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社交辞令と冗談と嘘と本音の境目はどこ?

社交辞令や冗談が通じない人の文句を、よくネットで見かけます。

もしくは、社交辞令や冗談を真に受けてしまって、真実を知ってショックを受ける人もいますね。

アスペルガーの人は、社交辞令や冗談を真に受けてしまうと言いますが、だからって

冗談が通じない=アスペルガー
って判断するのも思考が偏っていると思います。

ちなみにアスペルガー診断に関してはこちらをどうぞ。

●アスペルガー診断チェックをオススメする理由


例えば、相手を傷付けるような

「アンタってホント馬鹿だよね~」

というような暴言を吐いておいて

「冗談だったのに~」

なんて言うのは、品が無い。

自分に気があると分かっている相手に

「今度飲みに行こうよ!」

と言っておいて、相手が真に受けたら

「社交辞令だったのに~」

と言うのも、意地が悪い。

基本的に、人は好意を抱いている相手から前向きな話をされたら、信じたいモノです。

京都の「どうぞ上がってぶぶ漬けを食べて行って下さい」みたいに、

「帰れという意味」

と常識とされている言葉を使っていたとしても、相手がその京都ルールを知らなければ、嫌味と通じなくても当然。

発言した京都人を良い人だと思っていたら、ホントにぶぶ漬け=お茶漬けが食べられると思う人もいるでしょう。


私もまぁ、時と場合によって、社交辞令も冗談も言います。

でも心にも無いことは言わないようにしています。

社交辞令や冗談ばかり言っていると、他人から信用されなくなりますからね。

「この人が言ってるのは、本音かな?社交辞令かな?」

と疑い続けるのは、面倒臭い。

ま、相手は仲良くなる気が無いから、社交辞令をヘラヘラしながら言って、遠ざけようとしてるってこともありますが。


そう言えば以前同窓会があったときに、私の親友Aと、親しくない子Bと一緒に話す場がありました。

Bは関西出身者で、私のことをあからさまに嫌っていましたが、Aとは仲良しでした。

私はBに嫌われているのは知っていましたが、だからって席を立つのもなぁ、とその場にいました。

数年振りの再会だったし、確実に嫌われる諍いがあった相手ではなかったので、もう大人だし気にしなくていいかな~くらいに思ってました。

で、AとBが温泉の話をしていて

「行きたいね~」と言っていたので、

「みんなで行けたらいいねー!」とノリで言ったら、

Bがあからさまに嫌な顔をして、そのままAと話し続けました…。

いや、私、別に本気でアンタと温泉行きたいわけじゃないけど、親友もいる場だからコミュニケーションとして言ったんだけど?

