昨日買った雁須磨子さんの新刊


名前をつけて保存しますか? (KCデラックス BE LOVE)

良かった!

帯には
「“家族”をこじらせたひとたちへ」
と書かれていますが、
母娘のお話が多い短編集です。

5話それぞれの感想を書きます。


「名前をつけて保存しますか?」

真面目過ぎる姉のお話。

彼と結婚して、それから?どうなる?

両親の熟年離婚、妹の不倫。

家族というものに色々悩み、結婚に踏み切れない主人公。

「お姉ちゃんがどんなに頑張ったって、一人でこの家をしあわせにすることはできないんだよ」

「しあわせになってよ」

と泣きながら妹に言われるシーンはすごく良かった。

姉妹で洋服の色を取り合うというお話はよく見ますが、妹の泣きそうな顔を見て譲るお姉ちゃんってシーンが、主人公の性格をよく現していてうまいな~と思いました。


「それから誰も」

突然娘が引きこもりになったお母さんのお話。

自分の娘だけど、帰宅したら鏡が破られてたり、暗闇にジッと立つ姿にゾッとするお母さん。

それでも日々パートに出かけ、一見普通に過ごしていて。

少しずつ前に進む母娘の姿を重苦しくなく描いていますが、

こういう一見普通そうな人が悩みを抱えるお話を描くの、雁さんはホントうまいなー。


「手の鳴るほうへ」

母からの重たい愛情に悩む娘、散々傷付けてくる母から逃げ出す娘のお話。

うちの母もちょっとおかしいから、感情移入がすごく出来ました。

子供を支配しようとする母親って、本人は全然悪気が無いから怖い。

娘も重く受け止めちゃうし。

私はもう母に何でも話すのは止めました。

弱味を見せたら、後日それを攻撃のネタにされたので。

親には常に味方でいてもらいたいのに、難しいですね…
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「おみくじせんべい」

祖母を早くに亡くしているので、おばあちゃんに甘える、というのにすごく憧れがあります。

ど田舎の老人の会話、猪が民家の軒先の吊るされてるのにビックリするところ、ご本人の実話が入っているのがおもしろかったー。

主人公がLINEのグループで既読スルーをすることを友達に責められて、めんどくさーとなる感情、分かるようで分からない…

常にスルーは感じ悪いよ…


「春先に降って湧く」

身寄りの無い遠い親戚からの遺産をきっかけに、両親のいない彼女との関係を見つめる青年のお話。

家族や親戚との関係って家庭によって全然ちがうから面白いですねー。

雁さんは普通にありそうな些細なことをピリッと切り取るのがうまい!

キャラクターが基本的には一見ドライで悩みのない普通の人っぽいのがまた良いなぁと思います。

雁須磨子さんについては以前

●マツコデラックスが売れる前のインタビュー発見!
●買ったばかりの雁須磨子さんの新刊
「感覚・ソーダファウンテン」がKindleで無料になってる…!

●本日のみ!雁須磨子「幾百星霜」1巻が99円!

に書いてますので、未読の方がいたら読んでみて下さいませ。

雁さんのお友達の菅野彰もオススメです!

●【爆笑】エッセイ~菅野彰さん~
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