都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

次々おもちゃを欲しがる子供に買い与えてはダメ?

昨日は友達と娘ちゃん5歳と遊びました。

毎年お正月には会っていて、プレゼントをあげることにしています。

以前は手編みのマフラーや帽子を

●【編み物記録】リスの帽子とミトン完成!

で書いていたようにプレゼントしていたのですが、昨年からは

●ちびっ子OK、代官山のオシャレカフェ「chano-ma(チャノマ)」

で書いたように、小銭を入れたお年玉をあげています。

今年は

●6歳の女の子へのプレゼントに、ママも喜ぶディズニーの塗り絵はいかが?

で書いた塗り絵と色鉛筆と、千円のお年玉をあげました。


とっても可愛い娘ちゃんなのですが、3歳くらいまでは会ってお昼ご飯を食べて遊んだら、15時くらいにはお昼寝してくれてたんですが、

今はもうお昼寝しなくなってしまい、なかなか大人同士で話せなくなってしまいました。

無理矢理私たちが仕事の愚痴とか話していると不満そうー。


今日は初詣に行ったお寺に出店がたくさん出ていました。

お詣り前に出店でお面を見かけた娘ちゃんは

「お面が欲しい!」

と言い出しました。

「まずはお詣りしようねー」

と言ってお詣りをし、おみくじを引いたりしていたのですが、

娘ちゃんはその間も気もそぞろな様子で

「早く、早くお面買いに行こう!」

と、もうお面を買う気満々。


ママさんはお面を買ってあげる気は無さそうでしたが

「じゃあもう一度お面を見て、本当に欲しかったらお年玉で自分で買ってね」

と言いながらお面のお店に行ったら

「コレ、コレが欲しい!」

とキティーちゃんのお面を指差しました。


確かに、子供が欲しがるのは分かる。

でも、絶対にコレ、すぐに飽きるだろ…。

周囲を見ても、お面を買っている子供はいません。

ってゆーか、お面って夏祭りのモノの気がするなぁ。

「じゃあ値段がいくらか、おじさんに自分で聞いて?」

と言ったら、普段は恥ずかしがり屋の娘ちゃん、頑張って

「お値段いくらですか?」

と聞きました。

おじさんは笑顔で

「千円だよ」

と言ったことに、私とママさんは驚愕!


お面 ビッグリボン キティ ★ 1枚あたり330円(税別) 【タイガーキャットイチオシ!】

ちなみの同じお面、楽天では356円で売られていますよ?

まぁ送料が648円だから1枚しか買わないなら千円越えちゃうんですけど…


「千円は高いよ?お年玉全部無くなっちゃうよ?」

「でも欲しい…」

「じゃあ、他のものも見て、それで本当に欲しいか考えようよ」

と無理矢理歩きだしたら、娘ちゃんは俯いてしまいました。

「でもさーあのお面、いつ被るの?」

「今日」

「今日被るだけ?それで千円も払うの?」

「明日も被る」

「明日のあとは?お面は夏のお祭りのときのものだよ?」

「あとは、気が向いたら被る」


その間も私とママさんは

「千円は高いよねー」

「うん。私500円くらいかと思った。」

「まぁ食べ物とかも、私たちが子供の頃の倍になってるよね。

焼きそば300円が500円になってるし。

ソースせんべいが200円、チョコバナナが300円もしてるよ?

給料が倍になったワケじゃないのに、値段上げすぎじゃない?

でもお面に千円は無いわ」

「昔に比べたらロット数が減ってるから単価は上がってるんだろうけどねぇ」

しかし娘ちゃん、お面が欲しくてシクシクと泣き出しました。
ママさんは

「クリスマスにサンタさんにプレゼントもらったよね。

さっきも塗り絵もらったでしょ?

お面まで買うのは、贅沢し過ぎじゃない?」

と、もうお面を買い与える気は一切無し。

私としては、欲しい気持ちは分かるし、お年玉で買える額とは言え、無駄遣いはして欲しくない。


こういうとき、私は自分の子供時代の気持ちを思い出します。

小学校低学年の頃は、自由に欲しいモノが買ってもらえないのが辛くて、お金が欲しかったなぁ。

でも幼稚園児のときは、そこまでモノを欲しがって泣いた記憶は、まぁ昔過ぎてありません。

駄菓子屋で100円、お祭で500円までがお小遣いの限度ってルールでしたが、

それが倍額になったと考えても、お面で千円はなぁ。


ぐずる娘ちゃんに

「じゃあサンタさんにもらったプレゼントかお面、どっちかだけなら、どっちがいい?

