同僚の奥さんが数ヶ月前から鬱で休職しています。

年齢的に不安定な時期と言うのもあったのかもしれませんが、そもそものキッカケは部署の配置換えで、親しい人達から自分だけ違う部署に変わったことだったとか。

徐々に睡眠中に何度も目が覚めるようになり、その内全く眠れなくなり、動悸がして普通の状態では無くなってしまったので、旦那さんが心療内科に連れて行くと

「今すぐ休職するように」

と3カ月の休職の診断書を出された為、翌日から休職となりました。


その後自宅でゆっくりとテレビを観たりしながら過ごしていたのですが、間も無く休職期間が終わる頃になるとまた眠れなくなり、パニック状態となったので旦那さん付き添いの元病院に行き

「また期間延長の診断書を出すから、とにかく今は会社のことを考えなくて良いですからね」

と言われたそうです。

旦那さんは以前から「仕事を辞めても良いんだよ」と言っていたそうですが、そういう決断を迫られることさえ今の奥さんには苦痛で、何も考えられない、というのが、私はいわゆる「鬱症状」だと思いました。


しかし、こういう鬱状態に理解の無い人はまだまだたくさんいます。

この奥さんの話を聞いた他の同僚既婚女性は影で

「仲良い人達から自分だけ離れたから悩むって、クラス替えでショック受けた子供かよって思った」

と笑って言っていました。

彼女は過去にこの奥さんと会ったこともあるそうで

「ちょっと会っただけだけど、そういう人には見えなかったんだけどなー」

と言っていたのですが、どういう人が鬱になり、どういう人が鬱にならないか、なんて、一般人がちょっと会っただけで分かるわけない気がします。


パッと見明るくて元気な人も、何か事情や悩みがあって鬱になることもある。

いかにも悩みやすそうな、神経質そうな人でも、鬱になる程悩まないこともある。

前述の奥さんが鬱になったきっかけは確かに配置換えが大きな理由かもしれませんが、新しい部署の人とうまくいっていなかったり、仕事内容に不満があったり、詳細を聞いていないので私には分かりません。

それでも同じ内容を聞いた派遣女性が

「子供かよ」

と笑っていることにゾッとしました。


私はこれまで鬱に関する本をいくつか読んできました。

著者や大槻ケンヂなど様々な人の鬱体験をまとめたマンガがこちら


うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち

ギャグテイストで心の症状についてまとめている有名なマンガがこちら


マンガで分かる心療内科 うつを癒す話の聞き方編(1) (ヤングキングコミックス)

SHINeeのメンバーが亡くなった時にネットではこちらの絵本が話題になっていました。


ぼくのなかの黒い犬

独身既婚に関わらず、原因も症状も期間も人それぞれで、でも誰でもキッカケがあれば発病する可能性があるのが鬱で、いわゆる「心の風邪」と言われています。

鬱を理由に亡くなる人もいれば、休職したことでリフレッシュし、仕事はともかくプライベートでの変化で持ち直す人もいます。

真面目な性格の人が鬱になりやすい、という説もありますが、その真面目さも人それぞれ発揮され方は違っているし、パッと見では分からないこともあります。

一応精神科医は、会って1分で判断出来るそうです。

確実にやばい状態になる程悪化している人は、家族や同僚に付き添われていないと病院に行くことも出来なくなるそうなので、私のような独身一人暮らしだと判断が遅れることもありそうですね…。
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私の友人が以前鬱で休職していた時の状況は、多分前述の同僚の奥さんと似ています。

