鬱に関する本はたくさん出てきました。
鬱で休職する人の話はよく聞くし、私の友人たちも傷病手当をもらって休職し、その後退職したりしました。
同じようなストレスでも、鬱になる人とならない人がいます。
周囲を見ていて思うのは「自分はどういう人間なんだろう?」と考える人、「自分の努力で状況を理想の方向に変えないといけない」と思いながらも「自分はダメな人間だ」と思っている人は、鬱になりやすかった気がします。
鬱にかかったことがある人は、鬱の症状に理解があります。
鬱にかかったことが無い人も、知識として知ってる人はいます。
ただ総じて皆さん、本心では「鬱症状が出ている人は嫌い」ですね。
ハッキリ「嫌い」と言う人もいれば、そんなこと言ってはいけないと思って口にしない人もいます。
身近な人が鬱で、懸命に支えている人ももちろんいます。
でも初対面の人が鬱症状で暗かったり、僻みっぽかったり、悪態をついていたり、無気力でボンヤリしていたら
「こいつ、性格悪いな」
と思って近付かないでしょう。
鬱症状か、元の性格が悪いかは、人によって違いますけどね。
私は重度の鬱にはなったことはありませんが、「鬱っぽいなぁ」と思って病院で薬をもらったこともあるし、市販薬を飲むこともあります。
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そういう時、周囲の人は
「暗いことばかり言ってて嫌だ」
と言って批難して離れていきました。
そりゃそうです。みんな、自分の日常を明るく快適に過ごしたいから、他人の鬱症状に迷惑をかけられたくないんです。
「鬱を理解しましょう」
というのは、会社の経営陣や家族等に求めることは出来ますが、世の中の全ての人に強要することは出来ません。
「鬱の人に優しくしないといけない」
なんて、強要することは出来ません。
支えたいと思ってくれる人がいない鬱患者は、医師と国の援助しか支えがありません。
そういう状況は分かっていても、ボランティア精神で性格が悪いのか病気か分からない人に、不愉快な思いをさせられたくない、それが世間。
じゃあ鬱患者は、この世に無駄な迷惑なだけの存在なのか?と言えば、それは違うと思います。
自分以外の鬱患者を改善させる為の、貴重なデータになる可能性があります。
他の鬱患者を支えることも出来るかもしれない。
ただ、鬱にならず、自力で幸せに暮らしている人にとっては、「同情はするけど、理解出来ない、嫌な存在」というのは、現実なんですよね…。
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世の中の全ての人が同じではないけれど、やはり「迷惑」と思う人はいます。
「そうやって鬱だって言い続けて、ワガママ言って働かなくて、迷惑をかけて、何の為に生きてるの?」
と内心思っていても、面と向かって言って死なれたら責任を問われてしまうから、鬱患者と距離を置いて過ごす人は多いでしょうね。
この時ポイントなのは
●鬱を治して元気になって、元に戻って欲しい
と思ってくれる誰かがいるか
●鬱を治して働いて、納税をちゃんと出来るか
というこのどちらかをクリアしている人なら、やはり本人も治療の為に動くべきだろうし、周囲も馬鹿にして罵らない方が良いということだと思います。
そのどちらも無い人にも、法律で最低限の生活を営むことが保障されています。
それに不服を感じる人もいるでしょうし、そういう人をダメ人間と言い切ることも出来ません。
鬱の人も、鬱の人を嫌いな人も、どちらもストレスを抱えてるってことですし。
私は、鬱の辛さも、鬱病の人に迷惑をかけられた人の気持ちも、少しは分かります。
結局「人による」と思います。
以前は良い人だったなら支えたいし、治っても自分にメリット無い人のことまで考えられません。
甘えている人もいるだろうと思います。
鬱と障害者を一緒に考える説もありますが、障害者に対する考え方も人それぞれですね。
以前知人で手に障害のある男性がいましたが、病院で知的障害の子供が騒ぐのを見て、その子の母親を叱り飛ばしたと言ってました。
「俺だって障害があるから大変さは分かるけど、親がその子供に対処して、周囲を気遣う努力をしなきゃダメだ!」
と言っていて、私はドン引きしましたね…
その親子を見ていないので分かりませんが、すでに追い詰められているお母さんだったら、我が子を手にかけるか悩むくらい、更に追い詰められたかもなぁと思います。
言い方を考えろよ、と。
ただ、私もよくいくコンビニに手に障害がある店員さんがいるのですが、ワザと段取りを遅くしているのを見ると、「障害に甘えるなよ」と思ったりはしてしまいます。
袋詰めしてからお会計をして、客が財布をしまう時間ぼーっとしていたり、電子レンジが終わるまでぼーっとしていて、列が出来ていて他の店員さんが急いでいても素知らぬ顔をしているんですよ…
作業に時間がかかるのは仕方ないけど、ワザと仕事を減らそうとしているのは、甘えに見えてしまいます。
結局、人は自分と自分の周囲のことしか考えないし、博愛主義は強制されたくない。
お互い相入れなくても、法律の範囲内で対応しないといけない。
強い人には強い人なりの、弱い人には弱い人なりの生き方がある。
でも出来ることなら「鬱病の人への接し方」のマニュアルは、もっと認知度が上がった方が良いと思います。
その方がお互いに、ストレスを減らせるから。
ということでオススメは

マンガで分かる心療内科 うつを癒す話の聞き方編 (ヤングキングコミックス) [ ゆうきゆう ]
です。鬱病の人に言ってはいけないことが書かれています。
「何で正常なこっちが、努力して弱い人のことを知らなきゃいけないの?」
と思う人もいると思います。
それはもう、自分のストレスを無くすためだと思って欲しいです。強要は出来ませんが。
下手に悪い言い方をしたり、突き離したりして、自己嫌悪にならないのであれば、対処法を知らなくても良いかもしれません。
自分が鬱になった時のことも考えろよーとは言いません。
そんなの、なってみなきゃ分からないし。
ただ、「こういう知識もあるんだな」と思って、対処法を身につけておくのも、生きる知恵かと思うのでオススメします!
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