昨日「花井沢町公民館便り」2巻を買って読みました。
ヤマシタトモコさんのマンガは全部ではないですが、ほとんど読んでいます。


花井沢町公民館便り(2) (アフタヌーンKC)

このマンガはこれまでのヤマシタトモコさんっぽさもありながら、青年誌らしい流れが良いですね。

未読の方のためにあらすじを書くと、

ある日シェルター技術の開発事故に巻き込まれ「花井沢町」周辺に見えない壁が出来てしまいます。

透明なのに、花井沢の外の人は中に入れず、中の人は外に出られない。
但し、心臓が無いモノ、無機物ならば通過可能。

その花井沢町の中の人たちの生活をオムニバス形式で書いていくお話です。

時系列も飛び飛びで、壁が出来てすぐのときの話もあれば、住人が最後の2人までになってしまったお話もあります。

1〜2巻通して出てくるのは、おばあちゃんと2人暮らし、壁の外の男の子と恋をしている女の子です。

住人がまだ多いうちは、娯楽もありみんなそれぞれ小さな楽しみを見つけて暮らしていたりもして、のどかなお話もあります。

住人には配給制度があり、外の人たちから最低限の必要なものはもらえますが、ネットで稼いでる人もいます。

閉じ込められた生活の中でも、自由に暮らす人。
閉じ込められた生活に嫌気がさして鬱々とする人。

そういう人たちがたくさん、このストーリーの中には出てきます。

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2巻ではレズビアンの女の子2人の話もありました。
ネタバレになってしまいますが、仲良く2人で暮らしていたけれど、徐々に1人の態度がそっけなくなっていきます。

理由を問いただすと
「お母さんになりたい…生き甲斐が欲しい!」と泣きながら言う彼女。

この、閉じ込められた世界の中で子供を産み育てるか、諦めるか、が何度かキーポイントとして出てきます。

実際には最後の女の子はもうお祖母さんしかいないので、その子でこの世界は終わるのでしょう。

人口が残り少なくなってしまったときに、大嫌いな同世代の男の子から乱暴をされて娘を産み落とし、自ら命をたつ女の子の話も出てきました。

ヤマシタトモコさん自身がアラフォー独身ということもあり、彼女のお話の中にはこういう

「なんのために人は結婚して子供を生むんだろう?」

という議題が取り上げられていて、そこが同じアラフォー女性の私には突き刺さります。

恋愛は楽しい。それが身近にあるならば。
でも恋愛もせず、独身で子供がいない女は、生きている価値がないのかな?
小さな生き甲斐を大事にしながら生きていくのはいけないことなのかな?

そういうポイントがチラホラと出てくることと、
この実験のために世界と隔絶されたという、原発事故も思わせる悲劇的な設定が、すごく良いマンガだと思います。

粗筋を語っても、読んでみないと雰囲気はわからないと思うのですが、これは傑作だと思いますので、是非未読の方は無料立ち読みからでもチェックしてみてくださいませ!

1巻と2巻の立ち読みはこちら


花井沢町公民館便り Renta立ち読み

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