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岩館真理子「アマリリス」ネタバレ感想〜ほのぼの爆笑おしゃれマンガ

何度引っ越しても手元に残している珠玉のマンガをご紹介します。

岩館真理子「アマリリス」


アマリリス 1【電子書籍】[ 岩館真理子 ]











ヤングユーで1999年~2005年まで連載されていたマンガです。


主人公は、元編集ライターで、今は実家が開いたお花屋さんで店長をしている20代後半の桃田さん。

桃田さんは一見清楚なお嬢さんで、元同僚の赤井さんと徐々に相思相愛になっていきます。

と書くと恋愛モノみたいですが、ものすごくドタバタしたギャグマンガ。

桃田さんの趣味はホラー、ゾンビが大好きなオタク。

赤井さんへの気持ちも、奥ゆかしそうに見えて図々しかったり、嫉妬に狂ったり、意地悪だったり。

一見爽やかな赤井さんも、恋愛経験が豊富すぎる割にマイペース。

花粉症でボーッとしすぎて彼女の誕生日を忘れて振られたり。


二人の距離は縮まったり、離れたり

の間に、元会社の上司たちや、赤井さんの元カノや、それぞれの家族など、個性的な面々が登場して面白い会話を繰り広げます!

岩館真理子さんは最近全然お見かけしませんが、ふわふわヒラヒラちょっと残酷なポエムのようなマンガから、マイペースな人たちのドタバタしたギャグマンガまで、幅広く描いていて大好きです!

一時期絶版となっていた漫画も、最近は電子書籍化されたので助かってます!

最近は「アリスにお願い」や「キララのキ」も買いました。

どの作品も面白いし好きですが、私は特にこの「アマリリス」のギャグとロマンチックさと人間模様のユーモアさが大好きで、疲れているときに読むとホッとして、何度も大笑いしました。

だって主人公が好きなイケメンの赤井さん、冒頭では花粉症で鼻水垂れ流しまくってるんですもの!
「アマリリス」は20年前のマンガですが、でももうこのくらいの頃のマンガって今読んでも古臭くないし、絵もキレイだし、全然時代を感じさせませんね。

私が好きなシーンは、

ホワイトボードに仕事中なのに、人物相関図を書きながら悶々とする桃田さんに、弟のつよしが面白がって隣に

「フタマタ」

とツッコミを書くのですが、それを見て

「つよし、二股くらい漢字で書けないの?」

と百田さんが漢字を書き出します。

「姉ちゃん 連絡先ボードをこういうことに使わないでくれよ」

と言いながら

メイワク」と書く弟に

迷惑」と書くと

ユウウツ」と返され、

「憂」のあとに悶々とする桃田さん。


そこに電話がかかってきて、通話中の弟は姉を食い止めるために

「こんな感じじゃない?ねぇ?」

と鬱を見せる姉に

チミモウリョウ」と書く。

でも、ゾンビやホラー好きな桃田さんは得意満面に

「魑魅魍魎も髑髏だって書けちゃうんだから」

とドヤ顔ではしゃぐのですが、その横で

「店長、ボード使いたいんですけど…」

と可愛いバイトさんが、魑魅魍魎や髑髏が書かれたボードに困惑するという、たった数ページのネタです。

こういう小ネタがいっぱいある!

これはドラマにしても良さそうなのになー。

心の声が面白いからドラマ向きじゃないかな?

このマンガ、友達に貸すとすごく評判良いです!

ので、マンガ好きとお友達になったらまずこれを貸したりしています。

是非機会があったら読んでみてくださいませ!
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