42歳ストーカー女性の話から思い出し、清水玲子の「秘密 トップシークレット」6巻を読み直しました。

●42歳の無職デブス「中村弘美」が20代男性にストーカー、に大迷惑
●42歳ストーカー女性「中村弘美」は結婚歴あり法学部卒らしい
●Twitterで42歳ストーカー女性の名前が検索出来なくなってる!


秘密 6―トップ・シークレット (ジェッツコミックス) コミックス – 2009/2/27


事件は、コンビニアルバイトの40歳独身女性 小島郁子(こじまいくこ)が、バイト仲間だった大学生男女のカップル山崎正(20)佐藤佳代子(18)と他店員1名、路上で巻き込まれた男性1名を殺傷後、自身も自宅の浴室で首を吊って自死したことから始まります。

郁子は太ってシミシワの目立つ独身のおばさん。

でもウェーブのかかったロングヘアにリボンを結んだり、レースやリボンをふんだんに使ったヒラヒラの服を着ていて、虚言癖があるので周囲から奇異の目で見られていました。

彼女は以前はアパレル会社に勤務し、結納をかわした婚約者がいましたが、7年前に母を亡くし、父の痴呆症が悪化した為に実家に戻ることに。

結婚は破談となり、父の介護をしながらコンビニアルバイトをしていました。


アルバイト仲間の山崎は大学で福祉の勉強をしていた為、彼女が父の介護をするのを手伝ってあげていました。

その為、彼女の佐藤佳代子から郁子は攻撃的な態度を取られてしまっていたので

「優しくしてくれた山崎に恋愛愛情が芽生え、痴情のもつれで事件を起こしたのだろう」

と予測されたのですが、関係者全員が亡くなっている為に第9が脳鑑定をすることになります。


父の介護生活は辛いもので、郁子は数年前には何度もリストカットをしていました。

帰宅したら父が排泄物を壁や床に擦り付けていたのを見て、また彼女はリストカットをします。

が、命を絶てず、顔を上げて鏡を見ると、そこには美しい美女が映っていました。

「これが、私?」


以降、1人で鏡を見ている時には、自分の姿が絶世の美女に見えるようになります。

徐々にその幻視の時間は増え、外にいる時でもずっと、彼女は自分を美女で、結婚していて可愛い子供が2人いる、と思い込むようになりました。

「今は父親の介護をしないといけないけど、これが終わったらまた子供たちと幸せに暮らせる」

そんな妄想をしながら、映画のハガキに写る子役を自分の子供と思って過ごしていました。

妄想の世界を口にするので、周囲は彼女を虚言癖だと思っていました。

でも彼女の眼に映る世界は、優しく美しく、他人の言葉も全て賞賛に聴こえていたのです。

ヒラヒラの服を着ているので

「アンタ、ちょっとそれ…」と咎められても

「素敵ね!よく似合ってる!」と言われているように受け止めていた犯人女性。


しかし、山崎はその妄想に気付き、余計な親切心で精神安定剤を彼女に渡します。

「現実から目を背けたらダメだ!

あなたがしっかりして、お父さんを支えないと!」

その言葉も優しさと受け止めて服薬すると、鏡の中にはボロボロに疲れ果てた醜いおばさんの自分がいて、部屋の中は散らかって汚い。

「あのままで幸せだったのに、なんで現実を見せたの?
未来なんて、いらないのに」


薬の副作用で凶暴になった可能性もあるのですが、それが彼女が犯行に及んだ理由でした。

事件解決後、施設に入っている父親は娘のことを考えます。

「誰よりも優しく、美しい、私の娘」と。


生きていれば良いこともある、と信じられるのは若い内だけ。

40歳という年齢だけでなく、容姿も老け込んで疲れ果てた郁子が未来に希望を持てなくなった気持ちはわかります。

郁子、真面目ですよね。

一人っ子だからって、仕事を辞めて結婚を破談にして実家に戻るには、33歳は若い気がします。

今は高齢出産する人が多いし、一人っ子も増えているので、30年後にこんな状況に追い込まれる人は増えるかもしれない、と思うと怖いです。

作者の清水玲子さん自身が40歳くらいで1人娘を出産されているので、こういうお話を考えたのかも。
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女目線で考えると、この犯人女性の明るい未来は考えるのが難しいです。

親の介護で働けず、お金も無く、老け込んだ状態。

父親の介護から解放されても、その後転職も難しいかもしれない。

まぁ介護の経験をいかした仕事もあると思いますが、体力的にキツイし、そもそも介護は必要に駆られてやっていたこと。

でもリストカットをしていた頃に、父親を手にかけようとは思わないのは、やはり優しいと思えます。

「母親が生きていたら」とも思うけど、両親2人を介護しなきゃいけない人もいるので、それはそれで大変だったかもしれません。

そもそも介護の為に破談なるってことは、あるんでしょうか?

支えたいと思ってくれない男性だったのなら仕方ないですが…


この郁子は、「40歳ってこんなお婆さんじゃないよね?」というくらい醜く老け込んでいます。

ストーカーで逮捕された女性よりずっと年上なくらい。

あのストーカー女性も、もし病気的なもので妄想に取り憑かれていたとしても、病気が治ったら何が待っているというのでしょうか?

あちこち面接しても落ちていたという無職の42歳の女性が、名前も顔も公表されて逮捕されたということは、この先近所で就職やアルバイトが出来る可能性は低いと思います。

お母さんも高齢でした。

弟が面倒をみることになるのか、と思うと、弟も大変でしょう。

でも平均寿命まであと40年以上ある。

私なら、もうその先の未来で、現実を見据えて生きていくより、妄想の中で暮らしたくなります。


中村弘美さんは顔出し名前出しだったけれど、こちらの事件では名前等公表されていませんでした。

●怖!42歳女性職員、一目惚れした20代男性にストーカー

こういう報道の違いってなんなんでしょうね…?

でもどちらにしろ、やはり地元では肩身の狭い暮らしになりそうに思えます。

片思いして、妄想しているだけだったら、現実は辛くても精神的には幸せだったのに。

こんな事件を起こさなくても、未来に希望を持てなくなって命を絶つ高齢者は多いと言います。

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今はまだ私も容姿に気をつけたり、せめて働いて自活を、とは思いますし、友人たちも好き勝手に暮らしていたりします。

でも10年、20年後にどうなるのか…

そう考えると、事件を起こさない程度に妄想の中で幸せを感じながら、日々を乗り越える生き方もあるのかもしれない、と思ってしまいました。

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