あじゃじゃしたーでスレがまとめられているのを見て知ったマンガ「深夜のダメ恋図鑑」。


深夜のダメ恋図鑑【電子書籍】[ 尾崎衣良 ]

いわゆるだめんずだけじゃなく、無自覚に男尊女卑をする男に、女が冷静につっこむ、という話に、

「分かる~こういう男、いる!」

って思う女性もいれば

「張り合って言い返す女は見苦しい」

と思う男性もいる、というのが、まとめサイトのコメント欄でよく分かりました。


楽天Kobo電子書籍ストアでも上位ランキングに入っていたので、私もとりあえず1巻を買って読んでみました。

構成は、3人の25歳くらいの女友達(同じビルの別の職場で働いてる)が、自分の彼氏や出会った男たちの話をする、というもの。

1話は数ページでそれぞれにタイトルがあり、オムニバス形式となっています。

3人の女性のプロフィールは

福間千代(25)
少女漫画好きで、男には王子様のようでいていたいと思っている夢見がちなタイプ。

古賀円(24)
受付嬢。一見清純派の美人お嬢さんタイプ。高校時代は遊んでいたけど、いまだに処女。キレると元ヤン時代の性格や口調が出る。

千鳥佐和子(25)
あまり感情を表に出さず、笑顔で相手に合わせるタイプ。男性に尽くしながら、不満が限界まで溜まると冷静につっこんでキレる。


以下ネタバレ含む感想です。ページ順ではなく3人それぞれに分けました。


福間千代

「可哀想な男」

行きつけのバーで出会った同じ年の男。

何度か飲んで感じ良かったので、そのまま彼の家に行ったけど、シャワーを浴びて出たら彼が布団を敷いて、座って靴下を脱いでいるところを見て幻滅してしまい、帰宅してしまった。

〈感想〉
恋愛マニュアル的にはダメな、飲んで終電間際にキスされて、そのままお持ち帰りされた流れですね。

シャワー浴びながら「えーこのまま、彼としちゃうのかな?少女漫画みたいな展開!」とドキドキしちゃう、という。

少女マンガ好き故に、付き合う前でもホイホイ相手についていってしまう、というのはあるなー。

でも、所帯染みた行動に幻滅するって…


「ヤレナイ男」

「可哀想な男」の続き。今度は一緒にお風呂に入ろうとしたときに、湯船に浮いている毛とかゴミに幻滅。

〈感想〉
確かに男性のすね毛が浮いてるのは目立つよね…


「番外編」

「ヤレナイ男」の後日談。逃げたことを問いつめられたけど、話の最中に彼の鼻毛を見つけてまた逃げ帰る。
〈感想〉
特に無し。


「番外編」

「毛」の後日談。いつのまにか相手が彼氏ってことになってます。これまでのことを問いつめられて

「好きな人には王子様みたいでいて欲しいの!」と本音を告げ、彼が

「王子ってどうすればいいんだ…馬に乗って登場すればいいのか…?」と悩む話。

〈感想〉
特に無しってか、王子=馬って発想がもうちょっと古すぎて…


「王子を目指す男」

「俺がイギリス王室に入るにはどうしたらいいんだろうな…」
と友人に真顔で相談する彼氏。
〈感想〉
ただのギャグページ。


「番外編」
王子様を目指すべく乗馬を始めた彼氏。でも「暴れん坊将軍みたい!」と言われて落ち込む。
〈感想〉
ただのギャグページ。


「絶妙にダサイ男」

初めての休日デート。彼がTシャツをインしているのに軽く引いたけど、でもまぁいいか…今夜こそ…

と思ったけど、彼のTシャツに描かれた「CHANPION」って文字が気になり、またエッチ出来なかった。
〈感想〉
ただのギャグって言うか、めんどくさいなぁ、この女。


「番外編」

頑張って優しい王子様のように振る舞ってくれる彼氏に、今夜こそいいかな…と思っていたけど、別れ際におでこにキスをされて

「大の大人がデコにキス?」とドン引きする。
〈感想〉
ホントめんどくさい、この女。


「残念な男」

千代が高校時代に付き合った1歳上の先輩。イケメンで大好きだったけど、付き合って半年後のデートでカレーうどんを食べながら汁を飛ばす先輩に幻滅して別れを告げた思い出話。
〈感想〉
顔に汁が飛んでも気付かない男なんていないだろ…


