ました。

超絶イケメンMatt Bomer(マット・ボマー)とFBIが最高!~ドラマ「WHITE COLLAR(ホワイトカラー)」ネタバレ感想

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最近になってマット・ボマーのInstagramとTwitterをフォローし始めましたが、彼は反トランプ派、バイデン大統領支持者を公言していて、政治的な投稿が割と多めですね。

同性愛者だとカミングアウトして以来、パートナーや子供の写真、ゲイパレード参加の写真も多く投稿しています。

また最近だとハイキングに出掛けていて、わざわざコメントに

「写真を撮る時以外はマスクをしていたし、ソーシャルディスタンスは守ったよ」

と注釈を付けていて、社会的な意識の高い人だなぁという印象を受けました。



アメリカドラマを日本でリメイク、ということが時々ありますが、このドラマはあまりリメイクに向かないと思います。

やるとしたらかなり設定を変えないと、オルゴールの設定自体でもう辻褄が合わなくなっちゃいますし。

ドラマのラスト、死んだと思われていたニールが実は生きていた、というシーンで終わっていて、続きが作れそうで作れない感じのまま終わったところが良かったなと思いました。



ピンク・パンサーズが全て捕まるまで、自分は命を狙われ、周囲の人を巻き込んでしまう。

モジーもこれまで1度撃たれ、猛毒を打たれ、と命を狙われていたし、エリザベスも誘拐されたことがあり、ニールが周囲の大事な人を守りたかったことが伝わってきました。

後半は「いい加減自由になりたい」と切望するも、有能過ぎるが故にFBIから保釈許可が降りず

「こんなに協力して成果を出してるのに、何でだよ⁉︎」

と苛立つニールも、FBIや仲間たち皆んなのことが大好きなんですよねぇ。

その後ニールは本当に足を洗い、パリで暮らしてるのかな?

そしていつか、また仲間たちと再会するのかな?

でも、そこを描かないでおくのが粋なはず。

長かったけど、楽しかったです!

たまにはこういう事件モノ観るのも良いですねー。
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