三浦しをんの作品が好きだ、と以前も書いていますが、最近はどんなのを書いてるのかな?とググってみました。

ブログはほとんど更新されなくなってしまっていて寂しいです。

以前ネタバレを書いた

●三浦しをん「あの家に暮らす四人の女」感想

以降は、企画モノの随筆が出たくらいなんですね。

ただ、「光」が映画化されたことを知り、それが11/25公開と知って驚きました。


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「光」は映像化不可能だろうし、多分話題として取り上げられないだろう、と思っていました。

というのも、津波で小さな島の人々のほぼ全員が亡くなる話だからです。

「光」が出版されたのは2008年、文庫化は2013年です。

その間にあの東日本大震災が起こってしまいました。

そういう状況で、このお話のことを挙げるのは問題が起こる可能性が高いと思いました。

それでも、このお話はとても重く切なく、衝撃的なもので、私は好きです。

映画は井浦新、瑛太、長谷川京子、橋本マナミというメンバーで撮影されたそうです。



こちらが予告ですが、映画はR-15になります。

映画公開前ということで、「光」のネタバレ感想を書きます。


東京の小さな離島で生まれ育った信之、美花、輔。

信之と美花が中学2年生、輔が10歳の時、事件が起こります。

信之と美花は恋人同士で、信之は美しく小悪魔的な美花と交わることに夢中でした。

輔は父子家庭で父からDVを受けていて、信之は親に言われて輔の面倒を見てはいましたが、内心疎ましく思っていました。

信之と美花は村営のバンガローでするのが常でしたが、その日はオタクっぽい30代半ばの男が旅行に来ていたので出来ず、信之はイライラ。

2人で夜に神社で落ち合う約束をし、夜中に信之が家を抜け出すと、輔に出会いました。

そのまま輔は信之についてきてしまい、神社で美花と合流したとき、島を津波が襲います。


壊滅状態となった島の中で生き残ったのは、3人の他は灯台守のじいさんと、バンガローの客山中と、夜釣りをする山中を乗せて船にいた輔の父親だけでした。

憎かった父親がいなくなったと思ってはしゃいでいた輔は、父親の生存を知りガッカリします。

自衛隊が到着し、家族の死を確認し、学校に避難して眠った夜、信之はふいに目を覚まし、山中と美花がいなくなっていることに気付きました。

そして、外で山中と美花が交わっているのを目撃します。

「襲われた」と言う美花と「女が誘ってきた」と言う山中の言葉を聞きますが、美花に言われるがまま、山中の首を絞め、そして遺体を斜面に突き落としました。


翌日、山中がいなくなったことで捜索が始まりましたが、輔が

「おじさんの靴が崖下にある」

と言い、山中は崖から転落したと見なされて捜索が打ち切られました。

何故、遺体を落とした斜面とは違う場所の、崖下に山中の靴があったのか?

輔が移動させたのか?

分からないまま、信之と美花はヘリで東京の親戚の元へと向かうことになりました。
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それから20年後。