古賀円

「不倫する男」

仕事で出会った取引先の男性から連絡先を渡され、その後積極的に誘われてデートをしている内に好きになって告白。彼も好きだと言ってくれたので

「実は男性と付き合うのは初めてで」と話すと

「話してくれてありがとう。俺もじゃあ一つ秘密を話すと、結婚してるんだ。でも君のことも大事にするよ」と言われて、元ヤン時代の血が騒いで怒り爆発。

〈感想〉
チャラ男ですね。


「勘違いな男」

高校時代に告白して振られた男・田中と英会話教室で再会。当時円は遊んでいたため、頭の良い田中から馬鹿にされていた。

一緒にお茶をしているときに上から目線でアプローチされるも、実は円の方が英語のレベルが高く、面と向かって「あの英語レベルでK大卒とか言えるって超スゴイよね~」と馬鹿にして帰る。

〈感想〉
うーん、円が見返して勉強して英語が得意になったのは良いことですね。でもこんな面と向かって馬鹿にする必要あるかな?高校時代のことなんだし…


「タイトル無し」
友人カップルに紹介された大人しそうなメガネ男子。円が男と付き合ったことが無いと知ると、上から目線でロックオンされ、笑顔でお断り。

〈感想〉
男と付き合ったことが無い女=下に見て良いって発想がよく分かりませんが、見た目は普通だけどキモオタ設定の男性ですね。こんな無愛想な男を、彼女の友達に紹介しようって思う友達の彼氏もどうなの?


「妄想する男」

タイトル無しだった前話の続き。メガネ男子が、円と付き合っているとか、エッチのとき痛くて泣いてしまったという妄想を周囲に話していることが分かり、腹に据えかねて相手の職場の近くまでいき、周囲に同僚がいる前で

「あまりに下手すぎてビックリして泣いたんだ~別れてください」

と、嘘には嘘を重ねて拒絶した、という話。

〈感想〉
なんかメガネ君が典型的なストーカーキモオタ設定の男になってますが、ほんとにこんな男いるのかな?

ストーカータイプにこんな恨みを買うことを言うのもヤバイ気がしますけどね。


「KYな男」

同級生だった男友達と後輩女性の結婚式に出席した円。ずっと自分をライバル視してきた嫁は、ブーケトスのときに誰も拾わず床に落ちがブーケを気を利かせて拾ったところ

「やだぁっ彼氏いないからって必死すぎ。二次会で浅ましい真似しないでくださいねっ」

と嫁に言われ、それに男友達が

「そんなことするわけないだろ!こいつは処女なんだから!」

と全員の前で言われ、どちらとも今後の付き合いは遠慮させてもらうわーと友達に愚痴る。
〈感想〉
結婚式の場で、こんな馬鹿な嫌味を言う女と結婚できる男の気持ちが分かりません。とにかくこの嫁が不快。


「後日談」
結婚式後に疎遠にしていた男友達が、円のところにブサイクの45歳独身キモオタ上司を紹介しようと連れてきたため、路地裏でボコボコにした。ちなみに男友達は以前から円と飲んだあとに風俗に行っていたらしく、それが嫁にバレて現在離婚の危機だとか。
〈感想〉
なんでこんな男と友達だったのかが分かりません。アポ無しで上司を勝手に連れてくるなんてことあるかな?上司にも失礼でしょ?


「上から目線の男」

円が法事で会った従兄の40歳独身男性。

「やっぱり女は若いほうが素直でいいわ。俺はババアのATMになるのなんかゴメンだわ」と暴言を吐く従兄。

「そうですね、相手するなら若い子のほうが絶対いいですよね。だって、そのほうが馬鹿がバレなくて済みますもんね」

と笑顔でみんなの前で言い放ってやった、というお話。
〈感想〉
この馬鹿従兄みたいな発言はネットでよく見かけますね。実際に面と向かって言うような男が親族にいたら恥ずかしい…

