以前書いた

●女性漫画家は結婚・出産してはいけない!のか?

という記事に時々アクセスがあるのですが(主に「萩尾望都 独身」とか「羽海野チカ 結婚」「よしながふみ 結婚」ってキーワード検索が多いです)、今日頂いたコメントに、ビックリというか、ガッカリしました…

この記事は、

「子供を産んだ女性漫画家は、話がつまらなくなることが多いけど、頑張ってる女性漫画家さんもいるし、子持ち主婦だからこその漫画を描く良い漫画家さんがもっと増えて欲しい」

という内容でした。

東村アキコさんやおかざき真里さんみたいに、面白いままの漫画家さんもいますけど、絵や話がダメになる方もチラホラいるし、漫画家自体辞めてしまう方は多いですから…。

この記事に頂いたコメントは


普通人生経験が増えたら視野は広まるものだと思います。少なくともあなたよりはずっと広いと思います!

子供を持ちながら連載する辛さはあなたにはわからないでしょうね。

という私は子持ちのアシスタント22歳です。

一度出産されてみては?

家事も育児も漫画家も、死ぬ物狂いでやる仕事のようなもの。それを掛け持ちしているんです。



こちらに対する私の返信は


お忙しい中コメントありがとうございます。

読者には、描き手のプライベートは関係無いんじゃないでしょうか?

私が子供を産んだら、
「子持ち主婦漫画家は大変だから、話がつまらなくても仕方ない」
って思うというお考えなら、クリエイティブな仕事を馬鹿にしていると思いますよ。



この返信、書いてから

あーまだ若い人相手なのに、大人気なかったかなぁと思うんですが、

働く子持ち主婦が言ってはいけない、というか、

漫画家アシスタントなのに、こんな陳腐な使い古された言葉を言ったらダメだよ!

と思って書いてしまいました。

みずみずしい若さが一切感じられない、何十年前の主婦?って感じの言葉選びにビックリですよ、もう…

ホントに22歳?50代くらいなんじゃないの?


まず、「普通~したら~する」という考えは、ダメです。

色んな価値観、色んな人がいますから。

そして「あなたには分からない」「子供を産んでみれば」という陳腐な言葉…

そういう上から目線で言い訳をする働くママって、世間で馬鹿にされてるって分かってない?

一生懸命働いてる他のママさんの足を引っ張ってますよ?

「あーこれだから子持ち主婦は視野が狭くてダメだ」って思われちゃいますよ?

実際は子持ち主婦全員がダメなわけじゃなく、こんな風な陳腐なことを言っちゃう一部の人がダメって思われてるだけなんですけどね。


働くママが大変なことは分かっています。

私はデザイナー職なので、働くママデザイナーの友人もいます。

弱音を吐かない、子供を言い訳にしない人もいれば、

ヘラヘラ笑いながら子供を言い訳にする人、未婚を馬鹿にする人も見てきました。

クリエイティブだけじゃなく、どんな仕事でも

「子供がいない人には分からない」

という言葉を、クオリティが低い言い訳にしたらダメです。

仕事には子供の有無も、男女も、違いは無いんですから。

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そして、マンガが面白いかつまらないかは、私の主観だけでなく、数字に表れるものです。

売上が落ちたら切られる世界ですよね。

マンガは漫画家だけでなく、出版社や読者や印刷会社や運送会社、更にアニメーターや映画監督や役者たちにも影響を与える仕事。

その作者が

「育児しながら連載するのは大変だから、手を抜いていい!」

って、無しでしょ?


もし私がこのコメントを書いた方の雇い主漫画家なら

「この人はプロにはなれないかもな」

と思うでしょう。

発想や言葉選びの視野が狭過ぎます。

だいたい私、子持ちの女性漫画家は全員ダメだ、なんて記事書いてませんからね。

読解力がある人だとも思えない。

22歳でコレじゃ、この先たくさんのマンガを読んで、たくさんの人に出会っていかないといけない。

子育てしながらじゃ、無理かもな~と思うかなぁ。


なんか、働くママは弱者だから守られるべきって価値観を、クリエイティブ職の言い訳にしてしまうことに、ホントにガッカリしました。

大変なことに同情するのと、感性は別物だから。

映画「東京タワー」で、おかんのお通夜の最中に、編集者から何度も締切催促の電話がきて、キレるシーンがありました。

同情はするけど、でも、そういう仕事を自分で選んだんだから。

同情で読者はついていかないし、それが分かってるから、働く子持ち主婦は頑張ってるんだと思います。

そして、その漫画家のプライベートとマンガの評価は別物です。


実際問題、子育てしながら面白いマンガを描くって、大変だと思います。

妄想力が無くなるというか、現実を見なきゃいけない時間が多過ぎて、色んなモノを吸収する時間が圧倒的に減るし、色んな方向性から物事を考える時間がなかなか作れないと思います。

東村アキコみたいに早く描けるとか、おかざき真里みたいに出産前から広告代理店と漫画家を両立してきたような集中力と体力が無いと、早々出来ないことでしょう。

それをやりのけている人は賞賛されるし、売上もあがるし、人々に笑いや感動を与えられる。


コメントをくれた方がプロを目指している方か分かりませんが、

先日「シン・ゴジラ」を「つまらない」と言って炎上した主婦漫画家さんみたいに、感性がクリエイティブ慣れした人とズレてる漫画家にはならないで欲しいです。

同じ女性として、マンガ好きとして、一読者の価値観を分かってもらいたくて書きました。

決してコメントをくれた方を馬鹿にする気持ちではありません。

ただ、ガッカリしました。

是非コメントをくれた方には、こちらの私の友人の働くママさんの話を読んでいただきたいと思います。

●仕事と家庭に追い詰められた働くママさん、どうしたらいいの?

アラフォーの働くママさんは、これだけ必死に、言い訳せずに働いているということを知っていただきたいです。
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