都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

コロナ感染者が出た会社・店に行ったら、バイキン扱いされるのも誹謗中傷?

東京差別する名古屋の産婦人科

先日ついに、よく行く店の従業員がコロナ感染者になった、という発表を見ました。

これまでもよく通る道沿いでコロナ感染者の報告が出たことは何回かあります。

地方の方から見たら「東京なんてそんな状況だろ、コロナだらけだし」と思われそうですが、実際にはまだ直接の友人知人で感染した人はいないし、データ上多いのは知ってるけど「コロナだらけ」という認識はそこまでありません。

現在は東京都内の店舗や企業で感染者が出た場合、1日消毒の日を設けて翌日からは通常営業。

濃厚接触者にあたる同僚はPCR検査を受けるようですが、お互いにマスクをしていたなら濃厚接触者にはあたらない、とされています。

私が行った店舗で消毒が行われたのは、店に立ち寄った直後。

急遽閉店する1時間前くらいに行っていたので、消毒前に立ち寄っていたことが分かりました。

それを会社で知ったため「うわー昨日行っちゃったのに」と言うと

「え!近寄らないで!」

と、笑いながらですが避ける態度を取られました。

「ひどい!コロナ差別じゃん!」と言ったら

「自分だってやってたじゃん、新宿でよく飲んでる人に『最近行ってない?大丈夫?』って言いながら距離置いてたくせに」

と言われ、あー確かに軽い気持ちでそういうこと言っちゃってたな…と気付いたのですが、やはり「差別される側」と「差別している側」では感覚が違い、そして差別している側は

「自分はあくまでも自衛をしているだけで、悪気は無いし、当然の行動」

と思ってしまいがちかも。

でも感染した人、感染者が出た店に立ち寄った人側からしたら「差別」と思えてしまう。

その少し前に友人の会社でも感染者が出たという話を聞き

「友達の会社でもコロナの感染者が出てー」

と会社で話したら、速攻で

「うわっ」

と言いながら離れた距離に移動されました。


いやいや、スマホの画面越しに文章で読んで知っただけなんだけど…

その友人と会ったかどうかも確認せず、いきなり避ける態度を取られるのは、冗談のつもりでもやっぱり不快ですね。

ただそれは自分が体験するまで知らない感覚でした。

他人の身になって想像する、というのは、やはり難しいものです。


でもまぁ実際問題、消毒前の店舗に立ち寄ってしまったことは、軽くショックを受けました。

デパートや飲食店、スーパーやドラッグストアでコロナ感染者が次々と発表されていることは知っていても、これまでは

「その感染した従業員とすれ違ってたのかなぁ…ちゃんとマスクしてた人なのかな?

うっかりその人が触ったものに触れて、その手で自分のマスクに触ってたりしていないと良いけど…」


と思ってはいましたが、とはいえまぁ、その時はその時、と開き直ってもいた気がします。

しかし先程「岩手県の感染者が出た会社に、誹謗中傷の電話やメールが届いている」というニュースを見て、「それはさすがに意味が分からないな」と思いました。



感染者と保身のために距離を置くのと、誹謗中傷をするのは別物。

「やはりコロナに感染してはいけないと思った」

と企業側が言っていると書かれた記事にもガッカリです。

それこそ「コロナだらけの都民だからそう思うだけで、地方は医療体制も整っていないし、危険なんだ!」と言われそうですが、感染者が出た会社や店を誹謗中傷することにより、他の人達に見せしめをしているつもりなのかな?

その発想がもう怖いんですけど…

よくSNSで見かけるのが「仕事で感染したなら仕方ないけど、遊びで感染した人は許さない。保険適用外で自費で治療させるべきだ」という言葉です。

私はずっと「どの型のウイルスに感染したか、をハッキリさせて欲しいなぁ」と思っていますが、型なんて関係なくコロナは全部怖い、と思っている人も多いですね。

これが風邪やインフルエンザの場合「子供からうつされた親が、職場にばら撒いても仕方ない」と言われたりする。

コロナだけは「遊びで感染したか、不要不急じゃない理由で感染したか」が問われる…

「体調管理も仕事の内」という考えもあるし、こういうのは最低限のルールと、それをはみ出した個人の見解で分かれがちだと思いますが、でも「新型ウイルス」というだけで怖がるのと、「感染経路」で差別するのと、「自衛と差別や誹謗中傷の違い」をクリアにしていきたいなと思い始めました。