まぁ、キモいオッサンが女は若くなきゃ〜って言うのは見苦しいってのは常識なので、こうやってわざわざ話にされても、読んでて気分悪いかな。


「オタクな男」

電車オタクな男と知り合った円。最初は感じのいい人だし、いいかな…と思ったけれど、なんでもかんでも話を電車に繋げるのが面倒くさくなり、友人から

「そんなんじゃエッチのときに『キミの中にかけこみ乗車だ!発射オーライ』とか言いそうじゃない?」と言われ、やっぱり無理!と思ってしまう。
〈感想〉
これ電車オタクじゃなくて、ただの馬鹿でしょ…会話成立してないし…


「デブ」

合コンで女性陣に「牛丼好きなの?モテないよ〜。炭水化物食べるの?太っちゃうよ〜。俺ぽっちゃりじゃなくてスレンダー美人が一番なんですけどー」

と失礼なことを言い放ち続ける太った男に

「じゃああんなた何のためにそんなに脂肪蓄えてんの?まじで疑問。つーかオマエと一緒にパスタも牛丼も食うことねーから安心しろよ」

とバッサリ言う円が、その後その場にいた他の全員から拍手されたという話。

〈感想〉
こんな失礼な男を飲み会に連れてくる男たちの気持ちが分かりませんし、男同士でなんで止めないの?誰もこの男の発言をフォローすることもなく好き勝手言わせ続けて、最後に円がキレるって流れが納得いかないってか、まぁこのデブが不愉快ですよね。


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千鳥佐和子

「イベント重視する男」

クリスマス前に彼女から振られた男から、「とりあえず二ヶ月だけでいいから付き合ってくれ」と言われて付き合い出したため、友人たちから

「それってクリスマス、正月、バレンタインだけ付き合って、ホワイトデー前に別れようとしてるんじゃないの?」とつっこまれる。

しかも2月20日は彼の誕生日で、プレゼント催促メールが届き、イベント狙いに友人たちはドン引き。

〈感想〉
まーイベント狙いでもお互い様だし、良いんじゃない?


「浮気する男」

社会人一年目のときに付き合い始めた売れないバンドマン。付き合って3日で同棲して尽くしていたけど、浮気三昧。

「浮気なんて男の本能みたいなもんなんだよ!」と言われたため、

その後彼の前で寝落ちしたり、勝手に食事を食べつくしたりしながら「睡眠って人間の本能だから~」「食欲って人間の本能だから~」と笑顔で言い続け、最後に彼のブツを「粗◯ン」と笑い飛ばして別れた。

〈感想〉
陰湿だなぁ…ちゃんと話し合うこともなく精神的に追い詰めようとするやり口が怖い。


「ユーモラスな男」

大学時代に付き合った1歳上の先輩。サプライズが大好きな彼で大好きだったけど、突然別れ話をされ、「別れたくないならこの靴を舐めろ」と言われて泣きながら別れを受け入れたら、

「エイプリルフール!」

と笑顔で言われ、「つーかさーあそこで靴舐めろよ~」と言われて

「ユーモアと悪趣味の違いもわかんないの?」とブチ切れて、情熱が一気に冷めたという思い出話。

〈感想〉
なんか関西人にいそうなタイプの男だなー。しかし「靴を舐めろ」って発想が古いな!


「ワガママな男」

付き合って3ヶ月の彼氏と温泉に行った佐和子。道中の運転をし、彼が車に忘れた荷物を取りに行き、売店で自分の歯ブラシを買ってきたら「俺の分買ってきてないの?気が利かないな」と言われた上に

「お茶淹れてくんない?」

と上から目線で言われ、

「好きな人のためなら何でもしてあげたいよねー。でもあなたは私のためにお茶を淹れようとは思わないんだね。怒ってないよ?ポットのボタンを押すだけのことが出来ないなんて、コイツ無能なのかしらって思ってるだけー」

と笑顔で言ったけど、そこで素直に「…ご、ごめんね?」とビビったり、お茶に「ありがとー!」と言う彼は素直で可愛い男の子♡


〈感想〉
これがあじゃじゃしたーで話題になっていた話です。うーん…まぁこういう笑顔で嫌味を言いながらも尽くす女って、本命になれるタイプなんだよなぁ、ってくらいしか言いようがない…


