遅ればせながら、単行本化された「東京ラブストーリー~After25years~」を読みました。


東京ラブストーリーAfter25years [ 柴門 ふみ ]

1話の詳細ネタバレは
●あの「東京ラブストーリー」の25年後を描いた続編、ネタバレ!
で書いています。

ので2話以降、最終話までのネタバレ感想をここから書いていきますね。


完治は妻のさとみに、リカの息子アフリカと、自分たちの娘のひなみが結婚前提で付き合っていることを伝えました。

驚きながらも、なんだか胸にもやもやしたものを感じたさとみは、ネットの相談に

「夫の元カノと娘が結婚すると聞いて、心のざわめきを抑えられません。どうしたらいいのでしょう?」

と書き込みました。

すると、「ラブ・ストーリーは突然に」というハンドルネームの人から

「夫の元カノへの嫉妬ではないですか?」

という返信が届きました。

今更、嫉妬なんて…そう思いながらも、電話でアフリカと初めて話し、当時のことを思い出していたときに、長男の完太郎23歳が

「そろそろ家を出ようと思う。これからは夫婦二人でのんびり暮らしたら?」

と言い出しました。

夫と2人で…リカに対してモヤモヤした気持ちはあるけれど、でも25年も経ってまだ嫉妬?そんなさとみの元にまた

「ひいちゃんママさんにも結婚前に恋愛はあったでしょう?お互い様では?」

と「ラブ・ストーリーは突然に」から返信が来ました。


今は顔も思い出せない、かつての恋人、三上。

久々に彼のことを思い出した翌日、昔の同僚と久々に飲みにいくことになったさとみ。

バツイチになった元同僚は、手当たり次第に記憶にある限りの男性たちに連絡をしまくり、現在は5人の男性と付き合っていると話します。

そして、その連絡をした相手の中には、さとみのかつての恋人三上もいる、と聞き、現在の写真を見せてもらっているときに、三上が現れました。

元同僚は驚かせようと、サプライズで三上を呼んでいたのです。


相変わらず調子の良いことを言う三上。

「定期的に夢に出てくれるから久しぶりって感じはしないけど、夢で見るよりずっとキレイだ」

と微笑む三上と昔のように喧嘩腰に話しながら、

「また口説かれるんじゃないか…?」

と、さとみはドキドキしてしまいます。

けれど、三上の口からは、妻との間には死産後に不妊治療しても子供が出来なかったこと、完治と結婚してホントに良かったと思っていることなどを聞かされ、

別れ際には

「不倫なんかしないのが一番なんだ」

と言われ、なんだかガッカリしてしまいました。


「ラブ・ストーリーは突然に」に、昔の恋人と再会して心が振り回されたことを書くと、

「いいんじゃないですか?今まで二人の子育てと、お店頑張ってきたんだし…」

という返信が来て

「何故この人は私のことを知ってるの?まさか身近が人!?」

と慌ててしまいました。

娘のひなみ、アフリカ、完治、とカマをかけてみた結果、実は犯人は長男の完太郎だということが分かります。

たまたま点けっぱなしだったパソコンを見て、息子は母の相談を見てしまっていたのでした。

「私には25年かけて築き上げていったものがある」

そう気付き、さとみの胸のざわつきは収まっていきました。


ひなみとアフリカの結婚式の準備は順調に進んでいきました。

そしてアフリカから、「リカが結婚する」ということを聞き、完治とさとみは驚きます。

リカから電話で「明日婚約者に会いに来てよ」と言われた完治は、その婚約者がかつてのリカと完治の上司で、リカと不倫した挙句離婚したけれど捨てられた、アフリカの父親でもある和賀だと知りました。

和賀は末期がんで、偶然それを知ったリカは、独り身の和賀の世話をするために、表向きは婚約者として自宅に呼び寄せていたのでした。
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リカに「誰にも和賀がアフリカの父親だということは言わないで」と言われた完治。

