あなたのことはそれほど【2016.7月号】ネタバレ感想

2019年04月18日

2016年06月07日

このブログのこと

※5巻は2017年4月25日発売予定です！

あなたのことはそれほど（5）【電子書籍】[ いくえみ綾 ]

やっと、やっと、「あなたのことはそれほど」の最新話が発売！

FEEL　YOUNG　2016年7月号【期間限定】【電子書籍】[ フィール・ヤング編集部 ]

このブログに最新話をチェックしに来る方、とても多いです！

ちなみに、私はフィールヤングを楽天Koboで買ってます。

発売日の0時過ぎからダウンロード出来るので、コンビニに買いに行くよりラクチン！

今回は200円引きクーポンが使えたので更にお得に買えました！

さて、前回美都が妊娠したかも？というところで終わっていましたね。

前回ネタバレ感想はこちら
↓
●「あなたのことはそれほど」ネタバレ【フィールヤング2016.2月号】予想通りの展開

今回のお話は、涼ちゃんの子供時代です。

「僕の母はなんにもできない人だった。

いや　ひつつだけとび抜けてできることがあった。」

そのエピローグで描かれている涼ちゃんの母親は、美都に似ています。

涼ちゃんの家族は、母の実家の庭に建てた家に住んでいました。

母方の祖母は35歳で病死。祖父が一人で古い家に住み続けていて、ある日自宅で祖父が亡くなっているのを発見したのは、10歳の涼ちゃんでした。

お母さんの名前は姿子（しなこ）。ファザコンで実の父のことをとても頼りにしている人でした。

そして、天然系の可愛らしい女性。

両親は名前で呼び合う仲の良さで、家事が出来ない母をいつも優しくお父さんは見守っていて、料理下手な母に変わりにお父さんがご飯を作ったりしてくれていました。

そのため涼ちゃんも料理が上手になったようです。

ある日、涼ちゃんがキャンプに行っている間に、頑張って掃除（モノを一箇所にまとめるだけ）をした母は、涼ちゃんが可愛がっていたピヨ吉（インコ）を掃除中に物置に入れ、そのまま忘れて死なせてしまいました。

それでもお父さんは
「お母さんを責めるな。悲しいのはみんな一緒だ」
と優しく母を守っていました。

そして涼ちゃんが中学生になったとき、お母さんの様子がおかしくなり、塞ぎこむようになったと思ったら、もう病気は手遅れになっていて亡くなってしまいます。

母が亡くなり、洗礼を受けて今まで以上に穏やかになった父を見て、涼ちゃんは祖父に似ていることに気が付きます。

祖父もいつも穏やかで、そして早くに亡くした妻を深く深く愛していた。

父も、母を深く深く愛していた。

なにもできない母の唯一とび抜けてできたことは、「愛されたこと」。

だから、僕はきっと君を

ここで今回はおしまいです。

ということで、美都の妊娠や有島夫婦のことなどの進展はありませんでした。

ただ、涼ちゃんが何故あそこまで美都を大事にしようと、愛そうとするのかが少し分かりました。

父や祖父のように、穏やかに１人の女性をずっと愛する男に、涼ちゃんはなりたいんですね。

そして、自分勝手な美都のことも、なにもできない母を許す父を見て育った涼ちゃんは、許そうと思っているんですね。

ちょっと涼ちゃんの愛は、気持ち悪くて怖いかも…と思っていたのが申し訳なくなってしまいました。

今号まで2回続けて「あなたのことはそれほど」は休載されていましたが、次号は巻頭カラーです！

そして、美都に別れを告げてから家で居場所がなくなった有島、離婚直前に妊娠疑惑が浮上した美都と涼太夫妻のその後が描かれます！

う～！はやく来月号が読みたい！