「湯を沸かすほどの熱い愛」の感想をググッていくつか読んでみました。

「とにかく泣けた!」と絶賛する派と
「ご都合主義でありえない!」と批難する派がいました。

多くの方は私同様、
「泣けたけど、おかしな点があり、ラストに納得がいかない」
と思ったようです。


ある方が、おかしな点を並べ立てたブログを書いていました。

私はちょっと、その人の悪態のつきっぷりにも違和感を感じました。

「ありえない」

と思うかどうかの境目は、人それぞれだとは思います。

が、私の中では「映画とは非日常的なポエムのようなシーンがあるもの」という認識があるので、あまりにも

「現実としてありえない」

を事細かに言い過ぎるのは、ナンセンスに見えました。


杉咲花ちゃんがイジメに対抗し、クラスで下着姿になったシーンが否定されていました。

アレは、現実としてはありえないでしょう。

しかし、母親から

「いざという時に」

と渡された下着を身につけていた、というのは、ハッキリ言葉にして抵抗出来ない彼女なりの表現と思えば、とても分かりやすかったです。


リアルを追求するなら、高校2年生でまだジュニアブラはありえない。

小学6年の修学旅行でジュニアブラを買い、中学3年の修学旅行では大人ブラを買う、というステップがあるので。

まぁイジメに遭ってるから、周囲の子の成長に合わせられていない、と解釈するならアリかなぁ。

でもあのお母さんなら、銭湯で他の子供たちの様子を見て、もっと早くに用意したはずですけどね。


アユコのおもらししたパンツをドアノブにかけたこととかも、現実としてはありえないけど、映画としてはアリ。

ママが帰ってくるのを待って、待って、迎えに来てくれた人を見て思わず漏らしてしまった、そんな彼女の痕跡だから。

ただ、テレビドラマだと無しだと思うのです。

テレビドラマは老若男女問わず、誰でも観られる番組。

映画は、お金を払って観に行くもの。

なので、求められる倫理観が違うのかなぁと私は思います。
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たった2時間で世界観を伝えきる。

その為の演出として、映画には非現実的で、ご都合主義な世界を描くことが許されていると思います。

非現実的な世界を味わえるのが、映画の醍醐味。

リアルを追求したければドキュメンタリーを観ればいい。

しかし、許容出来る非現実と、許容出来ない倫理観の境目があります。


やはり、手が震えて眩暈がする末期癌の母親が車を運転するとか、銭湯で遺体を燃やすのは無しだな、と私は思います。

それは愛情表現とマッチしていないから。

生死に関わることでファンタジーを盛り込まれると、途端に冷めてしまいます。

それ以外の部分の、映画的な非現実に関しては、辻褄が合っていれば私は気になりません。

また、娘のイジメに負けないよう叱咤激励する様子に不快感を覚えた人も多かったようですが、

「自分がいなくなった時に、この子が現実と戦えるように」

と、母親は焦っていたんだろう、と私は解釈したので、そこまで不快には思いませんでした。


現実のニュースでも創作物でも

「普通こうする」

という自分の中のルールを他者に押し付けて、怒る人、嘲笑う人を最近ネットでよく見ますが、

「現実では、『普通こうする』と想像する通りのことは起こらないことが多い」

と私は思います。そんな予定調和、つまらない。

それに、人は冷静なときとテンパってる時では、行動も思考も違うものです。


映画は、非現実を楽しむもの。

現実は時として非現実を越えるもの。

それでも、許容できる範囲と、許容できない範囲がある。

あまり重箱の隅をつつくようにして創作物を観るのは、私は勿体無いなぁと思います。

その世界観の中で筋が通っているかどうか?は気になりますが。

映画を観て、心が豊かになったり、ワクワクしたり、泣いたり、そうやってその世界観に浸れるのがいいな。

明らかに変な映画もいっぱいありますけどね。

でもこうやって色んな人の意見がネットで読めるのは面白いですね。

こういう意見を元に、常識にとらわれすぎず、より面白い映画がもっと生まれていったら良いなぁ、と改めて思いました。
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