両方ってのは贅沢過ぎるからダメだよ」

と言ったら、黙り込みました。

「とりあえずー他のモノを見てから考えよう」

と言って歩き、すでに私とママさんはお面は買わないという方向で葛餅などを買い、

じゃあ駅に向かおうーとしたら、駄菓子屋がありました。


「あ、駄菓子屋があるよ!何かお年玉でお菓子買おうか?」

と言って店内に入り、色々お菓子を見たのですが、イマイチ欲しいモノが無さそうな娘ちゃん。

「何もいらない?」

「…おもちゃ…」

「おもちゃなら、そこにあるよー」

とおもちゃコーナーに行ったら、昔ながらの吹いたらピロピロっと紙が伸びる笛みたいなおもちゃがありました。


「コレが欲しい」と娘ちゃんが言い出し、色違いの2本入りを指差したのでママさんが取ろうとしたら、

娘ちゃんは棚の下にあったバラ売りを見つけ

「コレにする」

と一本取りました。

「一本でいいの?こっちは赤とピンクが2本あるよ?」

「コレがいい」

「じゃあ、おばあさんにいくらか聞いて?」

お値段は87円で、こんな駄菓子屋でも消費税の端数があるのねぇ、と大人は驚きつつ

「お年玉で自分で買おうね。100円玉を出してね」

と言って自分で買わせたら、娘ちゃんはスッカリご機嫌がなおって、ずっとピューピューおもちゃを吹き続けました。


「87円で喜ぶなら、安く上がって良かったわー」

と私がしみじみしていたら、ママさんが

「ねーお面よりずっと良いよねぇ」と言ってしまい

「ちょっと!なんで思い出させるの!」と私が叱ると

「あー…私これよくやっちゃうんだよね…

何で思い出させるんだって旦那にも言われる…」

とママさん反省。でも娘ちゃんは気付かずにおもちゃで遊んでいて、ホッとしました。


結局、子供はおもちゃを際限無く欲しがるけど、どうせ買っても翌日には飽きる、とよくママさんたちは言います。

広尾あたりに住むママさんが

「毎日100円くらいのおもちゃを欲しがるから、そのくらいならって思って買ってるんだけど、家がおもちゃだらけになっちゃってー」

と話しているのを以前聞いたのですが、40歳くらいで産んだ一人っ子の子供を喜ばせたいのも、気持ちは分かります。


こういう金銭感覚の躾は、家庭の事情で全然違うし、何が正しいかは他人が決めることでは無いと思います。

私は小学校低学年の頃に自由に変えなかった反動で、結構がめついタイプに育ってしまったので、

「本当に欲しがっているものは買ってあげる」

ってしたいけど、でも毎日何かを欲しがられたら際限が無くなってしまいますよね。


働くママさんが子供たちに言っているのは

「千円を稼ぐのは大変なんだよ」

ということです。

今回のおもちゃも、お面に比べたら全然安いけど、毎日買い与えて良いとも思えません。

とりあえず、お面は忘れられる程度のモノだったし、おもちゃを2本入りじゃなく1本にしたってのは、

「無駄遣いはダメ」

と自分で考えて決めたのなら、良かったのかな?


子供のいない私が言うのも何ですが、自分の子供時代を考えると、

自分がすごく欲しくて買ったモノを

「無駄遣いした!」

と親に叱られるのが怖くて、ビクビクしていた記憶があります。

「見て見て!」って見せて怒られると、何を欲しがっていいのか分からなくなりました。


「どうして欲しいのか?どうしても欲しいのか?」

を子供に聞かずに、親の判断で押し付ける、という育て方は、自分は今振り返ると、すごく嫌でしたね。

今、楽天KOBOで買った吉野朔実さんの「ぼくだけが知っている」を再読しているのですが、

このお母さんは子供と対等にしっかり話すお母さんなので、大人が理想とする親だなぁ、と思います。


ぼくだけが知っている〔文庫〕(1)【電子書籍】[ 吉野朔実 ]

何か欲しがっても、きちんと理由を聞き出して、

「じゃあこうしたら?」

と別案を出していったら、子供も納得して

「もういい」

と言える、話し合いがきちんと出来るお母さん。

「よつばと!」の父ちゃんも理想的な親ですよねー。


毎日の育児ではなかなかこんな理想的にはいかないと思うのですが、

たまに遊ぶ大人として、私は娘ちゃんにはキチンと接したいなぁ、とずっと思っています。

甘やかして好きなだけ買い与えたりはしたくない、というか

「何でも買ってくれるから好き」って思われたく無い!

なーんて私が考えなくても、娘ちゃんはかなりしっかりしていて良い子なんですが。


ちなみに娘ちゃん、ものすごく美少女なので、多分モテモテの人生を歩むと思われます。

クラスで1番の美少女になるタイプだな。

変質者に狙われないか、今から心配…。

0歳から保育園に行ってるから、聞き分けのいい良い子に育っているけど、

でもお受験している同じ歳の子供って、もっとキチンとしてるのかなぁ。

と、友達の娘ちゃんなのに、自分の子供というか、親戚みたいな気持ちになりながら、成長を見守っています。

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