別に実現してもしなくても、どっちでも良い。

会話に参加するつもりでの発言でそんな態度を取られて、

「この人変わって無いな~」

とビックリしました。


どうも私が出会う関西出身者には、こういう悪意とか攻撃的な態度をあからさまに出す人が多くて、嫌われて関係断絶になります。

「嫌いな人には斬り捨てて良し」という価値観が、関西の人には多いらしいですね。

関東の人はやんわ~り遠ざけようとするけど、バシッと攻撃しようとする人が関西出身者には多いイメージがあります。

この場合は、

Bは社交辞令が通じない

と思う人もいれば

私が空気を読めていない

と思う人もいると思います。

まぁ無難だったのは、

「温泉いいよね~Bが今までに行って良かったオススメはどこ?」

とか聞いて、答えたなら

「A今度一緒に行こうよ~」

とAに話しかけて、Bがどう出るか見るって感じだったのかな?
他の例では、このブログでも時々登場するイケメン君が、息を吐くように社交辞令を言う人です。

そこまでスラスラとよく言葉が出てくるな~と感心します。

ま、目上の人からは

「ホント、心がこもってないよね~」

と言われてますが、そこは顔と物腰でカバー。

私も彼と向き合おうとしていたときは、繰り広げられる社交辞令に段々虚しくなってきて、悲しかったです。

何が本音で、何が社交辞令か境目を見ようとして、アレコレ話しかけて確認して…

結局、本気なら行動を起こす人みたいだから、行動しない時は社交辞令、

と思って、相手の誠意に期待せず、軽く関わるようにしました。

表面的に話す分には、楽しい優しい良い人です。


そんな彼が以前後輩に

「今度飲みに行こう!」

と言っていたそうです。

その後後輩は

「飲みに誘って下さいよ~」

と話しかけていたけど、まだ実現しない、と言っていたので

「あの人は自分からは絶対に動かないよ」

と教えたら、後輩は目を丸くしていました。

その場にいた先輩も

「うん。それは心がこもってない発言なだけだよ」

と頷いてました。

イケメン君本人にその話をしたところ

「確かに冗談で言った気がしますけどね~」

と言っていて、ちょっとゾッとしました。

後輩を飲みに連れて行くくらい、最初は冗談のつもりで言ってたとしても、向こうからまた話題を出されたなら、実現すればいいのに…

自分だって上司や先輩から飲みに誘われて参加してるんだから、後輩にもやってあげようって思えないのかなぁ。


実際、私もまた今度イケメン君と複数人で飲みに行きますが、

そりゃもうシッカリとこちらが計画を立てて、おもてなし気分でお誘いをかけてます。

本気で手順を踏んで誘えば、ノリ良く来る人なんで。

嫌いな人からの誘いなら、シレッと社交辞令で断るのも分かってます。

でも自分から後輩と飲むための算段はしないだろうな~。

可愛い女の子相手なら、自分から率先して動く人ですけどね。

「会話の7~10割は社交辞令だよね~」

と言ったら

「さすがにそこまでじゃないですよー」

とは言うけど、その後また社交辞令を言ったので

「ホラ、それだよ!」

と言ったら

「いやいや、冗談ですよ~」

と返してくるから、ホントにゾッとしてきました…


まぁ私の元彼もこういうタイプで、もっとよく喋るし人だったので、付き合う前はチャラい発言に一喜一憂して大変でした。

リップサービスを兼ねて言ってる部分もあるので、なかなかこのタイプは真実が見えにくいんですよね。

ちゃんと付き合ってる相手には社交辞令は言わないし、嘘をついたら声色が変わるのですぐ分かるんですけど、こちらも好きなときは、何でも良い方に信じたいですからね。


相手の言葉が社交辞令か冗談か嘘か真実か分からないときは、

相手の目を見て、話し方を観察して、

それでも分からなければ、

「ホント?」

と軽く聞いてみるしかないと思います。


真剣に「それ本当ですか?」と聞いてしまうと、相手に怖がられる可能性もあります。

よほど性格の悪い人でなければ、

「ホント?」

と聞いたときに、最初は社交辞令のつもりだったとしても

「ホント、ホント」

と笑って返すとか

「じゃあ、いつ行く?」

とか、前向きな発言をするでしょう。

相手が嫌な人だった場合は、

「ホントだよ~。じゃあ今度また連絡取ろう~」

と、会話をそこで終わらせようとするか、

「いつ行く?」

とか言っておいて、その後話をはぐらかしたり、返事がなかったりするでしょう…。

まぁそういう人とは、もうお互い関わり合わないのが楽。

向こうは関わり合いたく無いんだし、そんな人にすり寄っても意味ないし。


私は、社交辞令か冗談か嘘か真実か知りたいなら、以前

●片思い相手からの「今度飲みに行こう」が脈アリか社交辞令か確認する方法は、コレしかない!

でも書きましたが、自分から動くのが良いと思ってます。

そこまで積極的にする程じゃ無い相手なら、相手の出方を待つかなぁ。


私が親しくなる人は、お互い社交辞令風なお誘いを掛け合ったときに、すぐに片方が食いついて計画を立てられます。

私はそこで嘘や社交辞令は言わないので、人として信用してもらえます。

でも相手が社交辞令や嘘の塊みたいな人だった場合は、ずーっと私の発言を疑ってかかられるし、私も相手を信用出来ません。


人を疑う人は、自分が疑われるようなことをしている人。

騙された過去があるって人もいるかもしれませんが、人を疑う目をしてる人なんて、余程好意がなきゃ接したくありません。

可愛い野良猫ならともかく、いてもいなくても良い相手から疑われたら、社交辞令言って関わるの止めちゃうな~。


社交辞令はコミュニケーションの潤滑油ではありますが、冗談や嘘とは別物です。

冗談は面白いもの。

嘘は相手を騙すもの。

社交辞令は、相手と気分良く話すためのモノではありますが、全く思ってもいない嘘をつくのとは違う。

おべっかとか、ヨイショみたいな、相手を褒めたり、親しみをアピールするために言うモノ。

そのせいで誰かを不安や不快にさせ合いたくは無いなぁ、と思います。

「悪意があるか?無いか?」

が判断基準、なのかなぁ。

変な社交辞令は言わないように、社交辞令を真に受けて恥をかかないように、なんて、人間は面倒くさいですね…。
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