数年前からSNSキャンペーンってよく見かけますね。

成功例をまとめたサイトや雑誌も見かけます。

が、失敗例がまとまっているモノはあまりないので、ついつい

「SNSキャンペーンをやったら新規顧客が取れるかも!」

と期待した企業が、広告代理店やコンサルティング会社に騙されて何百万円円も損をしているのが実際です。


もちろん広告代理店やコンサルティング会社を絡めずに独自でやってみて失敗しているところもあるかもしれませんが、最近特に目にするのがInstagram&Twitterを使った「SNS写真投稿キャンペーン」。

企業の狙いは、オシャレな写真をInstagramでアップしてもらうこと。

でも実際、Instagramにオシャレな投稿してる人って、まだまだ少ない!

ほんのわずかなオシャレ投稿している人が話題になっているだけだし、そもそもInstagramをインストールしていない人もまだたくさんいます。


ちなみにLOHACOが2017年2月1日~2017年3月20日迄まで

「#ロハコギフト」または「#今日もロハコ」をつけて、ロハコでご購入して贈ったギフトやもらったロハコ商品の写真、又は動画を投稿しよう!

というキャンペーンをやっていたのですが、

「#ロハコギフト」の投稿数は91件
「#今日もロハコ」の投稿数は959件ですが、キャンペーン3回分の投稿全てがカウントされています。

同一人物が複数回投稿していたりもするので、LOHACO規模でも100人〜300人くらいしか集められないんですね。


そして、今は自分の顔写真をSNSに投稿するのなんて、タレントか業界志望のタレント気取りか、情弱でしょう。

ただ商品の写真をアップするだけでも人は集まらないのに、顔出しさせるのなんて更にキツイ!

事件の加害者になっても被害者になっても、SNSが探されて拡散されてしまう

というのは、すでにあちこちで問題視されていること。

●スキーバス転落事故で被害者の個人情報流出に視聴者の怒り爆発

でも書きましたは、スキー旅行のバスが事故を起こしたときも、被害学生のSNSがニュースやネットでバンバンに使われていましたし、

新幹線で放火があったときも、被害者のFacebookが拡散されてました。

特に若い女性は下手に顔写真をSNSに投稿するなんて、ストーカーに狙われたくないから、これからどんどん顔出し投稿する人は減るでしょう。

●SNSへのプライベート投稿は、どこまでアリでどこまでがナシか?


危機管理のことを考えると、自宅や家の近所を撮影するのも注意が必要となります。

しかし数年前に成功したキャンペーンを例に出し、SNS投稿キャンペーンでオシャレな若者たちに拡散してもらおう!とする企業がまだまだあります。

ちなみに、TwitterやInstagramの反応をグラフ化して資料にまとめるためのプログラミングを組み込めるサービスを提供するしている会社が色々ありますが、

そういう会社にキャンペーン企画&ページデザイン&プログラミングの構築等全てお願いすると、数十万円~数百万円かかります。

それにプラスして、キャンペーン当選者へのプレゼント代や、イベントをするならイベント代、告知のための広告や媒体費がかかります。
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それだけのキャンペーンをやって元が取れるか?という試算がキチンと出来ていれば良いのですが、

広告代理店やコンサルティング会社は、その試算をするためのデータが欲しいから、企業にお金を出させて自分たちの手持ちのデータにしようとしています。

ということを私が書くのは、そういう現場に居合わせたことがあるからです。


某メーカーは、コンサルティング会社に乗せられて診断テスト風のFacebookページを作りました。

いくつかの質問に答えると「あなたは○○タイプ」と出て、オススメの商品が紹介されるってやつです。

参加した人は300人程度で、すでにそのメーカーの商品のファンの人たちだったため、新規顧客は得られませんでした。


他のケースでは、某大手代理店が複数人のタレントを使ったり、情報サイトとコラボしたり、大量に新商品をプレゼントするキャンペーンを提案して制作したのですが、

そもそもターゲットと企画が全く合っていず、ほとんどそのキャンペーンは話題にならないまま1ヶ月ほどで終わり、翌年その商品は市場から消えました。

その新商品キャンペーンでメーカーは億を超える広告費を使ったはずですが、その商品はコンビニでしか買えない上に、取り扱いしているコンビニはかなり少ないという状況で、

そして売れない商品はどんどんコンビニから消えていく法則のために、あっという間に消えましたね。


そのキャンペーンの企画のとき、某代理店の人たちは

「これやってみたいと思ってたんだよねー」

と、クライアントの為ではなく、自分が試してみたかったことを提案していました。

「あと、ここと付き合いがあるから、こことコラボしたいんだ」

とか、正に私利私欲しか考えずに話を進めていたのでビックリしましたね。

それに乗ったメーカーもどうかと思いますが…。


SNSも今は色々ありますが、基本的には毎日使用しているのはオタクです。

オタクが反応するキャンペーンなら拡散されやすいですが、オシャレな若者の反応を得たいのならば、それなりのやり方を考えないといけませんよね。

Twitterなんて、プレゼント応募用のアカウントを作ってる懸賞乞食がたくさんいます。

そんな人たちしか反応してくれないキャンペーンなんて、やらない方がマシなくらい。


今すぐSNS投稿キャンペーンをするならば、まずはそのキャンペーンを告知するためのバナー広告を作ったり、お店などにポスターやチラシを用意したり、自社サイトで告知をしたり、

とキャンペーンの認知度をあげることをしなければ、参加者は集まりません。

そして、当たるかも分からないキャンペーンに応募しようするのは面倒くさいもの。

なのでプレゼントが当たる以外の、参加することを楽しめる企画が必要です。

●A.B.C-Zファンの友情をTwitterで繋げました!

で書いたアトレのキャンペーンだと、参加者は好きなアイドルの認知度もアップ出来るので、率先して応募していました。


「プレゼントが当たる」だけではなく、「個人情報を晒すかもしれないけど参加したい」と思わせるメリットが無ければ、SNS投稿キャンペーンなんて参加者は集められません。

そのことをキチンと考えた上で提案してくる広告代理店やコンサルティング会社がどれだけあるでしょう?

私が例に出したキャンペーンに失敗したメーカーは、日本人なら多分誰でも知っているところです。

そんなメーカーでも騙されてるんですから、キャンペーンで成功できるところなんてほんの一握り。

ただSNSキャンペーンをやれば、どんどん拡散されて話題になるかも~なんて甘い夢を見たらダメですよー、と、失敗したキャンペーンを見るたびに残念な気持ちになります…。

よろしければこちらもどうぞ!

●やった!ORBISのSNS投稿キャンペーンサイトに写真掲載された!
●新規顧客を獲得したいヘアサロンは、Instagramをやるべき!
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