SNSで日々大絶賛のクチコミが拡まり、新宿渋谷では立ち見が出ているという映画「この世界の片隅に」を、池袋ヒューマックスで観てきました。


この世界の片隅に(上) [ こうの史代 ]

能年玲奈改め、のんが主人公の声優を務めていることでも話題になっていましたね。

原作は広島出身で、以前も原爆症で苦しむ女性を描いた「夕凪の街 桜の国」が映画化された漫画家、こうの史代さんの同名漫画です。


私はほとんど前情報を調べず、友達に誘われるがまま行ってきました。

いや、facebookやTwitterで感想は流れてきていました。

結構50~60代の著名な方も拡散していました。

でもイマイチ把握しないまま出掛けたため、最初にこうの史代の絵と分かった時点で

「第二次大戦の話かな?」

と思いました。


ストーリーは、1人のボーッとした呑気な性格で、絵を描くのが大好きな女性・浦野すずの幼少期から結婚、戦後までを描いたものになります。

子供の頃、お使いで街に行って迷子になったすずは化け物に攫われ、一緒に攫われた少年と一緒に逃げ出したことがありました。

それが夢だったのか?現実だったのか?

それは本人にもよく分からなくなっていました。


すずが19歳、数えで18歳のときに、「嫁にもらいたい」と、見知らぬ男性とその父親がやってきました。

すずの名前と、顎のホクロを頼りに探し出してきたのは、あの日の少年だった人でした。

すずは縁談を受け入れ、広島市江波から呉にお嫁入りすることになりました。


夫の北條周作も、その両親も優しく、すずはボーッとしながらも精一杯家事をこなし、楽しく暮らしていました。

周作と義父は海軍の元で働いていました。

義姉の徑子はハッキリした物言いをするキツイ人で、早くに恋愛結婚した夫を亡くしていました。

途中から徑子は折り合いの悪い婚家に息子を残したまま、娘の晴美を連れて出戻ってきましたが、

すずは晴美と仲良くなり、徑子の嫌味もボーッと天然で受け流しながら平和に暮らしているうちに、徐々に空襲が呉にも度々起こるようになってきました。


配給が減っても、すずは持ち前の明るさと工夫で雑草や知恵を使いながら食事を作りました。

畑に水をやり、海に浮かぶ海軍の船を眺め、時々その様子をスケッチしたり。

どんなときでも、家族は仲良く、笑い声が絶えない暮らし。


ある日、うっかり砂糖を水桶に沈めてしまったすずは、闇市に砂糖を買いに行った帰りに迷子になり、遊女のリンと出会いました。

すずの描いた西瓜やキャラメルの絵を喜んでくれたリンは、幼い頃に祖母の家で出会った少女が成長した子でした。

お互いそうとは気付かないながらも、すずはリンとの出会いがずっと心に残りました。


すずには海軍に入った幼馴染の水原哲という青年がいました。

哲がすずの家にお風呂を借りにきたとき、

夫はすずと哲を敢えて2人きりにし、哲はすずに関係を迫りました。

そのときすずは

「ずっとこうなりたいって思ってたことに気付いた。

でも、今は夫のことが好きだ」

と気付き、哲とは膝枕をしながら話すだけに留め、もう生きては会えないかもしれない哲を見送りました。


ある日、以前街に出掛けたことを喜んでいたすずのために、周作はすずにお使いを頼んで時間を作り、仲良く街を歩きながら、2人が初めて出会った橋に着きました。

「この世界の片隅にいる私を見つけてくれて、ありがとう」

すずと夫は、お互いに愛し合っていることを確認しあいました。
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その後義父の消息が分からなくなったり、夫が仕事で3ヶ月家を離れることになったり、女だけの家では不安になる日もありました。

義父は戦火に遭い長らく意識不明な状態だったことが分かり、徑子と晴美とすずはお見舞いにいくことになりました。

お見舞い帰りに徑子と晴美は婚家に行く予定にしていたため、徑子が切符を買う間にすずと晴美が2人で歩いていたとき、空襲が始まりました。

なんとか防空壕で難を逃れて歩き出したとき、路上に落ちた時限爆弾が爆発し、晴美は命を落とし、すずは右手の肘から下を失いました。


すずは気力を無くし、それでもなんとか、と暮らしていたときに、周作が帰ってきました。

堰を切ったように

「もう広島に帰りたい」

とすずは周作に泣いて訴え、すずは病院の後に広島に向かう予定になっていたのですが、

支度をするすずを手伝う徑子と話す内に、やはりこの家にいよう、とすずが決めたそのとき、空が光りました。

広島に原爆が落ちたのです。


戦争が終わったとき、すずは、

「今まで何のために耐えてきたんだろう?」

と虚しい気持ちに襲われました。

徑子も、亡くした晴美を思って泣いていました。

そして、寝込んでいる妹のお見舞いに行ったすずは、両親が亡くなり、妹は原爆症に侵されていることを知りました。


周作と呉に帰ろうとする道すがら、母親を原爆で亡くした孤児の少女と出会い、2人はその子を連れて帰ることにしました。

エンディングロールの中で、シラミだらけのその少女が明るい笑顔を取り戻し、徑子とすずとお揃いの服を着て笑う様子や、

リンとすずが出会った日の経緯が描かれました。

最後にハッキリしたメッセージのような言葉はありませんでした。

ただ、すずがこれからも笑顔で暮らす姿を連想させる終わり方でした。


この物語は、戦争の悲惨さに焦点をあてたモノではなく、その戦争の最中にも、普通に暮らしていた女性を、ユーモアを交えて描いた優しいお話でした。

途中何度か館内では笑い声が起こりました。

のんの、能天気な明るいのんびりした声は、とても主人公の性格に合っていました。

夫の周作もとても優しくて素敵でした。


好きな人に会いたい、と見終わったあと思える映画だと思います。

私はとにかく、好きな人と笑って過ごしたいと強く思いました。

上映している映画館は少ないのですが、まだ観ていない方は、是非足を運んでみてください!

●劇場情報

私は、これから原作も読んでみようと思います。
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