「ワガママな男2」

温泉に行った彼氏と続いている佐和子。仕事に疲れて文句ばかり言う彼氏に尽くしながらも、自分も仕事に彼氏の世話に疲れてきたので、

「結婚して専業になるのはどうかな?」

と彼に言ってみたところ

「はぁ?主婦になりたいってこと!?女はいいよな、逃げ道があって!俺は専業主婦なんて認めないからな!」

と怒り狂う彼氏に

「いや…あなたが専業主夫になったらって思ったんだけど。私はあなた一人くらい養えるし。

でも専業シュフは認めないんだよね?じゃあ頑張って働こっか!」と笑顔で言い放つ。

でも彼氏とはその後もラブラブ。「彼は根は正直でイイ奴なのよ。馬鹿な子ほど可愛い」と友達に報告し、軽く引かれる。
〈感想〉
「女はいいよな、逃げ道があって!」っていまだに言う人いますね。そんなこと怒鳴り口調で言う男でも、可愛いと思えるのはすごいですねーって言うか読んでて気分悪い。


「復縁を迫る男」

「浮気する男」の彼から復縁メールが届き、あまりにも上から目線なのにうんざりし「彼氏がいる」「同棲いている」と返信したら

「ゆるい女だな!」と逆ギレされたため、

「オマエのが小さいだけだろ。しめじしめじしめじしめじしめじしめじしめじしめじしめじしめじしめじしめじ…」

と「しめじ」を連打して送信。
〈感想〉
下ネタだからってのではなく、発想に品がない。


「亭主関白な男」

「ワガママな男」の続き。佐和子の家の方が会社に近いからと同棲しだした彼氏。料理の味に文句をつけ、食材の買い出しに行ってもお会計のときには姿を消す彼。

ある日「彼女の料理がマズイから判定してくれ」と勝手に友達2人を家に呼んできたけど、実は彼の母親は顆粒だしを使っていて、丁寧に素材から出汁をとっていた佐和子の味噌汁には出汁が入っていないと思い込んでいただけだった、と判明。

逆ギレして
「出て行けよ!」と怒鳴る彼氏に
「オマエが出て行け!ここは私の家なんだよ!」と怒鳴って叩き出した。

後日友達と一緒に彼氏が謝罪に来て土下座をし
「彼女さん、コイツもここまでやって頭を下げてるんで、許してやってくれませんか?」
「男がここまでするって相当ですよ」
と言う友達たちのフォローに

「ソイツの土下座にどれほどの価値が…?」

と笑顔で言ったら、彼は泣いて帰った。
〈感想〉
いや、なんかもう、ホント不愉快。実家暮らしの男性で、ママのように彼女に面倒見てもらいたいって男性はナチュラルにいますが、ギリギリまで我慢してからキレるくらいなら、なんとなく不満を話す前フリくらいしてもいいと思う。


「自己中な男」

ラーメン屋に彼氏と行ったら、佐和子の残したスープを全部飲んだ彼氏。

後日またラーメンを食べに行ったら、彼氏と同じ味のものを頼んだこと、残さなかったことに彼氏が怒り、浅ましい女のように暴言を吐かれたので

「奢りならともかく、キッチリ割り勘なのにいちゃもんをつけるなんて、どっちが浅ましいかわからないの?」
と笑顔で言い放つ。
〈感想〉
こんな馬鹿な男を選ぶ理由がわからない、としか言いようがありません。


全体的に、そりゃ共感できる話も少しあったけど、不快な気持ちになった話が多かったです。

暴言を吐く男を見るのも気分悪いし、笑顔で男性の能力を否定するのスッキリしない。

女として、じゃなく、人として品が無いなーと思いました。

そんな男を選んだ自分に後悔する部分も無いし。

合コンとかで知り合った程度の男の悪口を言うのは分かるけど、好きだった男のことをこんなに全力否定する気持ちは分かりませんね。

2巻も出てますが、私はもう読まなくていいかなー。


深夜のダメ恋図鑑(2)【電子書籍】[ 尾崎衣良 ]

スカッとジャパンとかいう番組もだけど、やり返してスッキリした系の話って、そもそもの問題となっている話が不愉快過ぎて、なんかあんまり私はスッキリしませんね。

似た感じのやり返す系でも、クロエの流儀は性差別の話じゃないから面白かったけどなぁ。

よろしければこちらもどうぞ!

●ネット民が大批判しているマンガ「クロエの流儀」、面白い!
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