完治が仕事で愛媛に行っているときに、さとみの店に三上が現れました。

離婚調停中の三上は、調停の面接のために妻の尚子の実家がある東京に来ていたのです。

妻の尚子は若い恋人ができ、その人と再婚をするために離婚しようとしていました。

憔悴しきった三上の顔を見て、さとみは自宅に招きます。


同じ日の夜、愛媛の完治の自宅にリカが突然やってきました。

リカは和賀の癌を直すために、最先端医療の権威である尚子の父親を紹介してもらおうと愛媛に駆けつけたのですが、三上は東京。

リカは昔と変わらない勢いで、完治を東京の三上の元まで同行させようと、東京行きの夜行バスに乗り込みました。

道中、かつて完治を好きだったのは

「顔、セッ◯ス、何があっても逃げ出さないところ」

と笑って言うリカに、あのとき別れていなければ…と思ってしまう完治。

東京に着き、まず完治の家に向かったら、そこには三上がいて、完治は怒り出します。


揉め始めた完治とさとみをリカは諌め、三上に尚子の父親を紹介してもらおうとしましたが、尚子の父親は2年前に亡くなっていることを聞かされました。

諦めきれないリカは、実家の病院で働く尚子の元に完治と向かいました。

しかし、やはりもう打つ手は無いと言われてしまいます。

尚子は三上と離婚し、実家の病院は人に譲り、自分は15歳下の同じ病院で働く彼と、NPO活動で海外で医療をしようとしていることを話しました。

完治はそれを三上に伝えます。


完治はリカのことになると、なぜそんなに親切にするんだろう…

モヤモヤした気持ちを抱えたさとみと完治は、ぎくしゃくしてしまいました。

その頃、和賀はもうかなり弱っていました。

アフリカは彼が自分の父親であることに薄々気付いていて、熱心に看病をしていました。

電話口で和賀から「奥さんを大事にしろよ」と言われた完治は、その日の夜に和賀が危篤になったことを聞かされ、さとみに電話しました。

「あなたまで病院に行くつもりなの?どうしてそんなにリカさんのために必死になるの!?」

と怒り出すさとみに、完治は和賀がアフリカの父親であり、自分の恩人だから最後に会いたいことを伝えました。

「リカには黙っていろと言われたけど、結婚したときに夫婦で隠し事は止めよう、と約束したから」

そう言う完治に、さとみは納得し、愛媛から完治が着くのに時間がかかるため、先にさとみが病院に向かいました。


最後まで諦めないリカと話し、さとみはリカの無邪気なパワーに気付きました。

そして、和賀はその夜、リカとアフリカに見守られながら旅立ちました。

半月後、花とお酒を持って帰宅した完治。

さとみは「リカさんは、アフ君のことを自分の細胞が分裂した分身と思っていて、和賀さんの最後の面倒を見たのは、ただの親切心だっただけなんじゃないかな」

と話しました。

そういう情の深さは、リカらしい、と完治も納得します。

ずっと一緒にいたような気持ちになったり、近づいたと思ったら離れたり…リカと俺は、そういう巡り合わせなんだな…


和賀が亡くなって3ヶ月後、リカは完治とさとみと三上を千葉に呼び寄せました。

和賀に生前「海に散骨して欲しい」と頼まれていたリカは、遺族から分骨された遺骨を、三上が操縦するドローンで散骨しようと考えたのです。

ドローンの操縦をしながらはしゃぐ三上と完治。

そんな2人を見て、さとみは高校時代の頃を思い出します。

今は中高年の2人だけど、見ていると心の目にはいつも輝かしい日々の彼ら映る。

それは、人生を並走してきたものだけが見ることのできる景色。

昔と変わらず、今も4人はここにいる。


海の上に、25年前の4人の姿が浮かび、物語は本当に終わりました。


えーと…これはこの25年間で、彼らのように家族を得たり、失ったり、色々あった方には響く続編だったのではないかと思います。

私は…うーん…彼らのバブル感覚がイマイチ分からないので何なのですが、でもドラマと原作ってやっぱり違ったんだなと思いました。

バブリ時代を過ごした人たちの、「何があっても未来は努力で変えられる」という前向きな価値観は、普段身近な人と話していても感じます。

これ、氷河期世代のアラフォーの私には分からない感覚なんですよね。

でもそういう前向きさは羨ましいなぁと思います。

今の若い人が読んでも、あまりピンとこない続編だったかもしれません。

てか三上が可哀想すぎるんですが…

リカのように常に前向きに自由奔放に生きることは、なかなか難しいと思うのですが、それでも、あの物語がこう続いたのか、と知ることができたのは、良かったです。
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