朝起き上がれなくなり、病院に行って休職の診断書を出してもらい、1年程休職していました。

仕事が忙しかったことが発端だったと思いますが、それ以外にも私には話していない何かがあったのかもしれません。

病院で先生に

「働けない自分はダメな人間なんだと思ってしまう」

と話したら

「今はゆっくり、猫のように丸くなって休むことが仕事だと思って良いんですよ」

と言われたそうです。


もちろん医師は他人なので、彼女が働かなくて収入が無くなっても、まずは心を健康にさせることがお仕事。

だから医師以外の周囲の人は

「早く良くなって、ちゃんと働いてお金を稼がないとダメなんじゃない?」

と思うこともあるでしょう。

いざ本人が元気になっても、その時働ける環境があるかも分かりません。

国としては生活保護とか色々手当もあるにはありますが、そうなるための資格とか書類も必要だし、生活レベルを変えなきゃいけなくなるのはまたストレスになりそうですね。


「鬱」を理由に休職する人は年々増えています。

それを心から心配する人もいれば、理由もよく分からないまま「アイツは心が弱くてダメなヤツだ」と思う人もいます。

周囲に鬱になった人がいなかったり、自分がそこまで悩んだことが無い人にとっては

「何でそんなことで、病院で診断書もらって休めるの?性格の問題でしょ?」

と軽く考えられるし、実際甘えや弱さが原因なこともあり、誰が何故鬱になったかは統計のようなものでしか分からないものだと思います。


私は大抵の人が鬱を発症する理由は、「内的要因」と「外的要因」に分けられ、

「内的要因」であれば本人が考え方を変えたり、

「外的要因」なら環境を変えることで改善することもあると思うのですが、でもそれも出来ることも出来ないことがあるだろうし、事情を知らない人が本人とコミュニケーションを取らずに簡単に判断することは出来ないはずです。

仕事が忙し過ぎて鬱になる人もいるし、仕事が暇過ぎて鬱になる人もいます。

どんな人間関係でも自己を確立している強い人もいるし、他人の言動に振り回されて弱ってしまう人もいる。

ただ、そういう心の中のことが原因で、体に影響が出るのが「鬱」です。

そういう事情を考えずに、ただ端的に聞いた話で予想して

「その程度のことで鬱になるなんて」

と笑って言う人は、私は怖いです。


同僚の奥さんが今後どうするのか、私にはまだ分かりません。

更年期の始まりのような感じで鬱っぽくなった知人は、仕事を辞めました。

その人は後半は会社内の環境に耐えられなくなり、嫌いな人の声が聞こえてくることにも我慢出来ず、空調の風が当たることにも耐えられず、夜は寝汗をビッショリかいて何度も目覚め、どんどん食欲が落ちて痩せていきました。

退職後も手のこわばりが酷くてリュウマチ科に行ったけれど、これは更年期の症状としてよくあるものだと先日NHKのあさイチで放送していました。

退職後は一旦は食欲が戻ったけれど、その後また一気に食べられなくなり、そこからまた少しずつ調子が回復したけれど、今もまだ不調な日があると話していましたが、これも他人が簡単に

「それはただの更年期だから、気にしなくていいんじゃない?」

と笑って流すことは出来ないと思います。

だって本人は本当にカラダに影響が出るくらい辛いんだから。


私もあらゆる人に対して親切に優しく出来る人間ではありませんが、自分が想像のつく範囲で悩んで苦しんでいる人に対して

「そんなことで悩むなんて、子供じゃないんだからさー」

と笑って言うことは出来ません。


分からないけど、何が家庭環境とか色々複合的な理由があるのかもしれないな、と思うし。

本人だけの問題ではなく、環境の問題もあるならば、それは周囲が出来る範囲で対処することができるかもしれない。

一番良いことは、本人が健康になって、周囲も明るく笑って過ごせること。

そして一番悪いのは、本人がどんどん追い詰められて、命を絶ってしまうことではないでしょうか?


鬱はそういう可能性もある病気だ、ということは、芸能人のニュース等でも報道されていることです。

でもその為の正しい知識を学校や国から指導されることはほぼありません。

まだまだ、鬱に偏見のある人はいて、それを引け目に感じて病院に行けない人もいるし、福利厚生が無くて休めない人もいます。

お金の為に働いている以上、心のケアはプライベートで本人がコントロールすべきことかもしれません。

みんながみんなお互いに耐えられない文句を言い出したら、社会が成り立たない部分もある。

でもとりあえず、今現在正常な判断が出来ないくらい追い込まれている人のことを、笑って馬鹿にする人を減らしていくことが出来たら良いな、とは思います。

そういうキッカケにこの記事がなってくれたら良いのですが…

まだ私にも分からないことだらけです。

それでも、人それぞれ何でどれだけ悩むかは個人差があることを、耐えられる人と耐えられない人がいることを、思い遣りを持って考えられる人になりたいと思いました。
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