自分が「うわっ」と他人から言われなければ、そんなに考えなかったことだったかもしれません。
「差別をしている側は、自衛のためだから当然の言動だと思っている」

これを無くすには、「無意識の言動」の制限、「価値観の変革」が必要。

ウイルスがどのように感染るのか頭では分かっていても、相手がマスクをしていても「感染している可能性があるかも?」と思ったら距離を置いてしまう。

この考えがもっと過激化することにより、感染者を誹謗中傷する「攻撃」が始まるのかもしれません。

「こんなにこちらは自衛をして怖い思いをしているのに、原因を作りやがって」

と保身で敵対関係を作り上げてしまう。

ただ「感染した人も好きで感染したわけじゃないんだから、まずは健康を祈ってあげよう」というのも綺麗事だとは思います。

そもそも私は、自分が立ち寄った店で出た感染者の方に対して、特に何も思っていません。

「これだけ東京で感染者がいたら、まぁそういうこともあるよな」

という気持ち。

「相手が何歳で、どこのスペースにいて、どこに住んでいるのか?行動範囲を全部晒せ!」とも思いませんし、もちろんお店に誹謗中傷の電話やメールをする気もありません。

感染した方が「客経由でうつったのか?」「プライベートでうつったのか?」は、以前なら気になったかもしれないけど、今はそれも考えませんね。

それは今では「どんな経由でどこで感染者が出ようと、自分自身が自衛をちゃんとしていたら、感染リスクは下がる。それでも感染してしまった時には、そういう運命だったんだ」と思うだけだからです。


私が今している対策は、他人と話す時にはマスクをする。無闇にベタベタと触らない、その手で目をこすったり、マスクに触れたりしない。

元々軽い潔癖症なので、エレベーターのボタンとか、エスカレーターの手すりとか、スーパーの買い物かご、電車の吊り革、ドアノブ、水道の蛇口、等に触れのには抵抗があります。

これは「何かに感染するかも?」という不安ではなく、ただ単純に「他人の皮脂汚れが気持ちが悪い」から。

なので不快感を感じない友人や同僚と話して、風邪やインフルエンザをうつされてしまったことはあります。

そういえばやはり冬は、咳やくしゃみをしている人がいたら「うわっ…」と距離を置く、というのはありますね。

これはやはり差別というよりは、保身のため。

こちらとしては「具合が悪いなら、外に出ないでよ」という気持ちがあります。

大事な受験や仕事の前に風邪やインフルエンザになるのは「自己管理が出来ていない」と判断される。

新型コロナウイルスに関しては、この「自己管理」と「自衛」が混在し、他者を責める気持ちが強くなるのかな。

誹謗中傷は論外ですが、無意識な差別を無くすためには「相手を傷付けない自衛」「相手を不安にさせない自衛」の療法が必要になるんですね。

それは何かと言えば…うがい&手洗い&マスク着用。


私は個人的には、無言で歩いている分にはマスクは必須だと思っていません。

鼻呼吸からでもウイルスは漏れるのか知りませんが、マスク越しで会話をするより、マスク無しで黙っている人とすれ違う方がまだ安心感があります。

でもここ数ヶ月めちゃくちゃよく見かけるのが「マスクを顎にずらしたまま、携帯で話している男性」

いやいやいや、ここ路上ですから?

マスクしたまま携帯で話している人とすれ違うのでさえも、ノーマスクで黙ってる人とすれ違うより嫌なんですけど、それ越えてますよ?

こういう時に相手を距離を置いてしまうのは、それは自衛だと思っています。

でも、感染者と濃厚接触していない人と無自覚に距離を置くのは、自衛であり差別でもある。

そういえば、正しく怖がろうって最初の頃言ってたけど…結局「正しい」が何なのかまだ分からないままだな…

個人的には同居している大切な家族、もいないし、自分の身は最低限守れれば良い。

そう思っていたけど、自衛のために攻撃的な人間になってしまうのは、やっぱり嫌だな。

お互いストレスになるし…

こういう「何が良くて、何がダメか」は、3密を避けましょう、のように明確に絵で事例を紹介し、国が掲げてくれたら良いのかな?

そして過度な誹謗中傷をする人には厳格な処罰を与える。

悪意を持って周囲にウイルスを撒き散らした人にも処罰を与える。

知識不足でウイルスを撒き散らす人がいなくなるよう、無駄な煽りの報道はやめ、的確な報道をマスコミがする。

このあたり、私が個人で考えていることと、国や世界の価値観が違う部分があるのでしょうけど…

秋冬の第二波までに、無駄に傷付く人、ストレスを溜める人が出ないように、政府に対応してもらいたいなと思い始めました。

自治体は…地方だと県知事自体が差別的なこと言っちゃうお爺ちゃんとかいるから…個別は止めて欲しいかな…

さて、この土日は一応感染している可能性が0ではない、と思いながら過ごさねばー。

ま、立ち寄った店で感染者が出ていても、出ていなくても、それは変わらないこと。

早くインフルエンザのように、町医者で薬がもらえるようになると良いですね。
関連記事