最近TONOさんのマンガを電子書籍でちょこちょこ買って読んでます。

TONOさんのマンガは前から好きだったのですが、特に今連載している「猫で語る怪異」は怖くて怖くてめちゃくちゃ良いです。

登場人物は全部可愛い猫で描かれているのに、表情がすごく怖い時があるのです…



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この週末には実妹のうぐいすみつるさんとの共著「おれたちの葬式本」を買いました。



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実父が脳梗塞になり、脳死判定され、お葬式した時の話を、TONOさんとうぐいすみつるさん(うぐいす姉妹)が描いているのですが、悲しみを省いた笑えるエッセイマンガになっています。

読むまでは「お葬式マナー本」かなと思っていたのですが、そういうワケではなく、お父さんが倒れてからお葬式までのエピソードや、思い出話などが描かれていて、面白かったし為になりました。


お父さんは皮膚科医で、2階の寝室でお昼休みに倒れた為、床を叩いて1階にいる看護師さんたちを呼ぼうとしたそうです。

救急車で運ばれ、手術を受けてから数日は瞼がピクピクと動き

「もうすぐ意識を取り戻すかも!」

と思っていたけれど、医師から脳死の報告を受け、倒れてから12日後に人工呼吸器を外し、慌ただしくお葬式をしたことが描かれていました。

私はまだ脳死状態の人を見たことがないので全ての人がそうなるのかは分かりませんが、TONOさんたちのお父さんは脳死後には「おばけちゃん」のように顔が変わってしまったそうです。

頭の手術を2回したこともあって顔は腫れ上がり、紫色の顔色で、口からは黄色い泡をブクブクと吐いていたため

「これがお父さんだとは思えないし、人に見せられる状態じゃない。」

と思い、亡くなった後も「早く焼いたほうが良い」と思って、悲しみにくれる間もなくお葬式をしたそうです。

(実際の心境は違ったのかもしれませんが、本ではそう描かれています。

特に海外にいて臨終に立ち会えなかったうぐいすみつるさんは、あまりに顔が変わったお父さんの亡骸を見て、悲しみの実感が沸かなかったそうなのですが、そうやって思い残させなかったお父さんを「子供孝行なお父さん」と思っているそうです。

ちなみにとても家族仲は良く、お父さんのことがみんな大好きだったので、疎遠なお父さんだからサッサと焼いたワケではないそう)


合間にお父さんの愛すべきエピソードもふんだんに詰まっていたのですが、それだけに56歳という若さで亡くなったのを残念に思いました。

そしてお父さんの脳死判定からゾンビ状態になってしまったお母さんのこと、お父さんを溺愛していた叔父さんたちのこと、姉妹の幼少期の思い出話を読むと、とても素敵な家族に囲まれて亡くなったお父さんは幸せな人生だったんだなぁと、ただの一読者でもしんみりした気持ちになりました。

でも、私にはイマイチ「脳死」のことが分かりません。

そこでググっていたら、衝撃的な本があることを知りました。
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これまで「脳死」と言うと大人に起こることだと思ってしまっていました。

しかし、この2冊は、幼いわが子が脳死判定を受けたお話でした。





こちらはブログもあります。
●ゆうやと一緒に歩む道

最初、有里ちゃんのことを取材したときの記事を読みました。

●脳死状態でも成長し続ける子供たち - 人類愛善新聞

脳死しても、愛しい我が子の身体は成長している。生きている。だから、臓器移植には使わせたくない。

そう思う気持ちと、「笑っておしゃべりをしてくれないなら意味がない」と思ってしまう気持ち、その双方を抱えながら看病を続けるご両親の気持ちを想像することは、とても難しいです。


きっと脳死をしたのが大人や老人であれば、身体の変化は「老化」になります。

でも子供だと「成長」になる。

日々身体が成長していく我が子の命を止める判断は、とても気軽に想像できることではありません。

なので、子持ちの既婚男性に「自分ならどうする?」と聞いてみました。

「俺は親父の延命治療をしなかったよ。」

と、既に経験があるという話を聞き、ビックリしました。

お父さんが亡くなっているのは知っていたのですが、死因は心筋梗塞で倒れ、数日後に脳死判定をされ、家族で延命治療をしないと決めたのだそうです。


決断をしたのはお父さんの両親(祖父母)、後妻、同僚で意見を出し合った後、祖父母と後妻さんが最終決断をしたそうです。

後妻さんは延命治療を希望していたそうですが、祖父母は反対していたとのことでした。

「もう、目が半開きになってて、こりゃダメだろうって感じだったんだよね。

それに延命治療をしてもし意識が戻っても、脳に酸素がいってないからダメージがすごくて、元の生活は出来ないだろうってことだった。

そもそも意識が戻る可能性自体もほとんどないってことだったから、だったらと思って延命治療は反対したんだ」


そう話す同僚は、元々お父さんとの仲も良くなかったそうです。

物心がつく前に実母を亡くし、後妻さんにいじめられ、ほぼ祖父母に育てられていた同僚ですが、それでも時々お父さんの話をする時の表情を見ると、早くに両親を亡くしたことで心に穴が開いているように見えます。

その分奥さんと子供を大事にする良きパパになっているので、そこは救いです。


「周囲に親が脳死になったのと、子供が脳死になったケースが両方いるけど、俺は自分の子供が脳死になっても延命治療はしないし、奥さんともお互い延命治療をしないって話し合ってるよ。

それは、延命治療をした人たちが後悔している様子を見てたからなんだよね。

奥さんを延命治療した旦那さんは、子供たちの為を思って10年以上延命治療を続けてるんだけど、それって子供たちにとっては負担で迷惑になっちゃってたんだよ。

もう見たくないって言って子供たちは家を出ていってしまって、家族はバラバラになってたね。

子供が脳死になったケースでも、医療費がものすごくかかるし、普通の生活が出来なくなってしまって、『本当にこれで良かったのかな』ってずっと悩んでた」

という話を聞いてしまうと、紹介した本のお父さんお母さんと何が違うのだろう…と、その価値観の違いにも考えさせられました。


この問題に関しては、何が正解というのは他人が決めることではないと思うし、人それぞれ価値観が違うと思います。

TONOさんたちのお父さんのことは、マンガだから明るく描かれていたし、脳死後に顔が変わってしまったこともあって気持ちが切り替えられていたようですが、自分の子供となるとまた違う気持ちになると思います。

もし私自身が脳死になったら、延命治療はして欲しくありません。

管に繋がれて意識もないまま人に世話をされる為に生まれてきたわけじゃないから。

でもそれは私がもう十分すぎる大人だから思うことです。


「生きていてくれるだけでいい」そう思われる人は、とても幸せだろうとも思います。

死後もずっと懐かしんで愛されるTONOさんたちのお父さんの人生も、とても幸せだと思います。

普段脳死について全然考えていなかったので、そういうことがあるんだ、と分かり、改めて色々と考えさせられました。

臓器移植のドナーになることはとても大事なことだと思うけれど、でもその為に命を終わらせる判断をするかどうか、個人個人が考えて決めなければいけないんですね。

医学に関しては高齢化のことばかりニュースで耳にしますが、こういうお話もあると知り、自分が世間知らずだったことを痛感しました。

よろしければこちらもどうぞ。

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