信之は南海子という妻と、椿という5歳の娘を持つ川崎市役所職員になりました。

美花は女優になり、輔は工場に勤め、3人はバラバラになったかと思いきや…

信之の妻は輔と不倫関係になっていました。

もちろん、南海子は輔と信之の関係を知りませんでしたが、輔は故意に信之の妻に近付いたのです。

輔には他にも職場の同僚結子と関係を持っていました。


虚栄心が強く、時に娘にヒステリックになってしまったり、日常を退屈に思っていた南海子。

実は信之と美花が山中に手をかけたと知っていた輔。

輔は信之の職場に連絡し、妻の不倫をネタに金を取ろうとしてきました。

その直後、妻が輔との密会中に、娘の椿が見知らぬ男から暴行を受けます。

ショックを受けながらも、どこか他人事のような態度の夫に不満を持つ南海子。


輔が信之に金の無心をしたのは、父親のせいでした。

輔の父親は灯台守のじいさんから遺言のような手紙を受け取っていて、その手紙には

「輔が山中の遺体の靴を移動させるのを見た。犯人は輔だ。」

と書かれていたのです。

実際、輔は信之を守るために山中の遺体から靴を脱がせ、崖下に移動させていました。

またその際に、山中の所持していたカメラで、山中の遺体の写真を撮影していました。

その首元にはハッキリと信之の指の跡が見えています。


父親から脅された輔は、写真を使って美花を脅すことを提案し、美花に金の無心をします。

それを受け、美花は信之に連絡をしてきました。

美花は信之に指示をするわけでもなくただ

「何とかして欲しい」

と話をしましたが、信之は金を渡してもキリが無いだろうと思い、輔の元に向かいました。


輔が父親に金をせびられているから美花に連絡をしてきたことが分かり、信之は輔に300万円渡し、酒と睡眠薬を使いって父親を消すことを提案しました。

輔はそれを実行し、父親が亡くなりました。

それから輔は結子に連絡をし、

「父親が亡くなったから、忌引きついでに旅行にでも行くからしばらく休む。

でも一週間しても戻らなかったら、この封筒を投函して欲しい」

と言伝て、信之からの金の残りと手紙が入った封筒を託しました。

その後、輔のアパートで信之と会い、信之が輔を手にかけ、穴を掘った床下に埋めました。

信之はそのまま美花の元に行き、自宅に帰らずに美花と関係を持ってホテルで過ごしました。

美花は美しく、やはり信行の心とカラダを惹きつける存在でした。


美花の為に2人の男を手にかけた信之。

しかし、二週間ほどして

自分は美花にとって特別な存在ではなく、「脅して関係を迫っている」と思われている、ということが分かり、愕然とします。

そして、美花から300万円渡され「消えて」と言われた後、また日常の待つ自宅に戻りました。


信之が失踪したことに妻が取り乱していた時に、妻の元に輔から

●輔と信之と美花は幼馴染だ
●信之は過去に人を消した
●この手紙が届いているということは、自分はもうこの世にいないだろう


という手紙と、信之が輔に渡した金の残りが届きました。

輔が結子に亡くなる直前に託した手紙でした。

全てを知った南海子。

その後、何事もなかったかのように帰ってきた信之を受け入れ、家族として新たな気持ちで暮らしていくことを決意。

南海子は信行とキチンと向き合うことにし、そして信行もこの家族と暮らしていく生活に向き合うことを決めました。

そして、初めて家族3人で昭島にある信之の家族の墓参りに行きました。

ある日、島の近くを慰霊のため船が通る企画があることを知り、家族で島を見に行くことになりました。

壊滅状態となった後は誰も上陸しなくなった、美しい椿の咲く島。

南海子は、娘に「あなたの名前と同じ花よ」と教えます。

「暴力はやってくるのではなく、帰ってくるのだ。自らを生みだした場所、日常へ」

そう思いながら南海子は美しい島を眺めました。




このお話のテーマは「暴力」ですし、やはり津波が子供達の人生を変えるキッカケともなる為、どこまで映画では映像化されているのか気になります。

井浦新と瑛太は良いけど、美花が長谷川京子、南海子が橋本マナミってのは微妙かなぁ。

輔は松田龍平も良かった気がしますね。

そもそも、何故20年後ではなく25年後にしたのかな?

イメージとしては、美花は井川遥か、いっそ宮崎あおいとか深田恭子も良かったかなぁとも思います。

長谷川京子だと濃い、というか、もっと透明感で売ってる人の方がイメージかな。

そして南海子は…尾野真千子とか良かったかも。

ま、そこまで予算がなかったのかもしれないし、このメンツが合うという判断なのかもしれませんが…

まだあまりこの映画化は話題になっていない気がしますが、原作は本当にスゴイので、是非読んでみてください!

津波のシーン、ホントどうするんだろう?あと子供時代はどうするんだろう?

公開が楽しみです!
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